クラブ(ブーム)の付いているジブのタックの様子。クラブ付きジブにはシートがメインのように一本しかない。本来ならメインのように、タック時には基本的に何もする必要がない。セレニティのように、一本のシートをポートサイド・ウィンチに引っ張ってある艇では、ポート・タックからスターボード・タックにタックする場合、カム・アバウトしてから、シートを少し引き込んで調整するだけ。(スターボード・タックからポート・タックにタックする場合はシートをわずかに出して調整する。)
しかし、風が弱かったり、波が高かったりする時は、手放しだとなかなかバウ(船首)が新しいタックに振り切れない場合がある。そのような状況下ではヘルムスマンの「ハーダリー(Hard-a-lee、つまりヘルムを風下一杯に切る)」の声と共に、シートを緩め、バウが振れた後、すぐに引き込むという動作をしてやると簡単にタックする。
説明が長くなったが、↑ のビデオはその様子。(利き手の右手にキャメラを持ち、ジブ・シートの操作を左手1本でやっているため、ギクシャクしているが、要領が分かってもらえれば幸い。)
↑ スターボード・タックの帰路。
↑ 同、ウェザー・サイドから撮影。
以上、先週土曜(5/30)のセイリング。本日土曜(6/6)は実にさわやかな絶好のセイリング日和だった。その様子はまた明日からでも。
(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
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