木・金と久し振りに青空。金曜日、クリスマス・イブの日に機走で出航。
オフ・シーズンに入ってからメインテナンスと雨天のためマリーナを出るのは実に2ヶ月振りだ。
予報ではこの日8-10ノットの南東の風だったが、少し時間が早かったのでベタ凪。
マリーナに帰着して1時間後、自宅に帰ろうとする3:30 PM 頃に良い風が吹き始めた。しかし、海上に出られて満足。
***
今年もすでに冬至を過ぎ、1日1-2分づつ日が長くなり始めている。春が来るのもあっと言う間だ。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ
2010年12月26日日曜日
2010年12月25日土曜日
ポートライト・カバーのプロトタイプ
ポートライト(窓)から入って来る夏場の直射日光はきついので今の中にカバーを作ることになった。ベター・ハーフは早速寸法を取ってプロトタイプを作成。
なるべく簡単に、ということで四角に切った麻布の周りをパイピングしたもの。下辺真ん中に紐の出入り口がある。
本番はゴム紐を入れる予定だが、取り敢えず艇にあったラニヤード(細紐)の頭に安全ピンを付けて通してみた。
他のフリッカではポート下部にあるポート開閉用の締め具2本の周りをわざわざくり貫いているものもある。
しかしそうやっても機能的には無意味で、見栄えも悪くなるようなのでこのように全体をすっぽりカバーすることにした。ゴム紐を入れると正にシャワー・キャップ式。
外から見たところ。目隠しにもなりそうだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト
しかしそうやっても機能的には無意味で、見栄えも悪くなるようなのでこのように全体をすっぽりカバーすることにした。ゴム紐を入れると正にシャワー・キャップ式。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト
2010年12月24日金曜日
コックピットのないフリッカ - リストア進行中 15
煙突を降りて来るサンタ?
実は造作の終わったコックピットの下をキャビン内から体を突っ込んでグラインダーで均しているオーナー。12月11日撮影。
コックピット下を使えるスペースとして仕上げる作業の第一歩だろうか。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]。そこで見られない場合 [こちらでチェック] (写真は未整理で種々混載。他艇の作業写真もあるのでフリッカと混同されないようご注意。)
実は造作の終わったコックピットの下をキャビン内から体を突っ込んでグラインダーで均しているオーナー。12月11日撮影。コックピット下を使えるスペースとして仕上げる作業の第一歩だろうか。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]。そこで見られない場合 [こちらでチェック] (写真は未整理で種々混載。他艇の作業写真もあるのでフリッカと混同されないようご注意。)
2010年12月23日木曜日
ミス(Myth)
「ミス」 はテキサス州コーパス・クリスティーのオーナーが1976年カリフォルニア州サンタ・バーバラに在ったノー'スター(ノース・スター)からハルとデッキだけを購入* 、残りは6年かけて全て自分で造り上げたフリッカだ。
そのオーナーが造船の記録を [写真満載の本] にして自費出版した。(PREVIEW BOOK! をクリックすると本の全頁がプリヴューできる。拡大しても文字は読み取れないが写真は楽しめる。)
PSC製よりマストは高くブームは長い。オーナーの話ではバックステイはないそうだ。
キャビン内を見るとPSC製フリッカはギャリーの配置がスターン(船尾)側からコンロ、シンク、アイスボックスとなっていてドロップ・リーフ式テーブルはアイスボックスの壁に折畳むようになっているが、ミスはその順序が逆。
これは昔ビンガムがフリッカを自作したい人たちに売っていた図面一式中の1枚。
ミスにはドロップ・リーフ・テーブルこそないが、オーナーはこの図面を忠実にフォローしたようだ。
