2008年12月1日月曜日

1981年製 - そのインテリア

この艇のキャビン内部は未だに建造中、または改装中で、未完成だが、自作艇やキット・ボートの場合、インテリアのレイアウトや造作にオーナーの個性が出る。

コンパニオンウェイから前方を望む。まだカバーを張っていないので右上のキャビントップ、マストを支える分厚いアーチが剥き出しで良く見える。その下には両舷ともにバルクヘッドが設えてある。バルクヘッドと前方のチェインロッカーとの間にはニー(knee)も見える。内部に関する限り、木造船の造りだ。

Vバース左舷の板張り内装の様子。ファイバーグラスのハル内側に木のフレームを組んでストリップ(板)を張り込んでいくのでこの写真だけ見たら、木造船と見間違うかも知れない。



同じく左舷のギャリー。シンクの隣にレンジ用スペースが見える。その奥は単なる収納か。そうするとアイスボックスがない。レンジ用スペースの下に何か造作があるが、そこがアイスボックスか。はたまた単なる引き出しか。いずれにしてもレンジを通常のアイスボックスのスペースに持ってきたので、フリッカのスタンダード・スペックに比べて、ギャリーがその分前後に短い。右舷のセッティーと向かい合って座れる左舷セッティー用スペースが欲しかったのだろう。ヘッドはいずれかのセッティーの下に隠されているようだ。

コックピット・シート下は両舷とも短いもぐりこみ式のクォーターバース、または収納スペースになっているようだ。船外機仕様だったら真ん中のコックピット・ソールの下もセイル・ロッカーのような収納だろう。



(写真はいずれもPSC製434艇中、番数艇名未確認1981年製フリッカです。)
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