2010年にリストアされ東京に係留されているトトロ。このフル・ボート・カバーはオーナーM氏が自分で型紙を取って作られたそうだ。これ程完璧にカバーされていればデッキ木部などの傷みは殆ど無いだろう。
気になるのが室内の通気通風。もしかしたらこの様なフル・カバーを掛けていれば寒い時期に雨が降っても室内の結露は出ないのかも知れない。興味のあるところだ。
尚、メインスルのカバーはブームを覆わず基本的に上に乗っているレイジー・ジャック付きのメインスルのみをカバーしている。これは当艇のメインスルがルース・フットだからだ。ルース・フットではタックとクルーが留めて在るのみ。アウトホルの引きを緩めたり強めたりしてセイルのトリミング(テューニング)をする場合抵抗が少ないのでやりやすい。
(写真はPSC製434艇中360番目 Totoro です。)
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