ストック。10月4日撮影。画面ノイズあり。
(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2008年11月11日火曜日
2008年11月10日月曜日
コックピット・テーブル
錨泊・係留時やマリーナでのライフを快適に楽しむためにあると便利なテーブル。
このフリッカのオーナーは取り外し式特製コックピット・テーブルを用意した。
スターン側エンドは特性の垂木に引っ掛ける。
脚は折りたたみ式か。フリッカのキャビン・テーブルのように取り外すのだろうか。
テーブルの下、両サイドのコックピット・シート間に誂えた船外機仕様風ロッカーにも注目。小物入れか。
スターン側エンドを支える垂木。垂木自体は垂木につけた小さなクリートを使ってラニヤード(細紐)でスターン・プルピットに固定。
テーブルには垂木に付けた凹型装着金具にマッチする凸型フックが付けてあるのだろう。
なかなか魅力的なテーブルだが、どこに仕舞うのだろう。クォーター・バースか。Vバース・マットレスの下か。差し板を例えば1枚式または2-3枚の折りたたみ式にして脚を付け、テーブルとしても使えるようにした艇はないだろうか。
(写真はいずれもPSC製434艇中418番目 Jubilee です。)
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このフリッカのオーナーは取り外し式特製コックピット・テーブルを用意した。スターン側エンドは特性の垂木に引っ掛ける。
脚は折りたたみ式か。フリッカのキャビン・テーブルのように取り外すのだろうか。
テーブルの下、両サイドのコックピット・シート間に誂えた船外機仕様風ロッカーにも注目。小物入れか。
スターン側エンドを支える垂木。垂木自体は垂木につけた小さなクリートを使ってラニヤード(細紐)でスターン・プルピットに固定。テーブルには垂木に付けた凹型装着金具にマッチする凸型フックが付けてあるのだろう。
なかなか魅力的なテーブルだが、どこに仕舞うのだろう。クォーター・バースか。Vバース・マットレスの下か。差し板を例えば1枚式または2-3枚の折りたたみ式にして脚を付け、テーブルとしても使えるようにした艇はないだろうか。
(写真はいずれもPSC製434艇中418番目 Jubilee です。)
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2008年11月9日日曜日
コックピット・ドレイン(排水)
PSC(パシフィック・シークラフト)は1983年末頃デッキ・モールドに改良を加えた。この改良ではブリッジ・デッキを新設、コックピット・ソール(床)も設計変更され、エンジン・ハッチの形状も新しくなった。この時、コックピット・ドレインの経路も変更されている。

上の写真は改良前の型。コックピット・ソールの四辺が隅から隅までぐるっと集水溝になっており、排水口はスターンにある。
同型のトランサム。喫水線近くに丸く見えるのが排水口。
この型の欠点は追波が排水口から入り経路を逆流してコックピットに入ってくること。特に重い船外機を降ろして機走中に追波を受けるとコックピット・ソールが水浸しになるらしい。
慣れないゲストは沈むのではないかと思う程びっくりするという。慣れたセイラーでも足が濡れるのは心地良いものではない。寒い日は尚更だ。
改良型ではコックピット・ソールのスターン側半分近くに溝はない。コックピット・ソールは前に向けて極く僅かだが傾斜しているのでこの部分に受けた水も前半分にあるエンジン・ハッチ周りに設定された溝を通ってコックピット前端に集まる。
コックピット前端にある排水口。ポート側にもあり、対になっている。排水口手前の丸いものはエンジン・ハッチを留めている大型のブロンズ製ネジ。
コックピット前端二つの排水口に入った水は、ホースを通って下へ。エンジン・ルーム両側の黒いホースが配水管。
手前の径の大きい黒いホースは後付け暖房装置の送気管。これについては本日は無視されたし。右舷のホースが左舷へ、左舷のホースは右舷へ導かれ、途中で交差しそれぞれ一番手前に見えるスルーハルのシー・コックにつながれている。これは艇がヒールした時、ハルの排水口から水が逆流してコックピットに入るのを防ぐため。水はこうしてハルの両サイド、水面下から出て行く。
停泊している艇の喫水線はおよそ消火器の天辺あたりになる。
(写真は上からPSC製434艇中169番目 Pikachu、番数未確認 Volans、番数艇名未確認艇、295番目 Serenity、412番目 Dulcinea です。)
⇒ Pikachu
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上の写真は改良前の型。コックピット・ソールの四辺が隅から隅までぐるっと集水溝になっており、排水口はスターンにある。
