コンパニオンウェイの梯子を外すと見える白い大きなパネル。このパネルの向こう側がエンジン・ルーム。
エンジン・ルームを仕切るだけなら立派過ぎるパネル。大型テーブルとして長いセッティー前にセットできるのかも知れない。
セッティー側バルクヘッドは足先を突っ込んで長身の者でもバースとして使えるように切り込みが入れてある。
エンジンはクボタ・ベースのベータ・マリーン (Beta Marine) 2気筒10馬力。清水による冷却方式(清水は熱交換器を使って海水で冷やす)。
稼動(駆動)積算時間は100時間というからまだ新品だ。
1500 RPMで艇速は5ノット出るという。
ちなみにこの艇はキール(竜骨部)を組み終わってハルを作り始めたのが1990年、進水は2000年末。
燃料タンクはアルミ製の18ガロン。ついでながら飲用の清水タンクは木(+エポキシ)製で55ガロン。ヘッドのホールディング・タンクはプラスチック製12ガロン。
スペック:
LOA(全艇長) 27フィート
LOD(デッキ長=バウスプリットと外付けラダーを除いた長さ) 24フィート
LWL(喫水長) 21フィート2インチ
ビーム(艇幅) 8フィート
ドラフト(喫水から船底の一等深い部分までの深さ) 3フィート9インチ
バラスト 2400ポンド
排水量 6500ポンド
ハル積層の厚さ 5/8インチ
尚、スパーズ(マスト+ブーム)はスプルース材の木製だそうだ。
(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
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