シー・ブーツは一見普通のゴム長だが、底がデッキ・シューズ同様、平べったい作りになっている。
画面左側は4年半使ったブーツ。手を入れてデモンストレーションしてみたが、デッキで膝を折って作業する時にこのようにいつも同じ部分が折れ曲がるためゴムに2本長い亀裂が入ってしまった。
しかし何より底が磨耗してツルツルになった。ノン・スキッドのデッキでも滑りやすい。こうなると安全のために即交換が必要だ。
幸い夏なので右側の新しいペアが届くまで2週末、素足で行動していたが、7月3日のセイリングに右側のショート・ブーツが間に合ったので着用開始。
ダイヴァー用ブーツの一種だが、いわば現代版地下足袋。底は天然ゴム、その他の部分は化繊のレイヤーで出来ている。履く時レイヤーを引き伸ばして足を入れるが、フィット感がすばらしく、軽く、滑らず、底も周りも脚の動きに合わせてすんなり曲がるのですこぶる履き心地が良い。膝を折らなくてはならないデッキ上での立ち回りも非常に楽になった。
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ちなみに通常のシー・ブーツは安いものでも1足60-70ドルするが、台湾製のこのショート・ブーツは20ドル。以前からシー・ブーツとして日本の防水型地下足袋を買おうと思っていたがアメリカでは買えないのでこれに落ち着いた。
寒い時期の保温具合と、濡れた場合の履き心地はまだ分からないが、まずは合格。
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こちらのドックはコンクリート製が多く、しかもノン・スキッドのように目が立ててあるのでシューズやブーツの底が減りやすい。離着岸時だけでなく、目の前の陸電や水道までついついデッキ・シューズ、シー・ブーツでドックを歩いてしまうが、そのクセはなおさなくてはならない。
コンクリート・ドックは腐らず、歩きやすくて安全だが、素足では歩けない程熱くなるのが欠点。これからはドックに降りる時は常時専用のクロックを履く。冬場にハルやデッキを水道で水洗いする時にはゴム長が必要になるかも知れない。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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