2011年4月25日月曜日

マリーン・ヘッド

セレニティーは1984年製。マリーン・ヘッド(トイレ)はファクトリー装着のWilcox-Crittenden(ウィルコックス・クリッテンデン)製Head Mate(ヘッド・メイト)モデル。

これはその説明書。

ネットでPDF判(4ページ)が見つかった。各ページをオンラインでJPGに転換したので、写真としては余白が多くバランスが悪いが、トリムして保存し直すと画質が落ちて詳細が分かり難くなる場合もあろうかと、そのままにしておいた。

クリックして拡大され度。(写真だけが表示されたら、さらにその写真をクリックして拡大。)


説明書を探した理由は、セレニティーのヘッドの手動ポンプから水が漏れ出したからだ。















長い間使用していなかったので、久しぶりに動かしてみようとポンプを上下させたら実に軽く上下する。清水をトイレに入れてポンプしてみても同じく軽い。しかしポンプが上下する度水が漏れ出す。

この25番(ピストン・ロッド・パッキング・ナット)と27番(ピストン・ロッド)の間から溢れるように漏れて来る。25番は取り敢えず指で廻そうとしてみたが回らないほど固い。26番のシール交換が必要か。


26番は修理キットに含まれて売られているようでキットは検索して調べると約75ドル。ポンプ全体をそっくり交換しようか(約150ドル)、いっそのことヘッド全体を交換しようか(Jabsco製等約150ドル~)とも考えた。










しかし、1週間後艇に行った時、スタッフィング・ボックス(パッキング・グランド)のパッキング・ナットのように調整できないものかと、25番をレンチで廻して緩め一度完全にフリーにした後、再度レンチで固く締めてみたところ、ポンプを上下できないくらい固く締まった。







その上でナットを少しづつ緩め、ポンプを上下できるくらいのところにセットしてテストしてみると、漏れは無い。プロペラ・シャフトのパッキング・グランドのようにシールが若干磨耗したので、ナットを締め直す必要があったということだろう。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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