2009年11月27日金曜日

ラダー・チークの角取り

ラダー・チーク製作も角をサンディングして丸くする作業だけとなった。

左は既に丸みをつけたポートサイド(左舷)の板。右はこれから作業するスターボード(右舷)の板。





スターボードの板の作業を開始したところ。この後丸みが出始めたら、目の前に置いた古い板の丸みを手で触りながら比較して作業を進めた。

表面は丸みをつけるが、裏面はほんの少しだけ角をなくしてスムーズにするという感じ。

この人指し指と親指の間にはブロンズ製キャップがかぶる。








オリジナルの古い板の場合、キャップのかぶる部分は角が立ったままにしてある。 ⇒ [11月22日の写真を参照]

しかし、実は新しい板は古い板より1/8インチ(3mm強)厚い。このキャップがかぶる部分も角を落とした方が良いかなと、下の写真のように外側1/8インチだけ丸みを付けてみた。

(註:アメリカでは通常合板を除く木材の幅と厚みの表示・売買は実際のサイズ、つまり「アクチュアル・サイズ」よりも1/4インチ寸足らずの「ノミナル・サイズ」というサイズで行う。製材できちんと鉋をかけたものはその寸法になってしまうということから来たらしい。つまり、例えば厚さ1インチと書いてあっても実物は3/4インチしかないのが普通。2インチと書いてあれば1+3/4インチしかない。ただし長さだけは実寸表示。48インチと書いてあれば実物も48インチ。この板はeBayで購入したが、セラーが幅も厚みも現物を物差しで計ったサイズを表示していた。

ファクトリーものより1/8インチ厚いと言っても、当方にとって都合は悪くない。何と言ってもそれだけ頑丈だ。という訳で薄くせずにそのまま使った。ただ装着時に両舷で合計1/4インチ厚くなるため、ボルトもその分長いものを用意した。1本1ドル弱。)

これで自宅での作業は終わり。後はマリーナでの作業となる。

古い板、この写真では裏面の腐食の補修箇所は見えないが、画像をクリック拡大すると、表面にも亀裂が走っているのが見える。









(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
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