同型のトランサム。喫水線近くに丸く見えるのが排水口。この型の欠点は追波が排水口から入り経路を逆流してコックピットに入ってくること。特に重い船外機を降ろして機走中に追波を受けるとコックピット・ソールが水浸しになるらしい。
慣れないゲストは沈むのではないかと思う程びっくりするという。慣れたセイラーでも足が濡れるのは心地良いものではない。寒い日は尚更だ。
改良型ではコックピット・ソールのスターン側半分近くに溝はない。コックピット・ソールは前に向けて極く僅かだが傾斜しているのでこの部分に受けた水も前半分にあるエンジン・ハッチ周りに設定された溝を通ってコックピット前端に集まる。
コックピット前端にある排水口。ポート側にもあり、対になっている。排水口手前の丸いものはエンジン・ハッチを留めている大型のブロンズ製ネジ。
コックピット前端二つの排水口に入った水は、ホースを通って下へ。エンジン・ルーム両側の黒いホースが配水管。手前の径の大きい黒いホースは後付け暖房装置の送気管。これについては本日は無視されたし。右舷のホースが左舷へ、左舷のホースは右舷へ導かれ、途中で交差しそれぞれ一番手前に見えるスルーハルのシー・コックにつながれている。これは艇がヒールした時、ハルの排水口から水が逆流してコックピットに入るのを防ぐため。水はこうしてハルの両サイド、水面下から出て行く。
停泊している艇の喫水線はおよそ消火器の天辺あたりになる。
(写真は上からPSC製434艇中169番目 Pikachu、番数未確認 Volans、番数艇名未確認艇、295番目 Serenity、412番目 Dulcinea です。)
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2008年11月8日土曜日
船外機
初期(1977-1983)のPSC製フリッカの中には船外機仕様のものも多い。


この写真と絵は最初から船外機仕様として造られたフリッカで、キールにプロペラ用の切り込み(アパチャー)がない。
ちなみにこちらは1GM10搭載の船内機仕様。
船外機はフルキール艇のフリッカでも後進時の取り回しが楽、安価、メンテが簡単、コックピット下の船内機エンジン・ルームが広い収納として使える、などの長所がありアメリカでは船外機ファンのオーナーたちも多い。
ホンダ9.9、ヤマハ9.9、同T8などのロングシャフトが使われているが、最近では軽量のトーハツ6も好評のようだ。
これら船外機の推進力は1GM10の船内機仕様に優るようで、簡単にハル・スピード(5.7+ノット)に達するという。このパワーは駆動系出力ロスの少なさから来るのか。三枚羽根の効果か。
短所は燃費。また安全な軽油とちがいガソリンは爆発の危険性が高い、船外機はスターンに付けるので艇のトリム(バランス)に影響する、波を超えた時プロペラが海上で空転することがある、使用前後の上げ下げが面倒、スターンに船外機が付いているのは見た目が悪い、などの声もある。
船外機仕様フリッカのコックピット、2例。
両舷のコックピット・シート間にロッカーがある。通常ここに燃料タンクを入れるようだが実際はどうだろう。尚、下の艇はコックピット・ソールが改良された新型。新型は1983年末~84年初頭頃に出たがこの件については明日。
***
船外機の燃費については80%出力でガソリンを1時間あたり4リットル(約4クォーツ=1ガロン)消費という記録がある。また艇速5ノットでエコノミー走行すれば時間1.3リットル(1.3クォーツ)、トーハツ6なら1リットル(1クォート)という話もある。一方、船内機1GM10の軽油消費量は2500rpmの経済走行で時間0.65リットル(0.65クォート)ほど。
(絵はPSCのフリッカ広告の絵。写真は上からPSC製434艇中053番目 Lil' Toot、433番目 Ballo Liscio、2枚続きで番数艇名未確認の1978年製、および番数未確認 Jesse Ann です。)
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⇒ www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。

この写真と絵は最初から船外機仕様として造られたフリッカで、キールにプロペラ用の切り込み(アパチャー)がない。
ちなみにこちらは1GM10搭載の船内機仕様。船外機はフルキール艇のフリッカでも後進時の取り回しが楽、安価、メンテが簡単、コックピット下の船内機エンジン・ルームが広い収納として使える、などの長所がありアメリカでは船外機ファンのオーナーたちも多い。
ホンダ9.9、ヤマハ9.9、同T8などのロングシャフトが使われているが、最近では軽量のトーハツ6も好評のようだ。これら船外機の推進力は1GM10の船内機仕様に優るようで、簡単にハル・スピード(5.7+ノット)に達するという。このパワーは駆動系出力ロスの少なさから来るのか。三枚羽根の効果か。
