南アフリカではフリッカのハルを造っている男がそれを販売したりして、自作のフリッカもいくつか造られていることは今まで何回か取り上げたが、これは同じ南アフリカ、ケイプ・タウンの [ハウト・ベイ] で帆走中のアリグラ。
既述のようにアリグラはデッキ長20フィートのフリッカのデザインを24フィートに引き伸ばしたもの。
ギャーフ・リグはマストが低く、セイル面積はマルコーニより大きく、そのCE(センター・オブ・エフォート)が低くなる。
写真ではメインをリーフしてあるのでCEが余計に低く見える。
ハーバー内に帰って来たところ。
補機は使っていないようだ。イナー・ジブ(ステイスル)とメインだけでの帆走。
メインとジブを反対舷に出したウィング・アンド・ウィングでの真下り。
バランスの取れた良い艇に見える。
(写真はいずれもフリッカの兄弟艇 Allegra 中、南アフリカ在の1艇、艇名不詳です。)
⇒ フリッカの歴史