昨日見たマリーナ・デル・レイのノウマッドは、アンカー・ロード(チェイン + ライン)をデッキ下のチェイン・ロッカーにしまうための開口部、ハウザー・パイプが旧式の小さな円形。
そのためか、シャックルで繋いだチェインとラインの接合部がパイプに引っ掛かかり、スムーズに出し入れできない。
ラインを引き出して接合部を観察。ライン(ロープ)には金属のシンブルを入れて輪をつくり、シャックル2つでチェインをラインに繋いである。
シャックルを外し、ラインの先端部(シンブルの入った輪 + スプライスした部分)を切り取った上で、チェインとラインを直接スプライスして繋げばアンカー・ロードの出し入れが楽になりそうだ。
ラインを通常のスプライス同様に準備。
スプライス自体も通常のラインだけのスプライス同様、三つ編みの要領でチェインに通し締め込んで行く。
最後は先端を細紐で固縛。
これでチェインとラインの繋ぎ部分がハウザー・パイプに引っ掛かることもなくスムーズに出し入れできるようになったそうだ。
尚、PSC製フリッカでは極く初期の艇を除き、ハウザー・パイプは下の写真のように楕円形を使っている。
シャックルとシンブルで繋いであっても特に不都合はない。
↑ この手動のウィンドラスを搭載したフリッカは先日見た [ニーナ] 。
(写真上5枚がPSC製434艇中054番 Nomad、下1枚は424番 Nina です。)
⇒ フリッカ・ホームページにあるノウマッドのブログ