短所は燃費。また安全な軽油とちがいガソリンは爆発の危険性が高い、船外機はスターンに付けるので艇のトリム(バランス)に影響する、波を超えた時プロペラが海上で空転することがある、使用前後の上げ下げが面倒、スターンに船外機が付いているのは見た目が悪い、などの声もある。
船外機仕様フリッカのコックピット、2例。
両舷のコックピット・シート間にロッカーがある。通常ここに燃料タンクを入れるようだが実際はどうだろう。尚、下の艇はコックピット・ソールが改良された新型。新型は1983年末~84年初頭頃に出たがこの件については明日。***
船外機の燃費については80%出力でガソリンを1時間あたり4リットル(約4クォーツ=1ガロン)消費という記録がある。また艇速5ノットでエコノミー走行すれば時間1.3リットル(1.3クォーツ)、トーハツ6なら1リットル(1クォート)という話もある。一方、船内機1GM10の軽油消費量は2500rpmの経済走行で時間0.65リットル(0.65クォート)ほど。
(絵はPSCのフリッカ広告の絵。写真は上からPSC製434艇中053番目 Lil' Toot、433番目 Ballo Liscio、2枚続きで番数艇名未確認の1978年製、および番数未確認 Jesse Ann です。)
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2008年11月7日金曜日
スターン・ベンチ
フリッカにファクトリー製スターン・シートはない。自作のスターン・シートもこの艇を目にするまでなかった。
2段式プルピット・レイルでないと出来ない芸当だ。1980年代半ば以前の1段式では無理。
中大型艇ではプルピットの各コーナーにひとつづつ付いているものが多いが、フリッカのスターンの船幅を見てベンチ式で行こう、ということになったのだろう。
だがスペースが貴重なフリッカでは邪魔になる時はないかと心配。少なくとも風の強いSF湾でセイルする当方のフリッカには(プルピットが2段式だったとしても)付けるのは控えたい。
艇がヒールしない機走時、また弱風下の帆走・機帆走時にはここに座ると眺めも良く楽しいのだろう。マリーナでラウンジ用としてリラックスする時も良いかもしれない。
(写真はいずれもPSC製434艇中432番目の艇名未確認艇です。)
⇒ [#432] 瀬戸内にいた時の写真(リンク先で中古艇情報のページ参照)。今は [神奈川に移動済み] 。
中大型艇ではプルピットの各コーナーにひとつづつ付いているものが多いが、フリッカのスターンの船幅を見てベンチ式で行こう、ということになったのだろう。
だがスペースが貴重なフリッカでは邪魔になる時はないかと心配。少なくとも風の強いSF湾でセイルする当方のフリッカには(プルピットが2段式だったとしても)付けるのは控えたい。艇がヒールしない機走時、また弱風下の帆走・機帆走時にはここに座ると眺めも良く楽しいのだろう。マリーナでラウンジ用としてリラックスする時も良いかもしれない。
(写真はいずれもPSC製434艇中432番目の艇名未確認艇です。)
⇒ [#432] 瀬戸内にいた時の写真(リンク先で中古艇情報のページ参照)。今は [神奈川に移動済み] 。
2008年11月6日木曜日
ブーム・ギャローズ
ブーム・ギャローズは主に係留時にブームを置く台として使われる。ソールティな長期クルージング艇に良く見かける。大型艇ではスターンではなくコンパニオンウェイ・ハッチの上に装着したものもある。
この艇はギャーフ・リグ。マストは短かいがブームは長い。実用のブーム・ギャローズだ。マルコーニ・リグのフリッカはブームが短く、この位置に付けたブーム・ギャローズには届かない。
ブーム・ギャローズがあればトッピング・リフトは無用。帆走中もリーフ時にブームをギャローズのくぼみに置いて作業できるなど便利。くぼみは通常センターに一つ、各舷寄りにもひとつづつ付いているが、この艇はセンターのみ。小型艇ではそれで充分ということか。
ギャーフ・リグのブームは長いのでバンプキンがない限り固定式バックステイは使えない。ラニング・バックステイを使う。タックする時、風上側に留めたステイをはずし、カム・アバウトしてから新しい風上側につける。
⇒ [モウジョウのブーム・ギャローズ] はソーラー・パネルと風力発電機を設置するためのタワーの構成部品だ。ギャローズ本来のブーム台としての働きはないが、この形にしたのは洒落ている。
⇒ [アフリカン・ムーンのブーム・ギャローズ] は実用(下から2段目参照)。ブームを置くくぼみも3つある。ノー'スター製フリッカはマルコーニ・リグでもマストもブームもPSC製より2-3フィート長い艇が多いようだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中163番目 Synthesis II です。)
