2014年8月7日木曜日

セレニティー アルミニューム V.S. ステインレス・スティール

異種の金属が接触しているところに水があると電位劣位の金属が電蝕で劣化する。海面下だけでなく艇上でも起こる。

セイルボート上はステインレスとアルミの接触しているところが多い。

例えばSS製のベース(ターバナクル)に立っているアルミ製のマスト。







マスト底辺部が電蝕でボロボロになっていたという話はUSヤフー・フリッカ・グループでも時々聞く。上の写真、セイル・トラック下部に開けてある長方形の開口部はマスト底部に水が溜まるのを防ぐための排水口。(幸いセレニティーでは目に見える電蝕は起きていない。)

SS製ボルトがアルミ製のマストやブームを貫通するところも注意が必要。

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東京のフリッカのオーナーM氏は愛艇でこのブーム先端の黒く塗装してあるアルミ製パーツに電蝕を発見された。



グースネックの一大パーツであるこのアルミ製部品が相方であるSS製トグル/タック/リーフフック・アセンブリーにSS製スルー・ボルトで留めてある箇所が電蝕を受けているそうだ。氏のフリッカは1983年製なのでこの1984年製のセレニティーと同じくスパー(マスト、ブーム、スプレッダー等)はキニヨン社製。

キニヨンという会社は既にないがM氏はキニヨン製品が今でも [リグ・ライトという会社] で製造販売されている事を突き止められた。


そしてついにこのアルミ製部品が [K-43022] である事も割り出され、同社に見積もりを打診されている。リグ・ライト社から直接日本への発送もしてくれそうとの事、情報を戴いたM氏に感謝したい。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2014年8月6日水曜日

セレニティー 8月2日土曜日の風 (Videos)

2週間前の7月19日に良く似た状況。マリーナ内で風が強く、出口でも18+ノット。



しかしその幅の狭い強風ゾーンを抜けると5~6ノットの風。フルのメインスルとリーフしたジブで約0.5マイル地点までのんびり北行。



そこで西風9.7ノットになる。潮も2週間前に似て逆潮。対地艇速1.8ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2014年8月5日火曜日

フリッカ・フレンズ ニューズレター 2014年夏2号 (Vol.16 #6、通算61号)

フリッカ・フレンズ編集長のトムが相変わらず精力的にニューズレターを刊行している。フリッカ・ホームページにまた [新しい号] が掲載された。

下の写真はPSC製387番艇ザンジバーのライフラインのゲイトに仕込まれたロープワーク。コター・ピンに掛けてあるのでこれを引くとラッチが開く実用性のある飾り。実用という点ではシャンティーのティラーに付けた [滑り止めのロープ編み] と同じか。

今回の号にも例の自作艇レッドラスカルのシリーズが載っている。ダイネット(テーブルを挟んで食べる所)や二段式シー・バース(横になる所)の造作や仕掛けが楽しい。しかし今回の号の圧巻は何と言ってもカリフォルニアのレイク・タホ近くのミスティーのオーナー夫婦が2008年夏、カナダまでトレイラーで自艇を引いて行き、ヴァンクーヴァー島とカナダ本土との間の海域をクルーズした時の記録。写真だけ見ていてもクルーズの雰囲気が充分に楽しめるのでぜひ一見され度。



尚、ミスティーは当ブログでも何回も登場しているが、メキシコの [コルテズ海もクルーズ] している。

(写真はPSC製434艇中387番 Zanzibar です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2014年8月4日月曜日

フロリダのソールティー・ディンク 4

一見普通の初期オープン・レイアウト型STB側セッティー上。

昨日触れた様に天井のライナーは新品に張替え済みだがキャビン側壁のティーク合板もニュー。





ポートライトは全て分解清掃、新しいパッキンを噛ませたという。

12V配電盤の下には右からいずれも新品のVHF、Bluetoothとリモート付きのClarionステレオ、ビルジの高水位アラームが並ぶ。


一昨日DC配線を全て新品にしたと書いたが、同時に新しいACシステムも設置。陸電受けコンセント、配電盤、配線、室内の陸電コンセント、20AMPバッテリー・チャージャー等全てニュー。

