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2015年7月31日金曜日

メインのヴァキータ II On Trailer

確か1ヶ月程前だったか、トレイラー付きで売りに出ていたメイン州のフリッカ、ヴァキータ。

自宅バックヤードらしき風景。

バウスプリットを含むバウ・プルピット・プラットフォーム、トウ・レイル(ブルワークス)のキャップ・レイル、メイン・ハッチなどに青いヨット・ペイントを塗布。

コックピット後部に見えるのはブームを乗せるブーム・ギャロウズ。





下の写真を見るとコックピット・コーミング上面に張られたティークとコックピット・ソール(床)に置いたティーク製グレイティング(スノコ)はさすがに生のままで、足が滑らないように注意している様子。

メイン・ハッチの形状を見るとこの艇が旧型デッキ・モールドによって造られた1983年前半以前の艇であることが分かる。



左舷側から見たところ。

ポートライトは80年代のフリッカに良く見られるブロンズ製の陸上競技トラック型楕円形。


バウのステム上部には航海灯用の窪みが造り込まれている。ハル・モールドはデッキ・モールドより早く新型になったが、この航海灯の窪みはとりもなおさずこの艇がハルもまだ旧型モールドを使って造られたことを示している。ちなみにこの艇は1981年製だそうだ。

船内機仕様艇。

搭載エンジンはヤンマー1GM。

トレイラーはまだ比較的新しい様だ。



スペア・タイアはトレッドからして一度も使われたことが無い様子。

恐らく4本のタイヤも似た様なものだろう。シーズンの初めと終わりに何度かローカルの短距離を走っただけではないだろうか。

尚、取引には左舷横に置いてあるインフレイタブルのディンギーも含まれていた。




(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Vaquita II です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年7月25日土曜日

ウィスコンシン州の1978年製フリッカ 

このフリッカはハルとデッキをPSCが造り、その他はオーナー又はオーナー指定のヤードが造ったオーナー・コンプリーション・ボート、所謂キット・ボート。

ポートライトは長方形の開閉式ブロンズ製。

どうやら全ポートが同じ大きさの様で、重厚さを感じさせる。


フォア・ハッチもメイン(スライディング)ハッチもティーク製。

手入れはなかなか良いようだ。



旧型モールドの深いコンパニオンウェイに幅広の3枚式差し板。

トップの板には2個のヴェント(通気孔)。



バルクヘッド上部に張ったティーク板がアクセントになっている。その下のコンパスその他の計器類は古さを感じさせない。近年のアップデートだろう。

コックピット後部センターにはラザレット(ロッカー)。この艇は船内機仕様なので船外機用燃料タンクの置き場ではない。


その横、シート・トップがティーク張りになっている部分は両舷ともやはりロッカー。各シート最後部、スターンの壁には円形ハッチが付いていてトランサムとの間のスペースにアクセスできる様だ。無論円盤を取り外せば通風孔にもなる。

コックピット足元の壁、左舷(画面左)側にあるのがエンジン・ダッシボード、右舷(画面左)側にあるのは手動ビルジ・ポンプのハンドル差込場所。コックピット・ソール(床)はティークのグレイティング(スノコ)でカバー。コックピットの要所がティークで引き締められており全体的に木造艇の様な重厚さがある。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共に不詳、1978年製のフリッカです。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年7月4日土曜日

シャンプレイン湖の221号艇 On the Hard

冬は寒い地域なので帆走シーズンが終わると上架保存するのだろう。

カスタムの船台に乗っている。

上架保存専用ヤードかも知れない。






暖かくなってこれからシーズンという時の一枚だろうか。

Vバース手前のクッション下にポータ・ポティー(ヘッド = WC)を置いたオープン・レイアウト・プランの室内。




テーブルは脚が無くてもセットできる仕掛けにし、同時に薄型のものに自分で換えた様だ。この艇は今フリッカホームページで売りに出ている。

(写真はPSC製434艇中221番目、Flicka という名のフリッカです。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

