ドジャーは名前のとおり航行中スプレイ、スプラッシを避けるのに役立つが、係留中は雨天時を除き一般に無用の長物。逆にビマイニ(既に何度か書いたがビミニではない)は帆走中は邪魔ものだが、係留中は直射日光を避けるため有用。
ドジャー本来の効果を期待するならこのようにコーミング前方をカバーし、ブルワークスまで伸びたものが良い。
ドジャー・トップには両舷のグラブ・レイル(手摺り)を利用してソーラー・パネルが仕込んである。
そのアバフト(アフト側)にブームを利用してビマイニがセットされている。
スターン・プルピット・レイル装着の両舷の脚の詳細が今一つはっきりしないのが残念。どうも支脚というよりはビマイニのエンドをレイルに引っ張っているベルトに見える。さらに両舷ともベルト根元のエンド部を各バックステイにシャックルで引っ掛けてあるようだ。
フォア部分はドジャーのアフト部分にホック式ボタンで装着。コーナーはグラブ・レイルに紐で結んである様子。
セレニティーではドジャーを付ける予定は無いが、ビマイニは欲しい。これも一つの参考にして色々考えてみたい。
ドジャーのグラブ・レイルを掴めばコーミング前方部分を跨いでサイドデッキに出られる。
尚、この艇にメイン・ハッチを格納するシーフッドは付いていない。係留のマリーナはスペリオル湖。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1985年製の Tiffany Ann です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)