旧型デッキ・モールドによる船内機仕様艇のエンジン・ルームを見られる機会はなかなか無かった様に思う。
左舷側(画面右)の外付け燃料フィルター(油水分離器)の位置が随分手前になっている。
その下、スルー・ハルの位置が後期艇とは左右逆で、エンジン取水口が左舷側(画面右)にあるのが目を引く。取水口から入った冷却水はエンジン・ルーム内の右舷側壁に装着した水ろ過器を通ってエンジンの冷却水ポンプ入り口まで降りて来る。
下の写真はコックピットからの1枚。
エンジン・ルーム内のイナー・ライニングの形状が後期艇とは少し異なる。ウォーター・ロック(マフラー)の型や位置も然り。
エンジン・エアー・フィルターの筒の向きは水平にすべき。これだと重力の関係で液体でも何でも筒の中に落ちてしまう。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Vaquita II です。)
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