バウスプリットを二度と換装しなくて良いように、アルミニューム製にしたフリッカはこれが初めてではない。フリッカ・フレンズ2006年秋号 [4~7ページ] にも紹介されている。
しかし、この艇はバウスプリットだけでなく、プラットフォームまでアルミ製。
フロリダの業者にカスタム・オーダーした品が完成、試着したところ。
この艇はトウ・レイルもアルミ、アンカー・ロードが出入りするハウザー・パイプやその蓋もアルミのようなので、見た目にも統一感があってバランスが取れているような気もする。
アルミはペイントしなくても腐らないので、バウスプリットはこのままにしておくのかも知れない。
プラットフォームの上だけはティークでカバーする予定だそうだ。両舷のアンカー用バウローラーはティークの上張りが終わってから装着するのだろう。ティークは見かけの良さだけでなく、滑り難い、熱くならないという実用性がある。
それにしてもラグーンらしきこの係留地、水深が浅い。喫水1mもないフル・キールのフリッカならこういう所にも留められる。
バウスプリット本体は肉厚アルミの角チューブ( [例] )、クランズ・アイアンの嵌る円柱形の先端部はソリッド( [例] )。デッキにボルトで装着するための3個の縦孔にはパイプ( [例] )を溶接してあるそうだ。
プラットフォームもそれを支えるニー(knees)も肉厚。これなら安心だろう。
費用はUS$300~400程らしい。一考の価値有り。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、PSC作成初代モールドによる初期のフリッカです。)
⇒ このバウスプリットの紹介ページ