その後ミスはオーナーも変遷し、それと共にホーム・ポートもメキシコ湾岸のテキサスから東海岸のノース・カロライナ、さらに北に上ってニュー・ジャージー、ニューヨーク、そして3年前から現(5代目)オーナーの住むメリーランドと変わってきたが、この12月、初代オーナーが件の本を出版したとUSヤフー・フリッカ・グループに報告、その投稿を読んだ現オーナーが名乗り出て両者がつながった。この本は現オーナーにとって最高のクリスマス・プレゼントとなったようだ。
尚、ミスはハル色がグリーンであることもあり、遅くとも3代目オーナーの時に既に 「スイート・ピー」 と改名されている。またフリッカで唯一ティラーではなくワーム・ギア式ホイール・スティアリングを装着していることでも知られる。その件については [こちら] を参照。
***
* 本日までの記事ではノー’スターではフリッカのハルだけしか造らず、木造デッキを同じ南カリフォリニアのウェスタリーに造らせていた、と書いていたが、この Myth の初代オーナー・ビルダー Reginald Hinnant のおかげで、ノー’スター製全20艇中、このハルID NSB20000015 の15番艇以降はデッキも(ノー’スター、ウェスタリーどちら製かは不明だが)モールドから作成されたものだったことが判明した。(ただし、マスト下のニー、その他内装は木なのでデッキ、キャビンとも見た目には全部木製に見える。)
このデッキ・モールドもハル・モールドと共にPSCに受け継がれ、PSCではデザインを全般的にリファインした独自のモールドで生産を開始するまで、最初の何艇かは受け継いだモールドで製造したということのようだ。
リンク:
⇒ [PSCで造船の第1号艇]
⇒ [PSC独自のモールドによる第1号艇]
(写真はノー’スター製20艇中15番目 旧名 Myth の Sweet Pea です。)
⇒ フリッカ・データベースにある同艇の紹介
そのオーナーが造船の記録を [写真満載の本] にして自費出版した。(PREVIEW BOOK! をクリックすると本の全頁がプリヴューできる。拡大しても文字は読み取れないが写真は楽しめる。)PSC製よりマストは高くブームは長い。オーナーの話ではバックステイはないそうだ。
キャビン内を見るとPSC製フリッカはギャリーの配置がスターン(船尾)側からコンロ、シンク、アイスボックスとなっていてドロップ・リーフ式テーブルはアイスボックスの壁に折畳むようになっているが、ミスはその順序が逆。
これは昔ビンガムがフリッカを自作したい人たちに売っていた図面一式中の1枚。ミスにはドロップ・リーフ・テーブルこそないが、オーナーはこの図面を忠実にフォローしたようだ。
その後ミスはオーナーも変遷し、それと共にホーム・ポートもメキシコ湾岸のテキサスから東海岸のノース・カロライナ、さらに北に上ってニュー・ジャージー、ニューヨーク、そして3年前から現(5代目)オーナーの住むメリーランドと変わってきたが、この12月、初代オーナーが件の本を出版したとUSヤフー・フリッカ・グループに報告、その投稿を読んだ現オーナーが名乗り出て両者がつながった。この本は現オーナーにとって最高のクリスマス・プレゼントとなったようだ。
尚、ミスはハル色がグリーンであることもあり、遅くとも3代目オーナーの時に既に 「スイート・ピー」 と改名されている。またフリッカで唯一ティラーではなくワーム・ギア式ホイール・スティアリングを装着していることでも知られる。その件については [こちら] を参照。
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* 本日までの記事ではノー’スターではフリッカのハルだけしか造らず、木造デッキを同じ南カリフォリニアのウェスタリーに造らせていた、と書いていたが、この Myth の初代オーナー・ビルダー Reginald Hinnant のおかげで、ノー’スター製全20艇中、このハルID NSB20000015 の15番艇以降はデッキも(ノー’スター、ウェスタリーどちら製かは不明だが)モールドから作成されたものだったことが判明した。(ただし、マスト下のニー、その他内装は木なのでデッキ、キャビンとも見た目には全部木製に見える。)
このデッキ・モールドもハル・モールドと共にPSCに受け継がれ、PSCではデザインを全般的にリファインした独自のモールドで生産を開始するまで、最初の何艇かは受け継いだモールドで製造したということのようだ。
リンク:
