これは昨日の109番艇ミスリルとほぼ同時期、1980年製(ハル番不詳)フリッカ、ペリカンのインテリア。シーリング(天井)は自動車のようなファクトリー製の内張り。
ミスリルと同じくヘッド(トイレ)がVバースにあるオープン・レイアウト型。
やはり初期型なのでコンプレッション・ポストもない。一等後ろの大きいポート(窓)は両舷ともブロンズ製開閉式。
それにしても個室ヘッドのないオープン・レイアウト型のインテリアは一層広く見える。
大人4-5人でもゆったり談笑できそうだ。
安全性よりキャビンへの出入りを重視した1983年以前のフリッカはブリッジデッキがなく、コンパニオンウェイ入り口の切り込みが深い。それもキャビンが広く明るく見える理由のひとつだろう。
ギャリー外側(サイドデッキ下)のスペースはカボードではなく棚が付いているだけの簡素なもの。
この当時のフリッカは細かいところは新艇注文時オプションでオーナーの意向で付けたり付けなかったりしたものが多い。
シンク左側のカバー(まな板)を取ると非圧式2口アルコール・コンロがある。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製 Pelican です。尚、この Pelican は同名の [PSC#269] とは別艇。)
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