2015年1月7日水曜日

セレニティー セイル・カバー補修開始 2

筆者も同日僅かながらミシン縫いではなく手縫いで出来る部分を担当した。

これはジブ・カバーの一等アフト(船尾側)部分。

皮のトリムが外れてしまっている。




ダブル・アップした青糸で二度縫い。

ボタンの脇の白糸の解れ部分もついでに手で補修。




装着したところ。












(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年1月6日火曜日

セレニティー セイル・カバー補修開始

セレニティーのセイル・カバーは恐らく初代オーナーの時代から30年近くも使っている代物だ。あちこちガタが来ている。4年前は [縫製部] や [ボタン取り付け] の補修、その1年半後には [ヘッド部の皮の縁取り] を付け直した。しかしここ1~2年さらに元々の白い縫糸の劣化でカバー装着の際生地を引っ張ると糸が切れ、縫い目が解れることがまたまた多くなった。

今年の冬のプロジェクトとして再度補修を行うことにしていたが、ついつい殆ど無風の日でもドリフターでの帆走を続け、メンテを疎かにしている。それではいけない。新しい帆走シーズンが始まる前にやっておくべきことはやっておかねばならない。

という訳で1月3日土曜日、ベター・ハーフは艇に運んだミシンで作業を開始。



(↑ 先ずはセイル・カバーの前に筆者が誤って一部破いてしまっていたティラー・カバーを補修。糸はティラー・カバーを縫製した時に購入したポリエステルの青糸の残りを持ち込んだ。)

こちらはジブ・カバー。

縫製が弱くなっているところは元々の白い糸が残っている箇所も構わずその上から縫い込んだ。


クロースアップ。

青糸で縫い線をダブル・アップ、トリプル・アップして縫っている。(*)





この日補修したのは主にジブ・カバーのフォアの部分。

右舷側。

白い糸が途切れている部分は全て青糸で縫い込んである。









右舷側下部。

















左舷側。

この日は青糸を使い切ってしまったのでまだジブ・カバー全体の作業は終わっていない。糸が届いたらカバーを前後に走る背縫いの部分の補強と下腹の部分の補修作業を行った後メインスル・カバーに移る。








* 註: 手元にあった青糸は白糸より細い(青糸は [V-69] 番、白糸は恐らく一段太い [V-92] 番ではないかと思う)。セイル・メーカーなどの使う工業用ミシンは別だが [家庭用ミシンで縫える] のはV-69 までとの事なのでV-69 を購入して使っていた。

今回注文して待っている糸はやはりV-69 だが、青白各一巻(各4オンス、1400ヤード)。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年1月5日月曜日

リサンダ バウスプリット

[2012年3月] に書きそびれた事を補筆。

***

1990年代に製造されたPSCフリッカのバウスプリットは硬木2~3枚を積層し白いペイントを塗布したものではなく、この様なニス仕上げとなっているものが多い様だ。

両側のプラットフォームはティークだが、バウスプリットはやはりホワイト・オークかオレゴン・パイン(ダグラス・ファー)なのだろうと思う。










バウスプリットをデッキに留めるスルーボルトは1990年代フリッカには珍しく3本。しかし間隔は狭い。しかも前2本はアイを装着することにも使われている。

一等上のリンク先2枚目の写真で分かる様に90年代の艇では80年代の艇と違い、フォアデッキのクリートが平行して2本設置されている。リサンダのアンカー・ローラーは右舷側だけでなく左舷側にもあるが、左舷側のアンカー・ロード(チェイン+ライン)は場合によっては [オン・デッキ・スナッバー] などを使い左舷側のクリートに噛ませて使うことが出来るので便利だ。

(写真はPSC製434艇中430番、1996年製の Lisanda です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年1月4日日曜日

リサンダ 係留

やはり夏のシーズン中らしい1枚。

隣の艇にウィスコンシン州の港名が見えるのでミシガン湖なのかも知れない。







1GM や1GM10 などの船内機は艇の浮かんでいる場所の水をスルーハルから取水し直接エンジン・ブロック周りに巡らせて冷却する方式なので塩分の無い淡水湖での運転はエンジンにとっては良い。