⇒ [PSCで造船の第1号艇]
⇒ [PSC独自のモールドによる第1号艇]
(写真はノー’スター製20艇中15番目 旧名 Myth の Sweet Pea です。)
⇒ フリッカ・データベースにある同艇の紹介
2010年12月22日水曜日
1GM10 冷却水ポンプのシール交換 2
下の写真はシール2個を打ち出した後、ポンプのボディーをきれいに拭いたところ。
これから径の小さなウォーター・シール、そして大きなオイル・シールの順で新品のシール2個を挿入する。
ボディー中央部に見える長方形の孔がウィープ・ホール、つまりウォーター・シールのコア部(シャフトに接した円形の中心部)とシャフトの間の極僅かな隙間を抜け出てインペラ室から浸み出てくる水をエンジンの外に流し出すための孔だ。
ウォーター・シールはこの孔よりインペラ室側(画面左下)、そして径の大きなオイル・シールはエンジン側(画面右上)に嵌る。二つのシールの間には空間があり、そこにウィープ・ホールが開いている訳だ。
シールの向きについて:
先に入れるウォーター・シール(この図の9番)はリップ(小さなコイル・スプリングの付いている面)がインペラ室側に向くように、後で入れる径の大きいオイル・シール(同8番)は逆にリップがエンジン側を向くように挿入する。
(リップ面に在るコイル・スプリングはシールのコアがシャフトにできるだけ密着するようにという意図で付けてあるようだ。それでも磨耗が進んでシールがヘタって来ると漏水するようになる。)
(8) ウォーター・シール(径の小さなシール)の打ち込み。
ちょうど手元に打ち込みに都合の良い径のドライバーのハンドル部が合ったのでそれを上から当ててハンマーで適度に叩きながら打ち込んで行く。
尚、各シールの打ち込みに [径11mmと3/4インチ] のソケット・レンチ用ソケットを使っている人もいるようだ。
ウォーター・シール打ち込み完了。
打ち込んだウォーター・シールはウィープ・ホールを完全にクリアーし、もっと奥のインペラ室側(画面左側)に収まっている。
収まったウォーター・シールをインペラ室側から覘いたところ。
(9) 続いて径の大きいオイル・シールを径の大きいドライバーのハンドルを使って打ち込む。
オイル・シールが完全に収まったところ。
これもウィープ・ホールから覘いても見えない。ウィープ・ホールのスペースよりもエンジン側で止まっている。
(10) ベアリング付きのシャフトを嵌めこむ。
ベアリング付きのシャフトは指で押し込んで嵌める。
嵌ったものを手に取って観察すると、ベアリングの外周の手前にポンプ・ボディーに刻み込んであるサークリップ(スナップ・リング = 留め輪)嵌め込み用の溝が見えるはず。それが見えない中は大きい径のオイル・シールの打ち込みが不充分ということ。(この場合今一度シャフトを取り出して、オイル・シールをもう少し打ち込む必要がある。)
見えるのだが充分かどうか判断に迷う場合はサークリップを実際に嵌めてみれば良い。嵌れば充分。
尚、上の写真でシャフト・エンド(ボール・ベアリングで囲まれた所)にほぼ長方形のキーが見えるが、そのキーが下の写真に見えるエンジン本体のシャフト・エンドに在る凹部とポンプ装着時にカプリングするようになっている。

さて、サークリップを嵌め込んだところでシール交換自体は終了。
後はインペラを入れてポンプをエンジン本体に装着するだけ。
インペラの両側面と各羽根の先にシリコン・コンパウンドを塗って挿入。
スピード・シールの場合、カバー内側にも薄く万遍なく塗る。
外した時と逆の手順で全てを装着。
註:良く観るとアウトプット側のホース(上のホース)の先端手前部分を一部2~3mm切り取ってあるが、これは円形のスピード・シールの脱着時に邪魔になる部分を切り取ったもの。ホースがポンプの管に被っている部分は長く、その部分をクランプで締めているのでこの程度の切り取りは何も問題ない。
試運転。エンジン始動後5~6分して徐々に3000rpmまで回転を上げたところ。
キャメラのシャッター・タイミングが合わず噴射した瞬間が撮影出来ていないが、瞬時殆ど水平に飛ぶくらい排水の勢いは良い。
30分の運転でウィープ・ホールからは漏水が1滴も出てこなかった。これで作業完了。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・スペックのページ
