2015年3月7日土曜日

サザン・カリフォルニアのキャリコ

キャリコとは三毛猫の事。ハルやデッキの色+アクセントになるティークやポートライトの色からして成る程とも思える。

2012年8月、新オーナーが愛艇をトレイラーに乗せて岸壁に到着。








自艇で初めてのカタリナ・クルーズに向かうため下架しているところ。








カタリナ島に到着。

(画面中央がキャリコ。)




この日は周りのボートからのゲスト来訪で12人が同時に乗艇した時間もあったそうだ。20フィート艇ながらフリッカだから可能なことだ。[この様な様子] だったに違いない。

カタリナは南カリフォルニアのセイラーやボーターにとっては何処の港からも程良い距離にある格好の目的地。7~8月は大混雑で係留・錨泊のスポットが島中何処へ行っても無いということもしばしば。しかし9月第1週の連休を過ぎると急に空き始める...

これは何回目のカタリナになるのだろう。同年12月訪問時の写真。

場所は上の写真と同じ [ビッグ・ガイガー・コウヴ]


カタリナの冬場は大陸側からの強風が吹くことがあるので島の北東面に泊めるのは危険。しかしこの日は絶好のコンディションだった様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Calico です。)
フリッカのリグ

2015年3月6日金曜日

バイヨ・リッチオ 個室ヘッドのドア

昨日1990年代フリッカの外観や艤装の特徴について書いたが、今日の写真はPSC製全434艇中433番、97年製のバイヨ・リッチオ。当ブログに何回も登場した艇だが、これまで個室ヘッドのドアがはっきり見える写真が無かった。

PSC製フリッカでは個室ヘッドのドアに通風口が無い。外気はコックピット・ラザレット(ロッカー)の蓋周辺部から入ってヘッド後部ウェット・ロッカーのバルクヘッド・アウトボード側上部にある空きスペースを通してヘッドに入って来るのでヘッドのドアに通気口があればヘッド内は無論、キャビン内の換気も改善される。

この写真を見てPSCは90年代になってこの様なルーヴァー付き大型通気口をスタンダードで付ける様になったのかと思った。


しかしさに非ず。96年製リサンダでは [ルーヴァーの無い縦型の大型通気口] が見える。PSCはついぞドアに通気口を標準装備することはなかった様だ。

通常のヨットでは乗っている時より係留や上架をしている時間の方が圧倒的に多い。キャビンを閉め切りがちだ。フリッカでは右舷側セッティー(シート)の下や背後にある収納スペースなど、全く換気されずカバーを開けるとムッとする悪臭の漂う場所もある。オーナーは自分で各所の通気を点検し、必要に応じて孔を開けたり、ソーラー・ヴェントを仕込んだりする事が肝要だ。家も同じだが、換気をしないと傷みが早い。

(写真はいずれもPSC製434艇中、433番目 Ballo Liscio です。)
フリッカのスペック

2015年3月5日木曜日

シカゴ近在の1990年代製フリッカ

船籍番号がILで始まるのでイリノイ州の籍。

90年代のPSC製フリッカは値段が高くなっただけでなく標準装備も改善された。フォアデッキのクリートが平行2本。バウ、スターン双方のプルピット・レイルが2段式、その間に張られたライフラインももれなく2段。船腹には厚いティークのラビング・ストレイクを装着。以上が全てスタンダードになっている。

ブロンズ・ポートライト(窓)は時代の好みか長方形となった。








いつの写真か分からないがまだセイルもドジャーも艤装されていないので撮影されたのはシーズンが近づいて下架されたばかりの時らしい。

良く見ると [セレニティーの様に] バウのボブステイのチェインプレイトにジンクを装着してある。ここのチェインプレイトは通常水上に出ているが、フォアデッキまたは室内Vバースに一人でも乗ると1/3~1/2は水に浸かる。チェインプレイトはブロンズ、それに繋いだステイの装着金具はステンレスなので電位の低いブロンズに電蝕が起こる。船中泊でVバースに二人休んだりしていると電蝕は少しづつだが確実に進行する。そこで周知の様に電位が殆どの金属より低いジンクが犠牲になってくれるという訳だ。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、1990年代製フリッカです。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年3月4日水曜日

セレニティー セトール塗り直し

今年のイクステリア・ティーク部分へのセトール塗布は [2月半ばに完了] した。

否、完了のはずだったが1週間後の週末マリーナに着いてみると方々に光沢が消えて表面が鈍くなっている所があった。

これはコンパニオンウェイ横(左舷側)の板。上の平面部は殆ど鈍くなっている。








トウ・レイルも同様。

これは左舷側サイドデッキ後端部。








同じく左舷側、シュラウドのチェインプレイトより前方。









いったいどういう訳かと考えたところ、鈍くなった部分は筆をシンナーで洗って筆にかなりのシンナーが含まれている状態でセトールを塗った箇所で有る事が分かった。(セトールは通常シンナーで薄めない。)

しかしそれだけではない。表面が輝きを失っているのは午後から日当たりの悪くなる左舷側が殆ど。まだ充分乾燥しない中に夜露・朝露が降りて湿気が混ざった結果だろう。

とにかくやり直し。

先ずサンディング。









150番のサンディング・グリッド(網)で表面を均一に均した後300番のサンディング・ブロックで軽く撫でて下地を仕上げ、最後に乾いたナノ・タオルで粉や埃を除去した。

続いて生のセトールを新しいブラシで2層塗り。









今回は午後比較的早い時間に塗り終わったので大丈夫だろう。








この作業のため、ハル清掃+ニューグラスII 塗布は1週間先送りとなった。







***

こちらはフォアワード・ハッチ。

忘れてはならない年に一度のプレキシグラスのバフィング。




と言ってもペイスト状の研磨剤を付けたタオルで擦るだけ。最後はナノ・タオルで仕上げ拭き。

しかし昨年から始めたこの作業で室内が明るく感じられる様になった。

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(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年3月3日火曜日

セレニティー ダイビング・サービス 2015

3月1日日曜日11時、打ち合わせ通りダイヴァーのお兄ちゃんがマリーナに到着。

前回の船底スクラッブは [昨年夏] だったので半年しか経っていないが、上架して船底塗料を塗ってからは既に5年ちょっと。

特に牡蠣が2個付着している等プロペラが汚れているのでシーズン前に掃除してもらうことにした。








先ずプロペラやシャフトのあるスターン部から清掃中。









同。













水がそこそこクリヤーで作業もやり易そうだ。










スターン部の作業完了。プロペラやジンクも何も問題は無いとの事。







前回は片舷2パスづつ+喫水スクラップ、さらにプロペラ・シャフト・ジンクの交換もあり約1時間掛かったが、今回は全作業を30分で完了。喫水も含めて片舷1パスづつで簡単に片付く程スライムその他の船底付着物は少なかった。

STB側からポート側に移動中。











クリーンになったバウ、STBサイド。











同ポートサイド。












観るとプロペラは牡蠣を鋼のヘラ(画面右)で落とした後全体を [スコッチ・ブライト] で擦って仕上げていた。




自分の体やウェット・スーツ、並びに海水に浸かった tools of the trade (商売道具)一式をホースの水で洗って終り。

ダイヴァーによるスクラッブの相場は1フットあたり2ドルXX セントだが、セレニティーではジンク交換作業が有る時は70ドル、今回の様にそれが無い時は60ドルを渡している。





フリッカの喫水長は外付けラダーを合わせても約20フィート。60ドルで1フットあたり3ドルの計算になる。しかし小さな艇でも大きな艇でも仕事のセットアップと後片付けだけは同じなので気持ち色を付けている次第。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2015年3月2日月曜日

ドイツのフリッカ

ヨーロッパにはイギリスのPSC製 [キャラウェイ] を始め、スペインの同 [ダイモニオン]、フランスの [自作フリッカ] が居るが、ドイツにもPSC製が居ることが判った。

バルティック海か北海か、冷たそうな海の上を帆走するフリッカ。

トウ・レイルはティークではなくアルミ。

フォアデッキのクリートはセンターに1本なので古い艇だが、新艇の様に輝いている。







スライディング(メイン)ハッチにブリッジが2本ある事から旧型デッキ・モールドによる艇だと分かる。

ポートライトは固定式らしく、イクステリアにティークのトリム付き。










陸上保管中の1枚。

スターンに船外機のプロペラらしきものが覗いているので船外機仕様の様だ。




コンクリート岸壁に係留中。











いずれもグーグルでの検索にかかった有料サイトに掲載されているが、本日の画像は無料閲覧可能分。

ちなみに日本には少なくとも12杯のフリッカが居る。北米に次いで2番目に多い。皆んな元気で居てほしい。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、旧型デッキ・モールドによるフリッカです。)
フリッカ・ホームページ

2015年3月1日日曜日

モロ・ベイ もう一艇のグッ・ニューズ

場所はカリフォルニア州、ロサンジェルスとサンフランシスコの中間に在る [モロ・ベイ] 。背景の大きな岩の山はモロ・ロックと呼ばれ、山全体がヨセミテの [ハーフ・ドーム] 同様所謂モノリス(一枚岩)であることで知られる。

手前のドックに係留している船外機仕様のフリッカの名はGood News。







以前モロ・ベイに居てSF湾に移った [Good News] とは別艇。その別艇Good News の前オーナー(モロ・ベイ近隣の街サン・ルイ・オビスポ在住)が自艇を売ってしまった後、それを悔やんでまた別のフリッカを購入したのかも知れない。フリッカ・オーナーの中にはそういう御仁が何人か居る。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、船外機仕様の Good News です。)
フリッカ・ニューズレターのページ