(写真はPSC製434艇中430番、1996年製の Lisanda です。)
⇒ フリッカ・データベース

2015年1月3日土曜日

リサンダ 帆走

リサンダ(1996年製)については2012年3月、13日間に渡り60枚の写真を掲載したが、帆走中のものはこれが初めて。

夏のバケーションらしい雰囲気。

この艇には [船籍番号の掲示が無い] ので場所は判然としない。

タンバーク色のメインスル、ジェノアとも満開でディンギーを曳航しながらヒールもなくゆっくり帆走中。風は3~4ノットか。





(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
⇒ フリッカ・データベース

2015年1月2日金曜日

ノース・カロライナのパリワッグ

ノース・カロライナ州 [オリエンタル] のドックに係留中のパリワッグ。Polliwog(Pollywog) とはオタマジャクシの事。船乗りの中では未だ赤道を越したことのない者のことを指す。(これに対して Shellback は周知の通り海亀の一種だが赤道を越して航海した経験のある者。夢とユーモアを感じさせる名前だ。

2014年12月26日地元紙 [タウン・ドック] に掲載された写真。

現オーナーによりリストアが完了したばかりだそうだ。


この艇のハルにはフリッカ特有の葡萄の蔦のスクロールワークが無い。スーパーストラクチャー(キャビンなどデッキ上の全ての造作物)もPSCフリッカではなく、ビンガム・デザインから引いたものの様だ。フェロセメント・ハルの自作艇、または [2012年12月15日] から4日連続で取り上げた Fer-a-lite ハルのフリッカかも知れない。 * (下記註参照)

しかし場所がノース・カロライナなので恐らく [この艇] をリストアしたのではなかろうか。キャビンやポートライト、ブルワークス、コックピット・コーミング、バウスプリットの上に乗ったプラットフォーム、ステム下部のボブステイのチェインプレイトなども極似している。そうだとすれば2年半も経たず見事に甦ったことになる。天晴れだ。

リグはガーフ(ギャーフ)リグのスループ。

(写真は自作艇、または初期PSC製キット・ボートと思われる番数不明のフリッカ Pollywog です。 ⇒ 下記註参照)

* 後日註:この艇はNor'Star 1976年製、ハルID ncz45918j476 である事が判明した。

⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年1月1日木曜日

横浜ベイサイド・マリーナ係留の Orange Blossom II

YBM に係留中の [オレンジ・ブロッサムII] 。本日の写真は2枚共 [こちらのブログ] から拝借した。

メインスルは昨日見たトトロと同じ設定(写真はクリックで拡大)。

ただしブームは以前書いた様にスタンダード仕様より30cm程高く設定されている。3段のスターン・プルピット・レイルもカスタムだ。


キャビントップのライフラフト収納用らしきオレンジ色ボックスの固定に使ってあるシー・フッド上のSS製バー(パイプ)もはっきり見える。

これも以前書いたがキャビントップ右舷側に引いてあるラインはアウトホルか何かのコントロール・ライン1本のみで、ウィンチは無い。


左舷側にはメイン・ハルヤード用ウィンチが見える。また左舷側コックピット・コーミング・トップには通常の16番(#16)プライマリー・ウィンチの他にもう1個、キャビントップのものと同じ8番(#8)ウィンチも付いている。ファーラーのコントロール・ライン用かも知れない。

興しろいのはコックピット・コーミングの上にあるライフライン。スタンションから後ろを3本に分岐させている。その後ろの特製3段のスターン・プルピット・レイルとも合わせ、余程落水防止に注意を払ったものと見える。スプレイ避けも兼ねた [キャンバス] や [クリアー・パネル] (タイム 4:35 を参照)は良く見かけるが、こういうアイデアもあるのかと思う。

(写真はPSC製434艇中349番 Orange Blossom II です。)
⇒ ブログ [ヨット-セーリング・デザイン・自作]