ボディー中央部に見える長方形の孔がウィープ・ホール、つまりウォーター・シールのコア部(シャフトに接した円形の中心部)とシャフトの間の極僅かな隙間を抜け出てインペラ室から浸み出てくる水をエンジンの外に流し出すための孔だ。
ウォーター・シールはこの孔よりインペラ室側(画面左下)、そして径の大きなオイル・シールはエンジン側(画面右上)に嵌る。二つのシールの間には空間があり、そこにウィープ・ホールが開いている訳だ。
先に入れるウォーター・シール(この図の9番)はリップ(小さなコイル・スプリングの付いている面)がインペラ室側に向くように、後で入れる径の大きいオイル・シール(同8番)は逆にリップがエンジン側を向くように挿入する。
(リップ面に在るコイル・スプリングはシールのコアがシャフトにできるだけ密着するようにという意図で付けてあるようだ。それでも磨耗が進んでシールがヘタって来ると漏水するようになる。)
ちょうど手元に打ち込みに都合の良い径のドライバーのハンドル部が合ったのでそれを上から当ててハンマーで適度に叩きながら打ち込んで行く。
尚、各シールの打ち込みに [径11mmと3/4インチ] のソケット・レンチ用ソケットを使っている人もいるようだ。
これもウィープ・ホールから覘いても見えない。ウィープ・ホールのスペースよりもエンジン側で止まっている。
ベアリング付きのシャフトは指で押し込んで嵌める。
嵌ったものを手に取って観察すると、ベアリングの外周の手前にポンプ・ボディーに刻み込んであるサークリップ(スナップ・リング = 留め輪)嵌め込み用の溝が見えるはず。それが見えない中は大きい径のオイル・シールの打ち込みが不充分ということ。(この場合今一度シャフトを取り出して、オイル・シールをもう少し打ち込む必要がある。)
見えるのだが充分かどうか判断に迷う場合はサークリップを実際に嵌めてみれば良い。嵌れば充分。
尚、上の写真でシャフト・エンド(ボール・ベアリングで囲まれた所)にほぼ長方形のキーが見えるが、そのキーが下の写真に見えるエンジン本体のシャフト・エンドに在る凹部とポンプ装着時にカプリングするようになっている。
さて、サークリップを嵌め込んだところでシール交換自体は終了。
インペラの両側面と各羽根の先にシリコン・コンパウンドを塗って挿入。
註:良く観るとアウトプット側のホース(上のホース)の先端手前部分を一部2~3mm切り取ってあるが、これは円形のスピード・シールの脱着時に邪魔になる部分を切り取ったもの。ホースがポンプの管に被っている部分は長く、その部分をクランプで締めているのでこの程度の切り取りは何も問題ない。
キャメラのシャッター・タイミングが合わず噴射した瞬間が撮影出来ていないが、瞬時殆ど水平に飛ぶくらい排水の勢いは良い。
30分の運転でウィープ・ホールからは漏水が1滴も出てこなかった。これで作業完了。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・スペックのページ
2010年12月21日火曜日
1GM10 冷却水ポンプのシール交換 1
冷却水ポンプの第1回シール交換は2006年2月に新品の1GM10に換装してから1年半(稼動162.5時間)後、2007年8月に行った。今回は2回目。1回目の交換から3年4ヶ月(稼動197時間)経っている。
ちなみにエンジンを換装して約20時間の頃からポンプのウィープ・ホールから2~3時間の稼動で5~10ccの水が漏れ、エンジン下のパンに溜まるようになっていた。1回目の交換はその量が20cc位にまで増えた時。
実は今回も2週間前に冷却水ポンプの [インペラ交換] を実施するまで30分の稼動で約20ccの水がパンに溜まる状態になっていた。しかし、インペラを交換した直後30分間の試運転ではその10倍、約200ccの水が漏れたのだ。その翌週末もやはり30分の運転で同等の水が溜まったばかりではなく、さらにエンジンを停めた後も4秒に1滴の割りで漏水を続けるようになった次第。
新しいインペラがどのように影響したのかははっきりしないが、インペラの幅が擦り切れていない分だけ厚く、微妙とは言えヘタっていたシールには「駱駝の水瓶を破る藁」ほどの充分な圧力となったのかも知れない。
***
これからは稼動200時間を目途にインペラとシールを同時に定期交換することにしたい。その方が手間も省ける。
