2010年9月20日月曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 9

夏休みを北欧旅行とその写真の整理、SF湾でのセイリングなどで楽しんだ後、9月に入りまたリストアを再開したらしい。

これは [前々回(ページ下の写真)] で見たファイバーグラスの積層がキュアした状態のようだ。














逆方向から見たところ。画面右側に立ててあるマリン合板は [前回] 見たカット中の合板のエッジを据わりの良いように仕立てたものだろう。


これは左舷シート上で作業中の右舷シート先端部の合板のようだ。防腐処理中。















合板を既にキュアしたコックピット・シートに重ねるという意図らしい。(立てかけてあるこの合板は左舷用。)

上の写真の合板を重ねる場所にベディング・コンパウンドを条紋状に広げた。この上に板を乗せて圧縮するとコンパウンドがむらなく広がるのだろう。












これはそのようにして右舷側シートの上全部を合板でカバーし終わったところ。

ラザレット(ロッカー)の内枠の高さに比べて合板の厚さだけコックピット・シートが高くなったのが分かる。










内枠にファイバーグラスの積層中。溝がまっすぐ仕上がるようにレジンがキュアするまでビニールを被せて小板を当て、クランプで留めた状態で養生している。












いよいよコックピット・ソール(床)の取り付け。特製ジグで左右の傾きが生じないよう計測しながら張り込んでいる。

ソール下からの写真がないので下からどのように支えているかは不明。









ソールのエッジをコーキングでシールしたところ。

それにしてもソールの下はどのような構造になっているのだろう。

排水口は後で開けるにしても、排水溝は作らないのだろうか。エンジン・アクセスのためのハッチも仕込まないようなので、船外機を使うのだろう。





コックピット・シート上に重ねた合板はソールからの壁上部と共にさらにファイバーグラスでカバーされている。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
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