ブーム・マイクロフォンは聞いた人も多いだろう。映画やテレビの撮影で、ブーム(棒)の先につけたマイクを画面に入らないよう役者に近づけて役者の声を拾う。
PSCフリッカ295番 『セレニティ』 ではそのアイデアをもらってブーム(実はボート・フック)の先にキャメラをつけて海上の目線でセレニティを撮影してきた。しかし、6フィートのボート・フックでは艇全体が画面に入らない。
来年はもっと遠いところから撮影してみようと、安価な20フィートの釣竿(フィッシング・ロッド)を買い、先端の細すぎる3フィート分ははずして17フィートの竿にし、ブーム・キャムならぬロッド・キャムを試してみた。
撮影日(11月2日)は風波ともに弱く、テストには絶好の日和。しかし、釣竿は少しの波でも先端のキャメラ部分がバウンスして具合が悪く、尺が長すぎてデッキ上での取り回しも難しすぎることが分かったので、このアイデアは没にした。
知らない人にはシングルハンドで釣りをしているとしか見えないだろう。
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次は長さ8フィートのアルミ管を買ってきたのでそれを試した。長さはウィスカー・ポール並みだが断然軽く取り回しが楽。(テストのビデオは後日。)
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尚、世の中には凧(カイト)にキャメラを載せたカイト・キャムで自艇の帆走の様子を撮っている人がいる。なかなか見ものだ。しかし、残念ながらカイト・キャムではどうしても俯瞰になり、海上の目線では撮れない。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ Flicka20_Japan