註: このリンクはフリッカ・ホームページでのファイル名が変更された(Flickas-For-Sale.aspx が FlickasForSale.aspx になった)ため、当ブログ過去7年近くに及ぶ過去ポストにある同リンクをクリックすると単にフリッカ・ホームページが表示される様になりました。その際はリンク先左にあるメニューの Flickas For Sale をクリックしてください。2015年5月以降のポストでは新ファイル名に対応するように修正しましたのでターゲット・ページが以前の様に直ぐに表示されます。)

2015年6月29日月曜日

ワシントン州のホヌ On Trailer

マリーナのヤードで運送業者のトレイラーに乗っているところ。

HONU の名は緑色で描かれている。










きれいな室内だがこの写真は12年前の撮影なので現況は不明。







手前にマリーン合板で自作したらしい双眼鏡入れが見える。

(写真はPSC製434艇中347番目 Honu です。)
フリッカ・ホームページ

2015年6月22日月曜日

SFベイのフリッカ シャーロット・モウリス オン・ザ・ハード

この艇は2年前に上架し船底塗料を塗ったという。本日トップの写真はその時のものだろうか。全体的に大掛かりな点検・整備を行ったらしい。艇の電線もその時新品に換装したそうだ。外洋志向の特別な装備品はまだ付いていない。

それどころか、マストやスタンディング・リギング、バウスプリットやプラットフォーム、さらにラダー、ティラーも外されている。



*** 以下、室内写真。 ***

初期艇なのでマスト下のアーチをサポートするコンプレッション・ポストは無い(構造的、負荷的には全く問題無し)。



ポートライトは改装し、その時一等前のペアのみ開閉できるタイプに換えた様だ。その装着用にティークのスペイサーを入れて壁の厚みを増している。個室ヘッドの無いオープン・レイアウト型だが、Vバースにポータ・ポティーなどのヘッド(WC)が見えない。

通常2口コンロが座っている場所にはギンボルに載せたオライゴの非圧式アルコール1口コンロ。新品だそうだ。




その下の引き出しや収納ドア、並びにシンク下スペースのドアには通常のティークの取っ手ではなく、ノブが付いている。ボトル・ホウルダー付きのシンクの蓋は自作だろうか、ユニーク。まな板にもなるのだろう。

クォーター・バースはコックピット・クッションその他の収納スペースになっている。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年6月4日木曜日

テス On Trailer

トレイラーは一般に直接この様なローンチング・ランプと呼ばれる海中へ伸びた坂に降ろして艇を浮かしたり載せて引き揚げたりできる。

このトレイラーのハル・サポートのヘッドは両舷共4本のサポートにストリンガー板を渡した連結タイプ。


無論陸上に引き揚げたトレイラーや艇は水道水で直ぐに洗浄。テスの船籍は確かにAK = アラスカとなっている様だ。

(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年5月25日月曜日

アラスカのフリッカ

フリッカはアラスカにもちょくちょく出没する。この艇はアンカレッジの南 [シーワード] 在。1989年製なのでPSC製全434艇中の370~380番台。後期艇と言って良い。外観も90年代の艇と変わらない。

長い冬場はこの様に毎年ダブル・アクスル・トレイラーの上で過ごして来たのだろう。






無論その間エンジンや冷却水配管などから水を抜き不凍液を入れ、清水タンクなどからも水を抜いて、完全にウィンタライズ(冬拵え)した状態で春を待つことになる。

この艇はyachtworld.com で売りに出して2~3週間で買い手が付いた様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名未確認、1989年製のフリッカです。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年5月24日日曜日

ユニークなトレイラー

フリッカ・トレイラーの殆どは最初からフリッカに合わせて造った専用トレイラーだ。そうでなくても艇の重量や大きさに充分見合うトレイラーであればスタンド等を調整してフリッカ運搬に使える。

しかしこのトレイラーは今まで見たこともないユニークなもの。





フリッカ出荷用の木製船台(クレイドル)から車輪を外し、船台のみをダブル・アクスル(2車軸)のフラット・ベッド・トレイラーに乗せて自艇用トレイラーにしている。艇を3本のストラップで固定しているが、船台自体も何がしかの方法でフラット・ベッドに固定し、フラット・ベッドと一体化しているのだろう。

ファクトリー出荷用木製クレイドルについては [こちら] を参照され度。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共不詳のフリッカです。)
フリッカのスペック

2015年5月23日土曜日

グァテマラのPSC製284番艇

今フリッカ・ホームページで売りに出ている No Name(無名)の284番艇。

ドジャーやビマイニ、ソーラー・パネルも付き、何と言ってもハルやデッキの状態も良さそう。(ただし撮影年月は不詳。)



この艇はもともとニューヨークに居たギャミンという名のフリッカだ。前オーナーのスティーヴが2005年に [ニュージャージーとバミューダ間を往復] したこともある。2009~10年頃新オーナーの手に渡った後どうなったのだろうと思っていたが、現在地はグァテマラの Rio Dulce 河にある [Relleno] という場所だそうだ。

売値は破格で交渉にも応じるという。やはり現在地が大きく影響しているのだろう。






グァテマラから艇に乗って帰るとしたら時間がかかる。デリバリー(回航)クルーに頼んでもヨット運搬船に乗せてもお金がかかる。艇の状態を自分の目で確かめようとしても現地まで飛ぶしかない。 (尚、Rio Dulce はクルージング・セイラー達には人気の場所だが、所によってはヨットを狙った強盗が出没すると聞く。数年前その様な強盗に殺されたクルージング・カップルの話も Latitude 38 で報告されていた。)

それでも確かな情報に基づいて綿密な計画を立て充分な準備をし、用心深く注意を怠らず、判断力・行動力もあり、冒険に直面しても問題の解決を楽しみながらゴールに到達する人(そもそもセイラーには以上の全ての資質が必要だ)には良い買い物になるかも知れない。例えば長期的に [グァテマラ] からカリブ海を楽しみ、パナマ運河を通って太平洋の好みの場所へクルーズすることもやろうと思えば出来ないことではないだろう。

(写真はPSC製434艇中284番目、旧 Gamine、現無名のフリッカです。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年5月2日土曜日

福岡のティー・カップ 上架時

昨日の帆走写真よりも前か後かは不明だが、上架して船底ケアー時の撮影。

スターンの外付けラダー周りには [ミスティック時代] には無かったバンパーが装着されている。


将来クルーズに出る際そこに [ウィンドパイロット] の様なウィンドヴェインも装着可能。

エンジン・イグゾースト(排気・排水)のスルーハル装着金具にはスプレイ防止用に程良い長さのイクステンション・パイプが装着されている([エスペランザ] 風)。メインスル・カバーは新作換装。ドジャーは外されている。ティーク各部はセトールでケアーされている模様。

***

写真をクリック拡大して見るとトランサム右舷側のバックステイ用チェインプレイトの右側にヴェントがひとつ見える。これはエンジン(1GM/1GM10)停止後もサイフォン効果で冷却水経路を冷却水が流れ続け、水がシリンダーヘッドに浸入するのを防止する目的でサーモスタット出口とミキシング・エルボー間に設置されたヴェント・ループのヴェントそのものではなかろうか。

1984年製のセレニティーでは右舷側 [コックピット・コーミングに有る2ヶのヴェント] の中、アフト側(画面右側)のヴェントがそれにあたる。セレニティーのフォア側のヴェントはヘッドの汚水ホールディング・タンク用。後期フリッカ(1993年製)のこの艇ではそれに相当するものは何処にあるのか探してみたが、もしかしたら喫水の白いストライプの中(ライフライン用スタンションの真下辺り)に見える孔がそれなのかも知れない。

(写真はPSC製434艇中421番目 tea cup です。)
フリッカのリグ

2015年4月20日月曜日

SF湾のグッ・ニューズ トレイラー売り出し

サンフランシスコ湾の [グッ・ニューズ] がその [トレイラー] のみを売りに出した。

SF湾をベースにしつつトレイラーで各地に赴いてセイリングを楽しみたい考えだったが、望むべきセイリング環境はすべてSF湾に揃っている事が分かり、トレイラーを手放すことにしたという。

シーズン中の強風、オフ・シーズンの無風~微風、またシーズン中でも湾北部のデルタ入り口などでは熱い緩風(地中海風)も楽しめるSF湾。



グッ・ニューズのオーナーの気持ちは分かる。このトレイラーは誰の手に入るだろう。リタイヤ後にセレニティーを日本に連れて帰ることになるのならトレイラーがあればRoRo船に乗せるのに助かる、とも考えたりする。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1984年製 Good News です。)
フリッカのスペック

2015年2月25日水曜日

ノース・カロライナのパリワッグ オン・ザ・ハード

ノース・カロライナ州オリエンタルのドックに係留されている姿がタウン誌に出ていた [パリワッグ] 。最近フリッカ・ホームページのデータベースにも登録され、自作艇でもどこかのヤード製でもなく、1976年のノー’スター製であることが判明した。

陸上でセイルのフィットを試している様子。

オーナー曰く2011年8月のハリケーン『アイリーン』で地域が浸水した後、或るボートヤードに廃棄されていたこの艇を発見。 殆ど何も無いベア・ハルの状態だったそうだ。

このマストやブーム、セイルは無論、デッキ、コックピット、ハッチなど全てオーナーによる造作又はリストアによるものだという。


次に室内の写真もあるので見てみると... うーむ、この特徴的なギャリーに見覚えのある人もいると思う。

昨年 [4月12日] から16日まで5日連続で取り上げた『パグル』の中の1枚だ。






昨年オーナーがパグルの写真をUSフリッカ・グループに掲出した時艇名を変えるかも知れない旨書いてあったが、パリワッグに改名したという訳だ。

(写真はNor'Star 1976年製、ハルID ncz45918j476、Pollywog、旧名 Puggle です。)
フリッカのリグ

2015年2月13日金曜日

ヴァージニアのミラクル オン・トレイラー

東海岸ヴァージニア州のミラクル。ダブル・アクスル(2車軸)のトレイラーに乗せられローンチ・ランプ(トレイラー艇用上下架場所)前に到着。(後ろに立っているのは街灯でマストに非ず。)

フリッカの重量はドライで5500ポンド(2.5t)、船具、備品、燃料等を入れると6000ポンド(2.7t)を超える。




ピップアップ・トラックはこの様にフル・サイズの車種で、牽引許容重量8000ポンド(3.6t)以上、出来れば10000ポンド(4.5t)以上のものが好ましい。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカのスペック

2015年2月9日月曜日

テューズデイズ・チャイルド ドックに帰る

長い間ストアレージで冬を過ごしたテューズデイズ・チャイルド。

新帆走シーズンを迎えた2014年6月、ドックに向かって出発準備。

オーナー夫婦による作業か、スクロールワークとストライプが黄金色に光っている。










ウィンター・カバーを取り外した。
















ローンチ(下架)して機走でドック・ベイスンに到着。
















(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
フリッカ・ホームページ

2015年2月8日日曜日

テューズデイズ・チャイルド ハル塗装

マストを倒したテューズデイズ・チャイルドはヤードで上架してハルの塗装を一新。

2014年1月。

ハルの塗装を落としサンディングして下地作り。














デッキと船底をマスク・オフして新しいペイントをスプレイ中。

ペイントはダーク・グリーン。




ペイントを何層吹き付けたか不詳だがそれが終わって喫水ラインを白でペイント。







バウ左舷側。

スクロールワークのペイントはまだこれから。














同右舷側。













スクロールワークの色入れは誰がやるのだろう。









セレニティーで10年前に経験したが、筆でやる場合大変な時間と神経を使う。紙テープで周りを丁寧にマスクして吹き付ける方が簡単だと思う。

(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年1月16日金曜日

SF湾のジューンバグ

USヤフー!フリッカ・グループに新オーナーのアーロンが投稿した写真。

艇購入後、メンテやアップデートを施し、全体をクリーンにしてやっと本当に自分の艇になった気がするのが新オーナー。今日の写真からもその気持ちが伝わって来る。

このヤードは見たところセレニティーも利用するサンフランシスコ・ボートワークスだ。






船底の手入れも終わったばかり。この艇は船外機仕様のためキール・スターン部にプロペラ・アパチャーが無い。

見たことのある艇だと思って良く見ると、マリーナ・デル・レイからミネソタ州に移動していた [Sparky] だ。LAからミネソタ経由でSFに来たことになる。

セイルはタンバーク色。いつか帆走している姿を目にすることがあるかも知れない。

係留はバークリー・マリーナだという。隣の青いハルもフリッカ(1978~83年前半製)。


ジューンバグは78年製にも拘らずメイン(スライディング)ハッチを格納するシーフッドが付いている。ほぼ同時期の [ダート(077番艇)][ノウマッド(054番艇)] にも付いている。旧型スライディング・ハッチ用の特注、何代目かのオーナーがスライディング・ハッチを新型に付け替えた時にフッドも付けた、のどちらかと思われる。

或るいは旧型ハッチの時代でもPSCへの艇オーダー時に波除け用ブリッジ2本の付いた当時の標準ハッチか、オプションの『ブリッジの無いハッチ+シーフッド(新型ハッチ時代のものより少し箱型で角ばった感じがする)』にするかを選べたのかも知れない。

***

ところでSF湾と言えば湾の海底を3D化したビデオが Latitude38 で紹介されている。無論チャート(海図)等のデータと同じだが、金門橋の下など潮流の激しい所は海底の砂も深くえぐられている様子が良く分かる。

フラッド・タイド(入潮)やエッブ・タイド(出潮)時は主流が深い場所に沿って動くが、その時まるで岸を舐める様に主流と反対方向に緩く流れる沿岸流があるのも納得できる。主流と反対方向に移動しなければならない時に岸寄りの浅い場所を移動するのもひとつの知恵だ。ビデオは [こちら]

尚、所によっては海底に波状の砂が見える。その砂波の高さは場所ごとにビデオに表記してある(大体1m~9m)。

***

(写真はPSC製434艇中058番目 JuneBug, 旧名 Sparky です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2014年12月6日土曜日

メイン州のフリッカ ポペット

自宅ガレージ横で冬を過ごしたポペット。ニュー・イングランド地方で良く見られる風景。どの年の写真か分からないが初夏を迎へ、下架準備中なのだろうか。

海から左程遠くないらしくトレイラーではなくブラウネル・スタンド3対に乗せられている。




スライディング・ハッチには旧型デッキ・モールド特有のアスワートシップ(艇を横断する方向)に仕込んだブリッジ2本がある。しかしバウのステム上端両側には旧型ハル・モールドに見られる航海灯装着用の窪みがない。以上2点から1980年代初期艇であることが分かるが、この艇は1982年製。

ラダーの後ろにトリム・タブが付いているが、それは Ratcliffe 製ウィンドヴェイン用。Tillermaster という古いが丈夫で電力消費が少ないという定評のあるオートパイロットも備えている。尚、この艇の船内機はどういう訳か1985年製1GM10 だそうだ。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、Poppet です。)
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2014年11月21日金曜日

ニューヨーク州ヤングズタウンのフリッカ

上架され倉庫に眠っている1983年製。83年後期に新しいデッキ・モールドによる生産が始まる前の型。

しかしハル・モールドは一足先に新しくなった様で、バウの航海灯用の窪みは無く、航海灯はステム上部に装着。



スライディング・ハッチ用のシーフッドも装着されているが、これはファクトリー出荷時の仕様ではなく、後に何代目かのオーナーが装着し、同時にハッチもブリッジの無い新型に換えたのではないかと考えられる。(この件については後日。)

ポートライトも陸上競技場トラック型楕円形のブロンズ製ではなく、長方形のプラスティック製。

キャメラのレンズと仰角のせいでバウ・プリピット・レイルの形が異様に見えるが、上の写真で分かる様にスタンダードな一段式。

一段式だがライフラインは2本張れる様に各舷ともアイが2つづつ付いている。この艇ではライフラインの前端を低い方のアイに装着している。






1960~70年代のセイルボートには [ライフライン前端をデッキに装着するタイプ] のものが多かったが、印象がそれに近い。その後のセイルボートでは安全性の面からレイルにアイを溶接し、ライフラインの高さを後ろと同じ高さにする様になった。この艇でわざわざ低いアイに装着してある理由は不明。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、1983年製のフリッカです。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2014年11月8日土曜日

ニューヨーク州ノースポートのフリッカ Portサイド


喫水線が地面と水平になる様にきちんと置かれている。

喫水線に沿って指を置いてみると水に浮かんでいる時と同じトリムで、バウに向かうに従ってシアーラインがせり上がり、それに合わせた角度でバウスプリットが伸び、さらにプルピット・レイルもその動的な線にマッチして造られているのが良く分かる。




マストのレイク(後方への傾斜)も良く見て取れる。(マスト・レイクについては [こちら] を参照。)

PSC製フリッカで時折見かける白くペイントされたラダー・チーク(頬板)。これはファクトリー製頬板がダグラス・ファー(オレゴン・パイン)やホワイト・オークなどを使っているためだろう。同じ固い木材でも天然の油を豊富に含んでいるため腐り難いティークならペイント塗布は無用だ。

この艇のプロペラは3枚羽根。ジンクはシャフトの根元側に付けてある。



(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、1986年製フリッカです。)
フリッカ・データベース

2014年11月3日月曜日

ニューヨーク州ノースポートのフリッカ STBサイド

アメリカのプレジャー・ボート(パワー、セイル)は連邦(コースト・ガード)か、州か、いずれかに登録する。コースト・ガード登録の場合、特に船体にIDを表示することは無い。

州登録の場合、バウ部分に [登録番号表示とスティッカー貼付] が必要。

しかしこの艇ではそれがどこにも見られない。かと言ってコースト・ガードに登録されているとは考え難い。小型艇のフリッカはコーストガードに登録できる最小トン数を満たさないので通常州登録になるのだ。






(尚、デイナ24はコーストガード登録可能。しかし40フィート、50フィートの大型艇でもオーナーの選択により州登録が可能。料金や税金に僅かな違いがあるだけでどちらの登録でも実生活上の違いは無いと言って良い。海外に行く場合コーストガード登録でないと行けないと建前論を言う人も居るが無益な議論。メキシコ、カナダ、バミューダは無論、中南米諸国、フランス領ポリネジアを初めとする南太平洋、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国等々州登録のフリッカが訪問した地は多数。)

話は変わるが喫水のストライプを保っている艇はトレイラーに乗せて移動したり、冬場に陸揚げ保管の艇が多い。

喫水は特に藻が付着しやすい場所なので、ヤードなど何も言わないとそこまで船底塗料を塗るのが普通。







1970年代、80年代はこの様にターンバックルにリギング・テープを巻く人が多かった。






しかしリギング・テープを巻くのはコター・ピンなど尖ったものからセイルを守るのが目的で、この写真で言えば(安全なインボード=デッキ側にあるとは言え)各ターンバックル下部のジョーをチェインプレイトに留めているピンのコター・ピンの上に巻くのが筋。

これだけブラウネル・スタンドのペアが揃っていればスタンドを順繰りに移動させスタンドで隠されていた船底部分のケアーもやり易い。


(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、1986年製のフリッカです。)
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