さらにチークはラダー本体よりも上に伸びていて、上端部分にはブロンズ製キャップが被せられ、そのキャップも左舷から右舷に抜ける専用ボルト、都合2本で留めてある。
そしてその2本のすぐ下、この写真で指差しているのはティラーを取り付けるボルト1本。
つまり、ラダー・チークを取り外すには合計9本のボルト(*)を抜く必要があるが、まず、ティラーをチークに固定しているこの真ん中の1本を外して、ティラーを抜いてしまう。
*註 セレニティではさらにティラーを上に載せるためのボルト1本もカスタムで装着してあるので全部で10本になる。
ラインのもう一方の端は船体に結び付けて固定。これですべてのボルトを抜いた時にチークが海に落ちるのを防止する。
スターボード側のチークは今年の夏、腐った部分にファイバーグラスとレジンで応急処置を施しておいた。
緑はベディング・コンパウンドに移ったブロンズの青銅色。実はピントルをカバーするためのホゾは二段に刻んである。一段目はピントルの長方形部分をカバー。二段目はその真ん中部分にさらに一段深く、楕円形に刻んである。これはピントルをラダーに取り付けるボルト・ナットの突き出た部分をカバーするためのもの。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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