***
では早速作業にかかる。
セレニティーではインペラ・カバーに [スピード・シール] を使っているので作業し易いようにまずスピードシールの大きいネジを全部外してカバーを取ってしまう。
その後 (1) インテイク、アウトプット、双方のホースのクランプのネジを緩め、両ホースを外す。
(2) 冷却水ポンプを留めている3本のネジを外す。
(3) ポンプ全体をエンジン本体から外す。
これは外した後のエンジン。
外したポンプ全体。
インペラの羽根の方向に注目。
インペラ交換時は [指定の方向(4枚目の写真)] に入れていたが、稼動僅か1時間で6枚中5枚が既に反対方向を向いている。
稼動したインペラの全ての羽根が正規の方向を向いていることは皆無と言って良い。いつも少なくて2~3枚、通常4~5枚は反対を向いてしまっている。(同リンク先2枚目の写真を拡大して観ると、交換前の古いインペラもやはり4枚が逆方向を向いているのが分かる。)
殆どの羽根が逆方向を向いてしまうのはインペラ室が正円形ではなく、ホース装着側の方が狭くなっているからにちがいない。この形はアウトプット口に近づいたところで水を圧縮して勢い良く押し出すための仕掛けだ。それがインテイク口で水を取り込む時にまた急に広くなるため勢い余って前のめりになるのではないか。それにしてもどういう訳か正規方向に向いたまま残っている羽根はいつもインペラを留めるキー(シャフト切り込み部)の反対側だ。
いずれにせよ極く短時間で羽根の向きが変わってしまうのならインペラを入れる時の羽根の方向など実際にはさほど気にすることはないのではないかとさえ思えてしまう。
本題に戻ろう。
これはインペラ室と反対側、つまりエンジンのシャフト側のベアリング。
(4) ベアリングを留めているサークリップ(スナップ・リング = 留め輪)を外す。
(5) 横にしてシャフトをインペラ室側からハンマーで文字通り軽くタップし、エンジン・シャフト側に押し出す。
頭が出た後は指で押し出す。
画面左側のポンプ・ボディーの中に交換すべきシールが二つ入っている。
(註:ボール・ベアリングが2個付いたままのシャフトは分解しない。ベアリングを持ってシャフトを手で回し、スムーズに回るようなら何も悪いところはない。シャフトに付いた付着物を落としてきれいにするだけだ。)
これから交換するのはこの図の1番のボディーに入っている8番のオイル・シールと9番のオイル・シール。(9番はインペラ室からの水をシールするのでウォーター・シールと呼ぶ人もいる)。
尚、4、10、12(2個)がボール・ベアリング付きシャフト。一番外側の11番が最初に外したサークリップ。
また1GM10 では通常3番と13番は付いていない。古い1GMには付いているのではと想像する。もし付いている場合、上記ステップ (4) の前に取り外す。
(6) エンジン本体側にある径の大きい方のオイル・シールを取り出す。
シール取り出し作業は特に細心の注意が必要。インペラ室側から先の平たいドライバーなどをシールの端に当て、ハンマーで適度に叩いてエンジン本体側(この写真に写っている側)に打ち出して行く。
ドライバーはまず円周の0度部分、次に180度部分、90度部分、270度部分などと、平均に当てて叩き出して行くのがコツ。
この際、交換用の新品パーツを手元に置いて、打ち出すパーツと形状を見比べ、ドライバーの先を当てる所を確認すると良い。
注意:エンジン本体側からペンチなどを使って外そうと試みないこと。シールを壊して断片が出てくるのが関の山。
(7) 最後に9番のシールも同様に打ち出す。
両方のシールを打ち出したら、ボディー内部もきれいに掃除する。15番のオー・リングは目視で正常な状態を確認したらボディーに付けたままきれいに拭くだけでOK。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
ちなみにエンジンを換装して約20時間の頃からポンプのウィープ・ホールから2~3時間の稼動で5~10ccの水が漏れ、エンジン下のパンに溜まるようになっていた。1回目の交換はその量が20cc位にまで増えた時。