左舷側のギャリー。

左端の蓋を開けると2口のForce 10プロパンコンロが現われる。





このコンロを含め、コックピットのバーベキュー用グリル、タンク、タンク格納庫、配管等、プロパン設備一式も新調した。



これだけのことをやっておきながら1年ちょっと後、あまり乗らないからと売りに出したのはオーナーの年齢、または健康上の理由があるのだろうか。

この艇が$34,700で高いと思うかどうかはフリッカを探している人次第だ。1~2年フリッカを体験してそのまま売りに出すことを考えている人には高いだろう。手頃な値段の艇を買って乗りながら自分で少しづつでも直すことを楽しみたいと考えている人にも不向き。当初あまり手間をかけず10年或いはそれ以上乗りたいと考えている人には良いかも知れない。

いずれにしても、投資したお金を売る時に全額回収しようと考える事が現実的でないことは、この艇のオーナーが合計$48,000かけた(税金、係留料など除く)この艇を$34,700で売りに出していることからも明らかだろう。

(写真はPSC製434艇中126番 Salty Dink です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2014年8月3日日曜日

フロリダのソールティー・ディンク 3

典型的な初期オープン・レイアウト型の室内。

今日の写真ではちょいと分かり難いが天井のビニール製ライナーも新品に換装。







ニューのステレオ・スピーカーは室内であってもBose製の防水型。








Vバース下に見えるDometic 製ポータ・ポティーも新品で未使用だそうだ。

(写真はPSC製434艇中126番 Salty Dink です。)
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2014年8月2日土曜日

フロリダのソールティー・ディンク 2

フリッカ・ホームページの情報を見ると2012年初頭に約20,000で購入。購入後6ヶ月でさらに約$26,000をかけてプロに頼んで整備・装備をしたらしい。それらを見てみよう。

キャビントップのティーク製ハンド・レイルは新品換装。デッキ・ハードウェアには全てティーク製基盤を仕込んだ。

バルクヘッド右舷側は GPS プロッター。左舷側は室内からも見られる2面型コンパス、及び風向・風速等を表示する多機能型ディスプレイ。


写真は無いがメインスルとジェノアも新調。ジブのHarken製ファーラーも同時新装。フォアワード・ハッチも然り。ラニング・リギングもその時新調した模様。スタンディング・リギングはプロの検査でパスしてそのまま。ライフラインは新調。

コンパニオンウェイのステップ。

バッテリーの元スイッチだけでなくDC電気配線は全て新品に換装したそうだ。



バッテリー3個(2バンク・システム)、バッテリー・ボックスも同時新調。航海灯、室内灯等ライトは全て新品LED。

ビルジ関係では1000GPH(毎時ガロン)、800GPHの2個の自動ポンプを高水位アラーム器と共に設置。無論手動ポンプも新しいWhale Gusher Urchine に換装。

駆動関係: カトラス・ベアリング、シャフト、プロペラ、カプラーを新調、エンジン自体はエンジン・マウント、オルタネイター、ベルト、シャットオフ・レバーを新品換装。ジンク、インペラ、サーモスタットなど消耗品も交換。燃料ラインや冷却水ろ過器も新品。

(写真はPSC製434艇中126番 Salty Dink です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2014年8月1日金曜日

フロリダのソールティー・ディンク

フロリダ半島東海岸 [スチュアート] の1980年製ソールティー・ディンク。

船内機はヤンマーのYSM8 らしい。

トレイラーも無しで約$35,000で売りに出ている。




それ程整備や装備の良い艇なのだろうか。Yachtwolrd.com などに出ている他のフリッカと比較しても高い。買い手は現われるのだろうか。

(写真はPSC製434艇中126番 Salty Dink です。)
フリッカのスペック