平たく巻いたコイル(フレミッシ・コイル)は湿気、埃、紫外線を余計に吸い、ラインには過酷と言われる。
だが、大抵のヨット乗りはクリートしたドック・ライン(もやい)の余分を平たくコイルする理由を知っているだろう。
と言ってもこの頃は知らない御仁が増えた。いや、これはアメリカの話だ。日本ではこの心得は守られているだろうか。
アメリカのマリーナではこういう光景がごく普通になってしまった。手前はちゃんとフレミッシ・コイルだが、奥はフレイクの山。
山の御仁のシーマンシップは推して知るべし。
中にはこのようにクリート係留のやり方すら怪しい者もいる。
(写真上はPSC製434艇中295番目 Serenity、中と下はサンフランシスコ湾の某マリーナにて。)
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