2010年6月30日水曜日

手放し (Video)

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フリッカはフル・キールだ。バランスが取りやすい。

フォアとメインのセイル面積のバランスを取ればティラー(舵)と格闘する必要はない。

ティラーをせいぜい指2-3本で操作できる状態にセイル面積のバランスを取るのがフリッカ・セイリングのコツだ。手放しで、直進も出来る。

***

基本的には風が強くなりウェザー・ヘルムを強く感じるようになったら、フォア(ジブ、ジェノアなど)に対しメインの面積が大きすぎるということなので、メインをリーフする。

逆にルー(リー)ヘルムを強く感じるようになったら、相対的にメインの面積が不足しているということで、メインのリーフを解くか、強風の場合には逆にフォアの面積を減らす(フォアもリーフするか、ステイスルなど小さいセイルに交換する)。

ティラー(舵)にしがみついてティラーと格闘する、つまりティラーに負担をかける帆走は好ましくない。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。

2010年6月29日火曜日

タックして南へ (Videos)

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今年の週末は例年になくセイリングを楽しんでいるボートの数が多い。

(セレニティーのマリーナでも特に昨年のシーズン終了後から今年シーズン前にかけて新入艇が目立っていた。ベイエリアでは5-6年周期で新オーナーの割合が増えるのかも知れない。それとも経済が上向いて来たのか。)

ベイ・ブリッジをくぐってセントラル・ベイに行くとアルカトラズ近辺で20-25ノットの風があるが、出航回数170を超えて、最近余程のことがない限りそこまで脚を伸ばすことがなくなった。サウス・ベイで十分楽しめる。



北西の風約15ノット、メインは依然シングル・リーフで艇速4.7-5ノット。
撮影アングルを少し変えてみた。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト

2010年6月28日月曜日

短いビデオ2本 (Videos)

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風はさらに西へ回り、約15ノット。パフは17ノットを超える。

セカンド・リーフ用のライン(赤)を引きすぎて帆端をピンチしてしまっている。約1インチ半緩めるだけで直るが、それより少しウェザー・ヘルムがきつくなってきたのでそろそろメインをリーフした方が良いようだ。



メインをシングル・リーフした。バランス良く手放し直進。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー・フリッカ・グループ

2010年6月27日日曜日

6月26日土曜の風 (videos)

マリーナを出て北0.75マイルの地点まで、北東の風3-5ノット。それでも涼しく心地良い。1時間近くのんびりしていると、夏のSF湾の定番どおり、2時をまわって西風がビルドアップし始めた。

下のビデオ3本、10、12、14ノットとフリッカにうれしい風になって行く様子。

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フル・メイン、フル・100%ジブ。北北西の風10ノットに変わり、やっと通常のポート・タックとなったところ。



風、12ノット。フリッカの調子が出てきた。



殆ど西風、13-14ノット。快調。セイルはまだどちらもフルのまま。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2010年6月26日土曜日

ニューヨークのジョウヒー

(今日の写真はクリックしても拡大しません。悪しからず。)

新オーナーに引き取られる前、
大西洋岸コネチカット州 [ロウウェイトン] に係留中のジョウヒー。











新しいホーム・ポートは五大湖のひとつオンタリオ湖東岸、ニューヨーク州 [ケイプ・ヴィンセント] になるそうだ。






以前にも書いたが北米ではこのようなスタンド(ブラウネル・スタンド)を使う。

フリッカの場合通常左右に2本づつ、バウに1本、計5本を使う。バウに当てるスタンドはパッドがV字型。左右のスタンドは対にして使い、必ず対舷のスタンド同士をチェインで結んでからクレーンのストラップを外す。尚、艇の重量はキールの下に当てた大型の木のブロックで支えている。スタンドは艇が倒れないように支えるサポートだ。

(写真はPSC製434艇中202番目、1983年製 JoHee です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ・データベースにある同艇の紹介

2010年6月25日金曜日

プルピット・レイル

PSCファクトリー・フィニッシのフリッカには洩れなくプルピット・レイルが付いている。

[サノマジック] でのリストアを終えてマリーナに仮係留されたトトロ(これは末四郎氏撮影)。






1980年代後半以降の艇では水平のパイプがこのように中間にも入っている。バウ・プルピット・レイルだけでなく、スターン・プルピット・レイルもライフラインも必ず2段式。

それまでの艇では1段式(例は [こちら] )。ただし、ライフラインだけ2段式の場合もある。

このトトロのバウスプリットとプラットフォームは [新作] 。わずか4cm未満と思うが、プラットフォームがバウスプリットの上に乗った分、レイルの描くラインが高くなり精悍さを増したように感じる。

(写真はPSC製434艇中360番目 Totoro です。)
トトロ進水
トトロ号海へ帰る

2010年6月24日木曜日

フリッカのバウスプリット

機能的に理にかない見た目にも美しい優れたセイルボートのデザイン(設計)はアートとサイエンスの融合で生まれる。どちらが欠けても成り立たない。バウスプリットも付属的とは言え船体同様大切なデザインの一部だ。

PSCフリッカのバウスプリットには通常アンカーも収納できるプラットフォームとクルー転落防止のためのプルピット・レイルが付いていて、実用プルピットとしての機能を満たしている。

これはプラットフォームとプルピット・レイルを外して裸にした状態。








フリッカ・サイズのセイルボートに付けられたイギリスの伝統的なバウスプリットと比べるとその違いが顕著に見て取れる。長さが短めであることと、海面に対して平行ではなく、シアーラインに沿ってそのまま前方に上昇していること、の2点だ。

キャラウェイのオーナー、アンガスはイギリス人。

小さい頃から見慣れたスプリットの方がしっくりするのだろう。このようにイギリス伝統のスプリットに換装した。




PSC製より少なくとも30cmは長い。その分ジブのセイル面積を大きく出来る。これだけ長いと確かに海面に平行になるようにした方が、機能的にも美観的にも座りが良いようだ。

ジェノアとステイスルを装着。










イギリスの往年の漁船コーニッシ・クラバーをモデルにした [同名のヨット] 、その一流のオーストラリアのヨット [クータ・ボート] などに見られる伝統的なスプリットの形状を見事に復元している。

アンカーはスプリットの下に固定。









錨泊時は両舷のバウ・レイル上にあるチョック(フェアリード)を通して出した [ブライドル式アンカー・スナッバー] を使っているようだ。ブライドルやスナッバーはアンカー・チェインに掛け、チェインと艇の間のショック・アブゾーバーの役目をする。ノイズが減るのは無論、走錨防止にもなる。

イギリス流バウスプリットに対しPSCのデザインは短かめのスプリットをあえて海面と平行にせず、シアーラインの延長のようにそのまま前方へ伸ばしている。プラットフォームやプルピット・レイルと一体になるスプリットとして理にかなっているようだ。

無論フォアステイの基盤を艇の前方に出してセイル面積を増やすというのがバウスプリット本来の機能だが、アンカー・プルピットも提供した上、装着したプルピット・レイルのアウトラインを利用して、見た目も美しく仕上げている。

バウスプリットはフリッカにはなくてはならないものだが、それぞれ機能的にも美観的にも成功例と言えるだろう。

(写真はいずれもPSC製434艇中423番目 Caraway です。)
キャラウェイ・ホームページのバウスプリット・プロジェクト