2011年6月14日火曜日

アリグラ、もう一艇 (インテリア)

デイナかと思うようなインテリア。

Vバース下中央の引き出し、その前のマストを支えるコンプレッション・ポストなどそっくり。




しかもテーブルがVバース下から出て来て、コンプレッション・ポストをラップするのも同じ。相違点はデイナではギャリーが左舷、ヘッドが右舷、と逆になっていること。

デイナではアイスボックスがコックピット・シート下まで伸びているが、このアリグラではどこに隠されているのだろう。


セッティー横に調理時用のイクステンション・テーブルが付いているのは同じ。

どうやらコンロ下のスペースに冷蔵庫/アイスボックスがあるようだ。

この艇のブロンズ製ポートライトはPSC製フリッカのものと全く同じ。











左舷セッティー、スターン側の端にはロッカーとマガジン・ラック。















そのアフト隣りは個室ヘッド。

壁には収納スペース用アクセス口が並んでいる。














エンジンはクボタ・ベースのユニヴァーサル2気筒。








(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇、Sara です。)
www.yachtworld.com キーワード欄に Allegra と入れてサーチ・ボタンをクリック。 Dana でも検索され度。

2011年6月13日月曜日

アリグラ、もう一艇

このアリグラもカター・リグ。

これもポートライトの数がフリッカと同数の片舷3個なので外観はフリッカと区別がつかない程良く似ている。特にブルース・ビンガムのデザインそのままの [ノー’スター製フリッカ] に極似している。







ポートサイド。











キャビントップ、2連の手摺りがキャビンの長さを暗示している。

スターボードサイド。











コックピット・コーミングのフォアの部分はPSC製フリッカ同様にカーブしている。






ラダー・チーク(頬板)が長い。バックステイはデュアルもしくはスプリット・バックステイだが、ステイスル用のラニング・バックスステイも装備されているようだ。

コンパニオンウェイは浅い。外航クルージング艇では波の浸入を防ぐためこの位が適当。





ハル両舷後端上部にはアリグラの頭文字Aが見える。

メインシートはミッド・ブーム型のセットアップ。

フリッカのコックピットはちょうどこのクッション位の長さだと思う。ブリッジ・デッキの幅も約30cmはありそうだ。

以上、ただ単にフリッカを引き伸ばしただけではなく、外洋艇として完成度の高い艇だという印象を受ける。






(写真はいずれもフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Sara です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2011年6月12日日曜日

アリグラ24の写真

アリグラ (Allegra) はプロダクション艇ではなく、図面を購入した人たちが自作、またはシップヤードに依頼して造船したものだ。数は多くないが、時々売りに出されることがある。

これはその中の1艇。













尚、筆者は1987年当時サンタバーバラ近くに健在で数艇の図面の通販を行っていたフレッド・ビンガムと電話で話をしたことがある。そもそも雑誌に載っていた小さい広告にフリッカの図面と明示してあったのでそれを注文しようと電話したのだが、良く訊くとそれはこのアリグラの図面だった。その時フレッド・ビンガムはこれは24フィートだが、フリッカそのものだよと言い放った。結局小生はアリグラの図面は購入しなかったのだが、その図面一式も過去に購入していた人々から今でも時々クレイグズリストなどで売りに出されることがある。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
www.yachtworld.com キーワード欄に Allegra と入れてサーチ・ボタンをクリック。

2011年6月11日土曜日

アリグラ24

フリッカの兄弟艇と言えば同じパシフィック・シークラフト製デイナ24(日本ではダナ24と言う誤った読み方で定着しているがDanaはデイナと呼ぶのが正しい)を思い浮かべる人が多いだろう。

しかし血統的に言えばこのアリグラ24こそ直接血の繋がったフリッカの真の兄弟艇なのである。

それはフリッカのハルのデザイン(ブルース・ビンガム作)を土台に艇長を4フィート引き伸ばしたのがアリグラだからだ。引き伸ばしたのはブルースの父でやはりネイヴァル・アーキテクトであったフレッド・ビンガム。

キールはフル・キールではなくカッタウェイ・キールになっている。








デイナをデザインしたのはクリーロックだが、デイナはこのアリグラに恐ろしく似ている。パシフィック・シークラフトの依頼により24フィート艇を設計することになったクリーロックの設計事務所が、フリッカの図面、および通販で入手したアリグラの設計図一式を参照したのは疑いようがないだろう。(顕著なちがいはデイナのラダーが外付けではないこと。)

こちらはフリッカのレイアウトとカッタアウェイ・プロファイル。

尚、フリッカはアリグラやデイナより体は小さいが、上記のように世に産まれ出たのは早い。従ってフリッカの方がれっきとした兄だ。








フリッカ・ホームページで今売りに出されているフリッカ一覧

2011年6月10日金曜日

セレニティー進水(1984年) 5

セイルを除いて艤装完了。家族で記念撮影。

セレニティーはもともとこの様にヘッスル2枚のカター仕様だった。クラブ(ブーム)はイナー・ジブ(ステイスル)用。



この形からジブ1枚のスループにして、その1枚ジブに木製のクラブを付け、セルフ・テンディングにしたのもこのオリジナル・オーナーだ。

***

小生どもはこのオリジナル・オーナーから数えて [4代目] ということになる。(3代目オーナー未亡人からの寄贈を受けて約3週間で4代目の小生どもに受け渡しをしたロングビーチ・シー・スカウトを除く。)

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2011年6月9日木曜日

セレニティー進水(1984年) 4

ステッピング・ザ・マスト(マストを立てる作業)。

フリッカのマストは大人3人が居ればクレーン、又は梃子の原理を使うAフレームがなくても立てられるということは知られている。














この様にずば抜けて背の高い人間が一人でも居れば仕事はかなり楽になる。

コックピットに居るのはオーナー。












ヘッドステイは付いている。マストがきっちりターハナクルの所定位置に来るよう調整中のようだ。この後バックステイや両舷のシュラウドをチェインプレイトに装着、ブーム、セイルも付けて、リギングをチューン・アップという段取りになる。

マストが立ってぐっと見慣れたセレニティーらしくなった。







(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2011年6月8日水曜日

セレニティー進水(1984年) 3

初着水に向けドック・サイドに回されたセレニティー。














キールが海面に触れる。










完全に浮かぶ直前。











ちなみに1984年は2回目のロサンジェルス・オリンピックが開かれた年。セイリング競技はこのニューポート・ハーバーの西隣り、ロングビーチを中心に行われた。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