この艇もハルとデッキをパシフィック・シークラフトから購入して残りはオーナーまたはオーナー依頼のプロが仕上げたオーナー・コンプリーション・ボート(キット・ボート)だったのかも知れない。室内側壁と天井は白い板張り。キット・ボートでなければ、後で何代目かのオーナーが張り替えたのだろう。
この艇は両舷にコンプレッション・ポスト(柱)のある数少ないPSC製フリッカの一つだが、そのポストまで白く塗ってある。
ギャリー・カウンタートップも白。
Vバースのクッションを外したところ。
この艇はバースの下だけでなく、両舷の壁のイナー・ライニングにも孔を開け、ハルとイナー・ライニングの間にある僅かなスペースも収納にし、アクセス口を設えてある。
コンパニオンウェイから見た室内の引きサイズ写真。
両舷のコンプレッション・ポスト間、Vバースのフィラー部分にヘッド(WC)があるオープン・レイアウト。
個室ヘッドが無い分セッティーが長い。バースとしても充分使用可能だ。
開閉型ブロンズ製ポートライトの下、サイドデッキ下の棚には置いたものが落ちない様にバンジー・コードを仕込んである。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Vaquita II です。)
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