⇒ フリッカ・ホームページ
この艇はギャーフ・リグ。マストは短かいがブームは長い。実用のブーム・ギャローズだ。マルコーニ・リグのフリッカはブームが短く、この位置に付けたブーム・ギャローズには届かない。
ブーム・ギャローズがあればトッピング・リフトは無用。帆走中もリーフ時にブームをギャローズのくぼみに置いて作業できるなど便利。くぼみは通常センターに一つ、各舷寄りにもひとつづつ付いているが、この艇はセンターのみ。小型艇ではそれで充分ということか。ギャーフ・リグのブームは長いのでバンプキンがない限り固定式バックステイは使えない。ラニング・バックステイを使う。タックする時、風上側に留めたステイをはずし、カム・アバウトしてから新しい風上側につける。
⇒ [モウジョウのブーム・ギャローズ] はソーラー・パネルと風力発電機を設置するためのタワーの構成部品だ。ギャローズ本来のブーム台としての働きはないが、この形にしたのは洒落ている。
⇒ [アフリカン・ムーンのブーム・ギャローズ] は実用(下から2段目参照)。ブームを置くくぼみも3つある。ノー'スター製フリッカはマルコーニ・リグでもマストもブームもPSC製より2-3フィート長い艇が多いようだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中163番目 Synthesis II です。)
⇒ フリッカ・ホームページ
2008年11月5日水曜日
バンプキン
バンプキンとは船尾から突き出している造作物。(Boomkin と書くがブームキンではなくバンプキン。もちろんカボチャのパンプキンとは別物。)
その役割はバックステイをハルの外に移動しブームを長くセイル面積を多くすること。
やはりセイル面積を増やすために船首からバウスプリットが伸びている艇ではバランスも取れる。昔のギャーフ・リグの船艇に良く見られた。
この艇 『ピカチュウ』 のバックステイはスプリット・ステイと呼ばれる逆Y字型で、スターンに取ったまま。従ってバックステイのハル外への移動が目的ではない。後ろに見えるウィンドヴェインの装着用として付けたようだ。
ウィンドヴェインは通常ステンレス・パイプで直接スターンに取り付けるが、この艇ではバンプキンにおんぶされている。
バンプキン本体はスルー・ボルト2本x2でスターン・レイルに固定、先端近くからは専用バックステイがマストトップへ、同じく下方にはトランサム両舷へ2本のステイが伸びている。
アフト・キャビン付きノー’スター製フリッカ [アフリカン・ムーン] では艇のデュアル・バックステイがバンプキンに装着され、バンプキンが本来の役割も担っている。
『アフリカン・ムーン』 のウィンドヴェインは [ケイプ・ホーン] 製。バンプキンにはプルピット・レイルまで付いている。
(写真上3枚はPSC製434艇中169番目 Pikachu、下2枚はNor'star製20艇中18番目 African Moon です。)
⇒ Pikachu
⇒ African Moon (a.k.a. Dolphin Spirit, Sea Shanty)
その役割はバックステイをハルの外に移動しブームを長くセイル面積を多くすること。やはりセイル面積を増やすために船首からバウスプリットが伸びている艇ではバランスも取れる。昔のギャーフ・リグの船艇に良く見られた。
この艇 『ピカチュウ』 のバックステイはスプリット・ステイと呼ばれる逆Y字型で、スターンに取ったまま。従ってバックステイのハル外への移動が目的ではない。後ろに見えるウィンドヴェインの装着用として付けたようだ。
ウィンドヴェインは通常ステンレス・パイプで直接スターンに取り付けるが、この艇ではバンプキンにおんぶされている。
バンプキン本体はスルー・ボルト2本x2でスターン・レイルに固定、先端近くからは専用バックステイがマストトップへ、同じく下方にはトランサム両舷へ2本のステイが伸びている。
アフト・キャビン付きノー’スター製フリッカ [アフリカン・ムーン] では艇のデュアル・バックステイがバンプキンに装着され、バンプキンが本来の役割も担っている。
『アフリカン・ムーン』 のウィンドヴェインは [ケイプ・ホーン] 製。バンプキンにはプルピット・レイルまで付いている。
(写真上3枚はPSC製434艇中169番目 Pikachu、下2枚はNor'star製20艇中18番目 African Moon です。)
⇒ Pikachu
⇒ African Moon (a.k.a. Dolphin Spirit, Sea Shanty)
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