去る5月に売りに出た [キャスリーン] は1~2週間で新オーナーの手に渡った。今何処にいるのか分からないが、今年の夏も新しい海で大いに帆走を楽しんだことだろう。
今日はキャビン内を覗いてみよう。
ヘッド(トイレ)がVバースにあるオープン・レイアウト型なので室内が余計に広く感じられる。
個室ヘッド型ではちょうど奥のクッション一つ分が仕切られている。
もしかしたらクッション・カバーは新オーナーが既に取り替えてしまったかも知れない。
各舷3個づつのブロンズ製オープニング・ポート(窓)で室内は明るく換気も簡単。
ギャリーのシンク下とコンロ下のスペースに観音開きのドアが付いているのが珍しい。通常左側のドア部分は引き出しと引き出しに見せたドアのついた収納スペースの2段重ねになっている。
フット・ポンプがついているのでタンクからの水を汲み上げるのも楽だろう。
蛇口は二つある。
清水用と海水用か。その場合、海水は下洗いに使うが、両方とも清水で、ひとつは艇の清水タンクからの洗浄用、片方はシンク+コンロ下に付けた小さなタンクからの料理用・飲用かも知れない。
シンク+コンロ下のドアが観音開きなので、飲料水タンクが設置されていることは充分考えられる。
ポートに特製カバーを付けたところ。直射日光や人の目を遮るのに有効。
コンロの上に置いたまな板の手前、クォーター・バース入り口部分にハンドメイドのフォールディング・テーブルが見える。
フォールディング・テーブルを格納したところ。
綺麗にメンテの行き届いた艇は気持ちが良い。30年後も綺麗でいるだろうか。そうあって欲しい。
(写真はPSC製434艇中番数未確認、1980年製 Kathleen or Cathleen です。)
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