しかし長いブームがトランサムよりも後方に突き出ているので、マルコーニ・リグに見られる [固定式のバックステイ] はいずれも使えない。

(アメリカではアメフト流に洒落てラニング・バックと呼ぶセイラーも多い。)

下部はラインで、メイン・シートのセットアップ同様、フィドル・ブロック2個(1個はキャム付き)で締め込みを調整できるようになっているのが普通(⇒ [図解例] )。
この艇 『ベン・メイン・ジュニア』 ではワイヤー・ステイのアイに短いペンダントを付けてバンジー・コードを装着し、フォアへ引っ張っている。

ギャーフ・リグ・フリッカではラニング・ステイ下端を何処にでもセットしやすいように、キャップ・レイルはティークではなく定間隔に孔の開いたアルミ製を装着しているようだ。



[このページ1枚目の写真] で下りのリー・サイドの緩め具合が分かる。真下りの場合はギャーフとブームの付いたメインがフリーに動けるようにバックステイを存分にレイジーにする必要がある。ラインをレッ・ゴー(解放)しても前方のバンジー・コードのおかげで上部のワイヤー・ステイが暴れることはない。
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[こちら] は別のギャーフ・リグ・フリッカ。 ビーム・リーチでリー・サイドのステイも締め込んだまま。カター・リグだが、イナー・ジブ(ステイスル)用のラニング・バックステイは装着していないようだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中315番目 Ben Main, Jr. です。)
⇒ フリッカのリグ