2011年10月14日金曜日

ビマイニのあるフリッカ

ビマイニを装着したフリッカは他にもある([例 A][例 B][例 C] )が、小型艇ではブームが比較的低い位置に来るため帆走中に広げるのは難しい。しかし係留中は熱い日差しを避けるために重宝する時もあるはず。

ブームをサイドに出して広げたビマイニ。









中に大人が座っているが、頭上スレスレだ。上記 B、C の例では位置を少し前にずらし、バックステイに邪魔されることなくもう少し高く設定できているようだ。一方例 A では2本のバックステイをラップする作りにして後ろの位置ながら丈を高く出来ている。この艇もA同様ステイをラップする形になっているようだが、横からの日差しを防ぐためにわざと低目に設定してあるのだろうか。

尚、この艇は1984年製ながらポートライトがプラスチック製。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1984年製 Carina です。)
フリッカのリグ

2011年10月13日木曜日

メインのフリッカ 冬篭り

ニューイングランドなど寒い地域では冬の間艇を上架して保管するオーナーが多い。エンジン等の水抜きは所謂ウィンタライゼイション(冬篭り準備)に欠かせない大切な作業だが、雨雪の多い地方では艇のカバーも大切。

これまでも他のフリッカ ( [ A ][ B ] ) の例を取り上げたが、この艇では家の屋根のようにラフター(垂木)が2フィート毎に設置されている。

天辺のビーム(梁)をバウ側で支えているのはプルピット・レイル。








真ん中のキャビントップ上の柱はマストステップ・タバーナクルに立ててあるようだがどうだろう。一等後ろの柱はコックピット最後部に設置。

周辺のリム部分を走っている枠木は各スタンションに結び付けて固定してあるのだろうか。





(コックピット左舷に見えるのはオートバイロット用基盤。)

ずれない様に要所要所を補助的にグリーンの紐で縛ってあるようだ。







(初期フリッカのメイン・ハッチが目立つ。フリッカに限らず70年代はこの型のメイン・ハッチが多く見られた。)

(写真はPSC製434艇中、番数艇名不詳、1981年製のフリッカです。)
フリッカの歴史

2011年10月12日水曜日

メインのフリッカ インテリア

この艇のインテリアも初期フリッカの多数を占めるオープン・レイアウト型。

右舷側バルクヘッド前にある配電盤。










オープン・レイアウトという呼び方がぴったりの広々とした室内。








ギャリー前の棚もシンプルな作り。アイスボックスの蓋は一枚式。







81年の或る時期には既にこの様にコンプレッション・ポストの入っている艇も生産されていたらしい。





(写真はいずれもPSC製434艇中、番数艇名不詳、1981年製のフリッカです。)
フリッカのスペック

2011年10月11日火曜日

メインのフリッカ

ニューイングランドはメイン州 [サウス・ブリストル] に係留中の1981年製。

ムーアリング・ボールにチェインで係留というのは珍しい。デッキ上を見てみたいがその写真が無い。

1978年製 [ジョーエレン] 同様、初期PSCフリッカのポートライトに特徴的なコンフィギュレーションで、一番後ろのものが一際大きく感じられる長方形の並び。ブロンズ製だがこの艇は前二つが開閉式、一番後ろは固定式。




(写真はPSC製434艇中、番数艇名不詳、1981年製のフリッカです。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ

2011年10月10日月曜日

10月8日土曜日の風 (Video)

風の強くなる定番の2PMに出航。西風8ノット。15分程両セイルともフル、対地艇速4.7ノットで帆走していたが、風は突然15ノットを超えた。波高が3フィートあったので北へ行けば吹くとは思っていたが、この時期これだけ吹くとは有り難い。(朝の予報では最高10ノットの風。)



風速が落ちそうにないのでメインをシングル・リーフ。するとものの1分も経たない中に風は17~18ノットに達した。すぐにダブル・リーフ。艇速5.6~5.7ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー・フリッカ・グループ

2011年10月9日日曜日

009 インテリア 2

オープン・レイアウト型の初期艇らしくエレクトロニクスは右舷側にまとめてある。

左VHF、右ステレオ。

棚に装着された落下防止用の木のレイルは後付け。






バルクヘッドの隣にある配電盤。これも [当時のファクトリー製品] とは異なる。







下の写真はコンパニオンウェイ・ステップ。ブリッジ・デッキが無く、コンパニオンウェイが深い初期艇でのスタンダード型だ。

下中央に見えるのは手動ビルジ・ポンプ。赤いのはバッテリーのマスター・スイッチ。

ソール(床)に近い部分に6個の孔らしきものが見える。内側二つは塞がれている。用途は不明。径の大きい外側計4個は今でも貫通している。水がキャビン内に入った場合ビルジへ排水されるように開けたものと思われる。




ソールはノン・スキッドのファイバーグラスのまま。後年のフリッカはこの上にティークの薄板が貼り付けてある。

(写真はPSC製434艇中009番目 JoEllen です。)
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2011年10月8日土曜日

009 インテリア

1978年当時はファクトリーが全てをフィニッシするのではなく、オーナーの希望によって或る段階で引渡し、後の造作・仕上げはオーナーに任せるオーナー・コンプリーション・ボートも多く造られた。この艇もそのひとつと思われる。

1978年製なのでコンプレッション・ポストは無い。

Vバースの棚には落下防止用のティーク・レイルが無い。ギャリーのカボード部分にドアは無く、棚も自作のようだ。シンク下のドアや引き出しのノブも通常のティーク製ではない。

ポートライトは長方形のブロンズ製。後期フリッカのものに似ているが、造船当時からあったもののようだ。


Vバース部分はカーテンで仕切れるようになっている。

Vバース上に収納は無く、直接チェイン・ロッカーが見える。下に見えるのはポータ・ポッティーだろうか。




アイスボックスのフタは後期フリッカに見られる二つ折り式。しかしもともと1枚だったものを自分で半分に切って折畳み式にしたように見えなくもない。使い勝手は良さそうだ。

見た通り生活感のある室内だが、オーナーはこの当時1~2年リブアボードしていたらしい。






レンジは通常の非圧式二口アルコールではなく、火力の強いプロパンだ。















(写真はPSC製434艇中009番目 JoEllen です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真