2008年9月30日火曜日

メインシート

フリッカはメインシートにブーム・エンド型とミッド・ブーム型がある。

ブーム・エンド・シーティング。 一般的なメソッド。









名のとおりブームのエンドからシートを取る。デッキ側のエンドはスターン・プルピット上。この方式はコックピット前半分が広く使え、ドジャー設置時もシートが邪魔にならない。ただ、ブームが浮きやすい。ブームヴァングは欠かせない。 ⇒[別艇別アングル]

ミッド・ブーム・シーティング。











ブーム中程から直角に真下へシートを取る。ブームの押さえが利く。ブームヴァングは不要。ブーム前方のベイル(U型金物)を使うのは下りでプリヴェンター使用時のみ。コックピット後方の頭上スペースにシートがないので立ち回りが楽。ティラー片手に前を向いたままシート操作ができる。ドジャー設置とキャビンへの出入りに少し注意が必要。

ミッド・ブーム・シーティングのベース。







この艇ではブリッジ・デッキに装着した木のブロックの頂上に付けたアイにシート・ブロックをつけている。クルージング艇のフリッカにはこれで充分だが、ブリッジ・デッキに沿ってトラヴェラーを付けるとより効果的にセイル・トリムできると思う。

(写真上はPSC製434艇中311番目 Punker Doodle、中と下は295番目 Serenity です。)
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