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2015年8月2日日曜日

メインのヴァキータ II 室内 2

フォアからアフトを望む。バルクヘッドも白。

コンパニオンウェイは旧型デッキ・モールドなのでステップは計2段。この艇ではその上にさらに一つ小型のステップを付けた。


旧型デッキ・モールドのコンパニオンウェイは切り込みが深いため差し板は幅広の4枚式。しかし荒海でキャビン内に不意に水が流入するのを防ぐため一等下の板を差しっ放しにした場合、その板をまたいでコックピットに出入りすることになるため、この小さなステップを付けたのだ。

この写真では下2枚の差し板を差してあるがそれならもっと浸水防止効果がある。下1枚だけの場合はちょうど新型デッキ・モールドによるコンパニオンウェイ底部にあるブリッジ・デッキと同等の高さとなる。

左舷側ギャリー。

サイドデッキ下にあるカボードの引き戸2枚はもともとティークだが、そこも白く塗ってある。



上の写真ではクォーター・バース入り口に、下の写真ではギャリー・シンクに小型プロパン・タンクが置いてある。この艇のコンロはプロパンらしい。

画面右下のテーブルは90度引き上げ水平にした後さらにアフト側に展伸出来る様にも見える。そうなら長いセッティーにはピッタリだろう。


左下、クォーター・バース入り口のギャリー側壁にも何やら仕掛けがあるが残念ながら他に写真が無いので詳細は不明。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Vaquita II です。)
⇒ フリッカ・ホームページ

2015年8月1日土曜日

メインのヴァキータ II 室内

この艇もハルとデッキをパシフィック・シークラフトから購入して残りはオーナーまたはオーナー依頼のプロが仕上げたオーナー・コンプリーション・ボート(キット・ボート)だったのかも知れない。室内側壁と天井は白い板張り。キット・ボートでなければ、後で何代目かのオーナーが張り替えたのだろう。

この艇は両舷にコンプレッション・ポスト(柱)のある数少ないPSC製フリッカの一つだが、そのポストまで白く塗ってある。


ギャリー・カウンタートップも白。

Vバースのクッションを外したところ。










この艇はバースの下だけでなく、両舷の壁のイナー・ライニングにも孔を開け、ハルとイナー・ライニングの間にある僅かなスペースも収納にし、アクセス口を設えてある。

コンパニオンウェイから見た室内の引きサイズ写真。

両舷のコンプレッション・ポスト間、Vバースのフィラー部分にヘッド(WC)があるオープン・レイアウト。

個室ヘッドが無い分セッティーが長い。バースとしても充分使用可能だ。







開閉型ブロンズ製ポートライトの下、サイドデッキ下の棚には置いたものが落ちない様にバンジー・コードを仕込んである。



(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Vaquita II です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ

2015年7月27日月曜日

ウィスコンシン州の1978年製フリッカ インテリア・アフト + 2気筒エンジン

フォアからアフトを望む。

実に長く幅の広いバースは通常中央部のクッション2つを外し、両舷にセッティー(シート)のあるサロンとして使う。


この艇には各所にアクセスの良い収納スペースが配置され、背もたれのアウトボード側やセッティーの下も収納。右舷側(画面左)の棚にはVHFを置いている。

右舷側のギャリー。

コックピットに面したバルクヘッドにはキャビン内からも見えるコンパス、プロッター用のスウィング・アーム、バッテリーのメイン・スイッチ等が見える。

カウンタートップに面したサイドデッキ下の収納(カボード)にはステンド・グラスをあしらったドアを装着。

足元の収納アクセス口は籐か竹で編んだスクリーン張りで通風が良さそう。


昨日2枚目の写真に見える様に、フォア正面や両舷上部各収納のドアなどにも同じスクリーンが効果的に使われている。

対面の左舷側、個室ヘッドの壁にはフォース10 (Force 10) ヒーター。

フォース10 には軽油/灯油を燃料にするモデルもあるが、これはプロパン用。

その下はキャビネットのカウンタートップ。

画面左、コンパニオンウェイ・ステップのボックスの下に船内機がある。




クボタ・エンジンをベースにしたユニヴァーサルのFWC 2気筒エンジン。








この艇はオーナー・コンプリーション・ボートという販売システムでPSCから入手したハルとデッキに自分の好みどおりの造作を施したフリッカ中の傑作と言える。クルーザーの面目躍如、20フィート艇である事を忘れてしまいそうな大変居住性の高い艇だ。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共に不詳、1978年製のフリッカです。)
⇒ フリッカのスペック

2015年7月26日日曜日

ウィスコンシン州の1978年製フリッカ インテリア・フォア

このフリッカのインテリアは圧巻だ。

コンパニオンウェイから見たところ。

VバースはPSC製スタンダードのものより長く、かつ、両舷に伸びるラップ・アラウンド型。

真ん中にはフィラー・クッションを一つではなく二つ置く。セレニティーの [バース・イクステンション] 設定時と同じ位の長さか。





しかしこの艇のバースはラップ・アラウンド型なので横にも広く、仮に身長8フィートの大巨人が2人居たとしてもゆっくり並んで横になれそうなスペースが出来上がる。

このバランスの取れたユニークで広いラップ・アラウンド型レイアウトを可能にしたのは左舷側にクォーター・バースと長いギャリーを直列に置くビンガムのオリジナル・レイアウトに囚われなかった自由で経験に裏打ちされた実用的な発想だ。

ギャリーはコンパニオンウェイ右舷側。

コンロを置くスペースはあるが仕込んでいないと云う。



代わりに正面Vバース下の壁に付けたブラケットにギンボル式の [シー・スウィング] コンロを装着して使う。

左舷側はクォーター・バースが無いので直ぐに個室ヘッドになっており、前方バースとの間には小型のキャビネットが設えてある。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共に不詳、1978年製のフリッカです。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年7月20日月曜日

テキサス州キーマの1979年製フリッカ インテリア


キャビン側壁は元々白だったのかも知れないが、天井は古くなったビニールを剥いでラミネート板に張り替えた様だ。

フォア・ハッチの内壁も木になっているし、シーリング・ライトもブラス(真鍮)とガラスではなく白いプラスティック製に換装してある。







クッションも比較的最近新調した様子。

Vバース・クッションの上に乗っている両サイドの2枚はコックピット・クッションではないだろうか。

フィラー・クッションの下にポータ・ポティー(ポータブルWC)が見えるので個室ヘッドの無いオープン・レイアウト型艇である事が判る。




アイスボックス蓋の右上に何やら金属製の物が付いている。もしかしてヒンジ(蝶番)だろうか。もう1個左側にもあるのかも知れない。












アイスボックスの蓋を開けたところ。

金属がヒンジだとしたら、重い蓋でもこの様にバネで軽く開けられる方式の物かも知れない。

ボックス内のスペースは家庭用洗剤の収納庫として利用している模様。







(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共に不詳のフリッカです。)
⇒ www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年7月13日月曜日

アメリカに帰って来たダルシニア インテリア

ブロウカーの話しでは室内の状態も極めて良好との事。2012年にはクリーンになった室内を [2月28日] から3日連続で取り上げたので本日の写真はそれらの写真と見比べられ度。

撮影の関係で2012年の方が色が鮮やかに見えるが、恐らく殆ど変わっていないだろう。










ただ室内ティークにミネラル系オイルを塗って手入れしていたためオイルが劣化し埃も混ざり幾分黒ずんで来ている可能性はある。

売りに出すため個人的所有物は全て艇外に降ろした様だ。












残っているのは艇の備品のみ。















2012年当時の個室ヘッドは [こちら] 。
















左舷側ギャリーの様子。















在メキシコ時の写真にこのペイパー・タオル掛けは無い。









バルクヘッド配電盤下のGPSプロッターと左下のEPIRB の間にティークのボックスが新設されている。

以前見られたハンド・ヘルドのGPS補機やプロッターの上に乗せてあるフォグ・ホーンを入れるのに便利そうだ。








この艇は10年以上前からSF湾で目にしていた。ランデヴーで一緒になったこともある。新オーナーと共に帆走を楽しんでいる様子を早く見たいものだ。












写真はPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ

2015年6月13日土曜日

テス 室内STB側アフト ディテール

このコーナーの引きサイズの写真は [こちら] を参照。

黄色いケーブルは陸電コード。バッテリー充電用か係留時の家電用かは不明。















白いVHF左横のプロッターは以前無かった。















と思いきや、実は水深計として使うフィッシ・ファインダー(魚探)だ。








配電盤トップには交流120V/60Hz と書いてある。

しかしこのラベルの配電盤を購入しただけと思われる。スイッチにはアンカー・ライト、VHF、ラニング・ライト(航海灯)、オートパイロットなどとあり、実際には直流12V 用としか考えられない。


(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
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2015年6月7日日曜日

テス 室内ディテール

[キャビン天井] の板張りは健在。

天井周りに施した [ロープの装飾] も。










チェイン・ロッカーへのアクセス口。

シンク下スペースへのアクセス口に付いたドアと同一品。












以前の写真では見えなかったVバースの天井(フォアワード・ハッチ周辺)には白いビニール布が張られている。













ハッチ枠装着時の引き締めで布にすこし皺が入っているが、天井全体のキャンバー(カーブ)だけでなくハッチ枠四辺の急なへこみを計算に入れてビニール布を張るのは並の仕事ではない様だ。



(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
⇒ フリッカ・データベース

2015年6月6日土曜日

テス ギャリー

[2年半前に見たギャリー] (リンク先2、3枚目の写真)と色合いが相当違って見える。撮影のせいか。

ギャリーへの供給水は清水のみ。足元にそれ用のフット・ポンプが見える。















上のリンク先ポストでも書いたがこの艇はデニス・プラット(フリッカ・フレンズ創刊者・初代編集長)が息子の艇をリストアしたもの。

シンク右側のカウンタートップに印刷物が並んでいるのはこの艇がまだ売りに出ているからだ。





現在 yachtworld.com と flicka20.com にリストされているが、[昨年12月] に craigslist で売りに出されてからそのままマーケットに留まっている模様。ただし、現在地はシアトル北方、ワシントン州エヴェレット。アラスカに置いているより売りやすいのだろう。尚、デニスは昨年10月末日に亡くなったがその事とこの艇が売りに出た事と無関係ではないのかも知れない。

通常シンク右側はアイスボックスになっているが、このカウンタートップ下のスペースがどうなっているのかは依然としてミステリー。











アイスボックスはクォーター・バース入り口に載せたこの白いポータブル品で代用している様だ。

バルクヘッドにあった時計と湿度計は外され、代わりにペイパー・タオル用ホウルダーが装着されている。









(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ

2015年6月5日金曜日

テス Vバース手前

テスのキャビン内はリストアされた直後の姿を [2年半前に覗いた] ことがある。その時と殆ど変わっていないがアングルの異なった写真等も出て来たので見てみよう。

脚要らずのテーブル。

何がしかの折り畳み式テーブル・サポート ([例]) を使っているのだろう。











テーブルを降ろして見たVバース手前のヘッド(トイレ)コンパートメント。















クッションとカバーを外すとポータブルのポータ・ポティーが現われる。














(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年5月29日金曜日

福岡のティー・カップ 清水タンク用12Vポンプの取り付け

ティー・カップではギャリー・シンクにある清水用の手動ポンプが壊れていた。現オーナーO氏はこれを機に使い勝手などを考慮の上、蛇口を捻れば水道同様に水が出てくる様、清水タンクから水を汲み上げる12V電動ポンプを装着された。

ギャリー・シンク下のスペース。

まずコイル状の通線の先にスポンジを付け、ホース内の水垢などによる配管詰まりや汚れを除去。











クォーター・バース下の清水タンク。

PSC製後期艇にはこの様にタンク内視察用インスペクション・ポートがある。タンク内の水量を簡単に目視できるようにポートのキャップも今回この様に透明なものに交換した。

(前期艇では画面右下に見えるブロンズ製の蓋の付いた注水用孔のみが有る。)


シンク下のスペース、アフト側の壁に当て板を付け、電動ポンプをネジ止め。

左下の白いホースがタンクからのホース、右の水色のホースが蛇口に繋がる。









ポンプ上部からの電線はコンロ下にある引き出し等の付いた収納ボックスの下を通り、清水タンク横(インボード側)のスペースを抜けてエンジン・ルームの左舷側壁に至る。(アイスボックスからビルジに至る排水用配管とほぼ同経路。参考までに [セレニティーの配管写真] を参照され度。)

エンジン・ルームの左舷側壁。

既存の2個の孔の中、下の小さい方の孔から出ている2本の黒い線。その太い方が当該の電線。電線は当エンジン・ルームからさらに左舷側バルクヘッド内を上に昇って配電盤に繋がる。








バルクヘッドの配電盤。

O氏はハンド・ヘルド(ハンディ・タイプ)のVHF愛用のため、艇固定のVHFは使わない。そこで固定VHF用スイッチをギャリー・ポンプ用として利用することにした。









配電盤を開けて見た配電盤裏側の配線。







画面下辺、中心より今少し右側からカーブを描いて入って来ている黒い線が今回のケーブル。そのケーブルから出ている白い線が陽極(+)線、黒い線は陰極(-)線。陽極線は下から2番目のVHF用スイッチ陽極ターミナルに接続。陰極線は左列上から2番目のグラウンディング(アース)ターミナルに接続。

コンパニオンウェイ横にあるバッテリーのマスター・スイッチをオンにし、配電盤のポンプ用(VHF用)スイッチもオンにした状態でこの蛇口を捻ると水が勢い良く出て来る。

尚、ティー・カップには海水用の手動ポンプ(画面左側)も付いている。食器等の下洗いにはシンクに張った海水を使い、仕上げには蛇口から流れ出る清水を使用。



電動ポンプの代わりにフット・ポンプも検討したがギャリー壁にペダル用の孔を開けなければならないこと、また出す水量の加減が難しいのではとの懸念から電動にした、との事。電動ポンプ利用の蛇口は水道の様に水量を微妙に調整しやすいので清水を必要以上に使ってしまう事もない。なかなか使いやすそうなシステムの完成だ。

(写真はPSC製434艇中421番目 tea cup です。写真・解説提供: オーナーのO氏。)
⇒ フリッカ・データベース

2015年5月15日金曜日

フロリダの1975年製ノー’スター・フリッカ インテリア

室内写真はこの1枚のみ。

やはりデッキや室内はウェスタリーで造られたのだろう。他のノー’スター製と非常に良く似ている。




ファクトリー仕上げのPSC製フリッカでは左舷側にあるギャリーの一等フォア(Vバース側)は通常アイスボックスとなっているが、この写真、白い板(まな板)の下に見えるのは2口コンロ。[ビンガムの元々のデザイン] (リンク先2枚目)に沿っている。

(写真はNor'Star製フリッカ20艇中、番数・艇名不詳のフリッカです。)
⇒ USヤフー!フリッカ・グループ

2015年4月25日土曜日

ブリテッィシ・コロンビアのアトゥマニ 室内小型テーブル

アトゥマニのオーナー、ラムはファクトリー製テーブルをセットしてある時、艇のフォアへ行ったりアフトへ行ったりする時通行に不便を感じていたそうだ。

そこで作ったのがこの小型テーブル。

畳んだファクトリー・テーブルに引っ掛けて使用。




引っ掛けるエルボー型金具は2本。
















そのエルボー型金具はテーブルを下から支えるニー(knee)に装着。







ニーを畳んだところ。












なかなか良い出来だ。ただ通行しやすくするのが目的だったらファクトリー・テーブルの先(STBセッティー側)をドロップ・リーフ型にするとか、既に有るものを利用してひと工夫できなかっただろうか。

ちなみに木の脚を立ててテーブルをセットする [ファクトリー方式をやめ] 、[アルミ製サポート式] に換えるだけでテーブルをセットした状態でも足元が広がるのでテーブル周りを通行しやすくなるのは無論、テーブルのセットや畳み込みが驚くほど簡単になる。(これは元々東京のフリッカ、トトロのオーナーM氏のアイデア。降ろした時のテーブル端は [ダブル・ボール・キャッチ] で固定。)

(写真はPSC製434艇中243番 Atmani です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