午後4時くらいになって半島の山々を霧が越えてきた。しかし、サウス・ベイが霧で覆われることはまずない。(今週のビデオはすべてサンフランシスコ湾のサウス・ベイ。)
SF市街前のセントラル・ベイはちがう。太平洋から西南の風に運ばれゴールデンゲイトから入ってくる霧が、風下のバークレー方向にまっすぐ流れる。土地のセイラーたちはその幅1マイルほどの帯状の海域を 『スロット』 と呼ぶ。スロットは太平洋に霧が出ると瞬く間に20ノット以上の風に乗った厚い霧の急流に覆われる。1メートル先すら見えなくなることがある。ところがこの帯の外は陽が射している、といった具合で大変対照的。
サウスベイは半島の山々に遮られ、霧が海面まで降りて来る場所は限られている。小生のマリーナとSF空港の間に、ちょうど山が低くなったところがあり、そこだけが濃霧に覆われて暗くなるだけ。
昨日書いたように、ジブのラフ下部のコントロール・ラインの引き込みが充分ではないが、楽しいセイリングだった。明日はどうだろう。9月中旬だからそろそろシーズン終わりの兆候が見えてくるかも知れない。
(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
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