2011年7月5日火曜日

チェイン・ストッパー装着 中間報告

7月2日土曜日、[チェイン・ストッパー] のプラットフォームへの装着作業を始めた。

装着場所は他にはない。チェイン・ストッパーの機能性とプラットフォームの形状からして、ここだけが装着可能な場所。



幸いチェイン・ストッパーのサイズはここへの装着に大き過ぎず、小さ過ぎず、示し合わせたようにピッタリ。孔の位置をマークしてドリルで孔を開けようとした。

ところが孔を貫通できたのはこの画面右上(アフトのアウトボード側)の孔一つのみ。






画面右下の穴の下は右端の組み板を左側(水平の線が見える)の組板に取り付けるためのボルトもしくは木ネジが通っているため、途中までの穴となった。深さ13~14mm。これはプラットフォームの側壁に木の化粧ブラグが見えたので予想済み。

問題はフォアの2個の穴(画面左側の2個)。この穴二つのアフト側、すぐ近くにはプラットフォームをバウスプリットに装着するためプラットフォームの横(画面上)から差し込まれ、ポート側のプラットフォームの横(画面外の下になる)まで抜けているロッド(金属棒)が通っている。これはドリルを始める前に孔を掘る位置の真下ではないことを確認済み。

ところが深さ8mm程まで掘ったところでドリルが先に進まない。

いずれの穴もこのように確認してみると中に金属が見える。








これはいったい何物か。25年前にこれを作ったものにしか分からない。真ん中の写真の左下に見えるのがこの穴。もしかしたら上記の組み板同士を留め合せるための化粧プラグで隠された木ネジの先端部かも知れない。

もう1個のアウトボード側の穴の障害物はとんと検討がつかない。しかしそこにも何がしかの形で組み板同士を結託させるファスナーがあるのだろう。このプラットフォームの造作は都市道路並みに複雑だ。

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結局、貫通した孔は予定通り長さ2.5インチのボルト(マシン・スクリュー)、パッキン、ナットで留め、深さ14mmの穴には長さ1インチのボルトを差込み3M5200で固定、フォアの二つの穴には固い木でプラグを作って差込んで3M5200で固定、という方法でチェイン・ストッパーを装着することにした。

チェイン・ストッパーの負荷は水平方向にかかるのでおそらくこの固定法で大丈夫と思う。もしそれで駄目なら真ん中の写真左下の穴を金属切りのドリルで無理やり切って孔にしてスルー・ボルト式で留めてみようと思う。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック