2010年1月14日木曜日

シー・キャッスルのドジャー

フリッカは小さい艇なのでオーナーたちもドジャーの装着には [効果、安全性、使い勝手] の点から腐心している。

シー・キャッスルのドジャーはメイン・ハッチ部分だけをカバーする小型。







上のリンク先ページ一番下のソロマや [ホットスパー] のものにそっくりだ。






荒天時のスプレイ避けには必須と思う人も多いが [ドジャーなし] で、[西海岸からハワイまで] シングルハンドした人もいる。


安全性の点からメインのリーフ作業の邪魔になると判断したのかもしれない。セレニティはフォアデッキやキャビントップへのアクセス面と、メインシートがミッドブーム型ということから、付けるとすればこれと同じ小型になるが、やはりリーフ作業のことを考えて装着に二の足を踏んでいる。

尚、日除けや雨避けにドジャーではなく [ビマイニを付けている] オーナーもいる。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数未確認、1995年製 Sea Castle です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力して検索すると、今売りに出ているフリッカがリストアップされます。

2010年1月13日水曜日

MdRのノウマッド


一月初頭、南カリフォルニア・サンタモニカ沖を帆走するフリッカ、ノウマッド。







マリーナ・デル・レイの僚艇(ヤンキー・ドルフィン24)から撮影したもの。















(写真はいずれもPSC製434艇中054番目 Nomad です。)
当日のノウマッドの他の写真はオーナーのブログ@フリッカ・ホームページで

2010年1月12日火曜日

ブリスター、グラインド中

径の大きなブリスターの修理が始まる。

ハルはグラインドした時、粉末、粒子が外に飛び出さないようにブルーのターポリン(タープ)でカバーされた。













グラインドされたブリスター。
















(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2010年1月11日月曜日

ボブステイのチェインプレイト

フリッカのボブステイ用チェインプレイトはブロンズ製。ステイ及びステイを装着する金具はSS製。マリーナで海水に長く浸かっていると電蝕の対象になる。

係留中、誰も乗っていなければ、通常ボブステイのチェインプレイトは海上に出ているので問題ない。しかし、大人一人コンパニオンウェイに乗っただけで、SS製ピンの下辺部まで水に浸かる。その人間がVバースまで前に移動するとピンの上まで浸かる。大人二人がVバースで横になったらチェインプレイト全体が浸かってしまう。

極く僅かではあるが、チェインプレイトの前面、特に右舷側(画面向かって左側)が電蝕されているようだ。転ばぬ先の杖、何とかしたい。


そこで馬蹄型ジンク2個、ティアー・ドロップ型ジンク1個を購入、ブロンズ製チェインプレイト、またはSS製トグルに接触する形で装着してみることにした。

上の写真は一番上に付ける馬蹄型ジンクを試しているところ。この高さだとあまり役に立たないかも知れないが、無いより良いかもしれない。トグルに被せるにはサイズがピッタリ。この後二つの孔を利用して太いテストライン(テグス)を幾重にもピンに回すなどして装着した。

次に一番下のティアー・ドロップ型のものを厚い方を下にしてチェインプレイトにしっかり接触するように装着。





さらにその2個の間に、馬蹄型のものをもう1個付けた。この角度で見るとまるで鎧のようだ。

右舷側から。












前から。キャメラのレンズのせいでハルが細く見えるが実際はもっとビーミィー(幅有り)。






艇を海に戻してから時間の経過とともにジンクがどのように変化していくか観察することにする。何とかチェインプレイト保護の効果が上がれば良いが。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2010年1月10日日曜日

ブリスター

ブリスターはハルが乾いてしまったらしぼんでしまうものが多く、特に大きいものを除いて視認は難しい。そこでボートヤードのマネージャーのやり方は乾いた船底をウェット・サンディングしてしまう。そのあと手でさわりながら目で確認してチョークでひとつひとつマークして行く。

ウェット・サンディングの後。白く見えるのがチョークでマークしたところ。








確認できたブリスターの数は左舷側92、右舷側63、計155個。

サイズ別に見ると、直径1インチ前後の大きいものが左舷27、右舷13、計40個。小さいブリスターは左舷65、右舷50、計115個。


2006年は両舷で計154個のブリスターを修理した。各ブリスターを円くグラインドしてアセトンで清掃した後、円形に切ったファイバーグラスをだんだんサイズを大きくしながらレジンで積層し、最後にバリアーコートを塗装した。積層でオリジナルのハルの強度を保つためだ。決して単にコンパウンドを詰め込んで見た目だけフェアにしてごまかすことはしなかった。今回の修理もちゃんと積層でやりたい。

ただ、今回は小指の爪ほどの大きさしかないブリスターが多い。グラインドしてもせいぜい親指の爪のサイズにしかならない。



深さもグラス1層分かそれ以下になる。そこで、取り合えず計40個の大きいサイズのブリスターだけ2006年と同じ手法で修理することにした。

残りのサイズの小さいブリスター115個は、後で再検討し、その中から大きめのものをさらに計40個ほど選び、ウェスト・システムのマイクロファイバー入りフィラーで修理することにする。

***

最後に残る一番小さいサイズのブリスター70~80個は今回何もしない。次回の上架時まで逆に大きく育つのを待つ。今回ウェスト・システムのフィラーで処理するものも含め、ブリスターが十分大きくなったらファイバーグラス積層方法で直す。これからも2~3年に一度の上架時には必ずブリスターの修理が待っている。ブリスターとは長く付き合っていく。長年の中に数もだんだん少なくなっていくだろう。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ・スペック

2010年1月9日土曜日

喫水線より下の部分のメンテ

スルー・ハルのシーコック、ホース類の点検は極めて重要だ。これらが破損すると艇はたちまち浸水し、沈没しかねない。PSC製フリッカは最後の434番艇(1997年製)でも今年すでに13歳。セレニティーは1984年7月建造で25年半経っている。

今週、前々から気になっていた部品を交換した。この箱に入っているのは新品と交換のため艇から取り外したもの。



取り外した物のリスト:

1. コックピットからの排水ホース2本(内1本は内部の補強ワイヤからの赤錆が表面に出ている部分があり、そこからたまに極く微量の水が表面ににじみ出てくることがあった。) 取り外す際、取り外しやすいように各ホースとも、それぞれ2~3本にカットしてある。
2. 冷却水取水口のシーコックにつながるブロンズ製エルボーとナット(双方とも断面部が劣化してピンクがかっていた)。
3. 同エルボーから伸びて水濾過器に至る細いホース。
4. 上記のものに関するクランプ類全部。

新品装着後の写真。












1. コックピットからの排水ホース(クロスしている太いホース)2本交換済み。
2. 排水用シーコックにホースをつなぐためのプラスチック製エルボーは外して、シーラントを塗りなおして再装着済み。
3. 左上、取水口のシーコックはメンテ済み(プラグを取り外して表面をスムーズにした後、グリースを塗って差し戻し)。
4. その右、ブロンズ製エルボーと細いホース交換済み。
5. 画面下、真ん中の円いブロンズ製の物が水濾過器の蓋。中に入っているプラスチック製の濾過バスケット清掃済み。
6. 濾過器からの水の出口(画面右方向)からのホースはコックピット排水の太いホースの陰になって見えないが、SS製の装着用クランプが錆びて朽ちてしまっていたのでそれも交換済み。

ギャリー(台所)シンク下の排水口のシーコックも取水口のシーコックと同様にメンテ済み。














(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2010年1月8日金曜日

パワー・ウォッシ

リフトして船底が濡れている中に注意して見なくてはいけないもの = ブリスター。2006年4月には大中小、計約300個のブリスターを修理した。翌2007年3月にはブリスターは見られなかった。

近寄って見てみる。残念。今回、数は少なく、サイズは小さいものが殆どだが、あちこち小さな水ぶくれが見える。



船底塗料を塗る前に修理しなければならない。

さてホル・アウト(艇を海からリフト)したら、まず船底のパワー・ウォッシ。








↑ パワー・ウォッシのビデオ。

やはり船底塗料の状態は悪くない。










写真でも当たる光の角度でブリスターが良く分かる。









すでにはじけてしぼんでしまったブリスターもある。(写真はクリックすると拡大。)






この後、ウェット・サンディングで船底塗料を剥がし、はじけたものも含んで全ブリスターの場所を確認、修理のために白いチョークでマークして行く。

(写真、ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース