マイラはパシフィック・ノースウエストのフリッカ。場所柄年中湿気が多いのでバウスプリットも腐りやすい。
イエロー・シーダーを使って自作した新しいバウスプリット。
ファクトリー・オリジナルと比べると、長さと幅は同じだが、高さがちがう。上部が少し(約15mm?)高くなっているのが分かるだろうか。
高くしたのは、プラットフォームを取り付けるスルー・ボルトを通す孔3個の位置をファクトリー・オリジナルより木の中心部に来るようにしたかったためという。
下の白いペイントを塗布したものがファクトリー・オリジナル。素材はダグラス・ファー(オレゴン・パイン)。
ダグラス・ファーの方が堅いが、イエロー・パインにしたのは、イエロー・パインがティークと同じくらい腐り難いのが理由という。仕上げは透明の方が腐食を目視しやすいのでニスを塗布した。
横から見たところ。高くした分、強度も増したことだろう。
尚、セレニティーのバウスプリットは今年の夏で満26年になるが、白いペイントを塗ったファクトリー・オリジナルのままだ。ハンク式ジブなので毎週プラットフォームの上、またはバウスプリット上に直に全体重を掛けて作業しているが、びくともしない。(特にジブを畳んでセイル・カバーを被せる時はプルピットの一番前方に乗る。)
ただ、CQRアンカーが20年以上プラットフォーム右舷側に載ったままだったので、右側のプラットフォームが2~3度右に傾いていた。2~3年前に取り外してから水平に戻った。昨日のTotoro のようにブルワークスの上、プラットフォームとの間にライザーを入れ、下からサポートしてやるとアンカー重量によるたわみもないかも知れない。
(セレ二ティーでは今プライマリー・アンカーに [バブル・アンカー] を使用している。)
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数未確認 Mira です。)
⇒フリッカ・ホームページのデータベースにある同艇の紹介