実は今回も2週間前に冷却水ポンプの [インペラ交換] を実施するまで30分の稼動で約20ccの水がパンに溜まる状態になっていた。しかし、インペラを交換した直後30分間の試運転ではその10倍、約200ccの水が漏れたのだ。その翌週末もやはり30分の運転で同等の水が溜まったばかりではなく、さらにエンジンを停めた後も4秒に1滴の割りで漏水を続けるようになった次第。
新しいインペラがどのように影響したのかははっきりしないが、インペラの幅が擦り切れていない分だけ厚く、微妙とは言えヘタっていたシールには「駱駝の水瓶を破る藁」ほどの充分な圧力となったのかも知れない。
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これからは稼動200時間を目途にインペラとシールを同時に定期交換することにしたい。その方が手間も省ける。
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では早速作業にかかる。
セレニティーではインペラ・カバーに [スピード・シール] を使っているので作業し易いようにまずスピードシールの大きいネジを全部外してカバーを取ってしまう。
これは外した後のエンジン。
インペラ交換時は [指定の方向(4枚目の写真)] に入れていたが、稼動僅か1時間で6枚中5枚が既に反対方向を向いている。
稼動したインペラの全ての羽根が正規の方向を向いていることは皆無と言って良い。いつも少なくて2~3枚、通常4~5枚は反対を向いてしまっている。(同リンク先2枚目の写真を拡大して観ると、交換前の古いインペラもやはり4枚が逆方向を向いているのが分かる。)
殆どの羽根が逆方向を向いてしまうのはインペラ室が正円形ではなく、ホース装着側の方が狭くなっているからにちがいない。この形はアウトプット口に近づいたところで水を圧縮して勢い良く押し出すための仕掛けだ。それがインテイク口で水を取り込む時にまた急に広くなるため勢い余って前のめりになるのではないか。それにしてもどういう訳か正規方向に向いたまま残っている羽根はいつもインペラを留めるキー(シャフト切り込み部)の反対側だ。
いずれにせよ極く短時間で羽根の向きが変わってしまうのならインペラを入れる時の羽根の方向など実際にはさほど気にすることはないのではないかとさえ思えてしまう。
これはインペラ室と反対側、つまりエンジンのシャフト側のベアリング。
(註:ボール・ベアリングが2個付いたままのシャフトは分解しない。ベアリングを持ってシャフトを手で回し、スムーズに回るようなら何も悪いところはない。シャフトに付いた付着物を落としてきれいにするだけだ。)
尚、4、10、12(2個)がボール・ベアリング付きシャフト。一番外側の11番が最初に外したサークリップ。
また1GM10 では通常3番と13番は付いていない。古い1GMには付いているのではと想像する。もし付いている場合、上記ステップ (4) の前に取り外す。
シール取り出し作業は特に細心の注意が必要。インペラ室側から先の平たいドライバーなどをシールの端に当て、ハンマーで適度に叩いてエンジン本体側(この写真に写っている側)に打ち出して行く。
ドライバーはまず円周の0度部分、次に180度部分、90度部分、270度部分などと、平均に当てて叩き出して行くのがコツ。
この際、交換用の新品パーツを手元に置いて、打ち出すパーツと形状を見比べ、ドライバーの先を当てる所を確認すると良い。
注意:エンジン本体側からペンチなどを使って外そうと試みないこと。シールを壊して断片が出てくるのが関の山。
両方のシールを打ち出したら、ボディー内部もきれいに掃除する。15番のオー・リングは目視で正常な状態を確認したらボディーに付けたままきれいに拭くだけでOK。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
2010年12月20日月曜日
ベイキング・ソーダ
ベイキング・ソーダは本来料理に使うものだが、臭いを吸収してしまう消臭剤としても有効。(例えば家庭では冷蔵庫の中に置いたりする。)セレニティーでは中身は同じだが最初から箱の両面に不織布を張った窓の付いている特別な箱に入り、消臭用として販売されている1ポンド入り小箱を艇の方々に置いている。
箱には3ヶ月毎に取り替えるように書いてあるが、いつもズボラをして半年に一度取り替えていた。しかしこの1年何処へ行っても消臭用の箱に入ったものが入手できなかったこともあり、放ったらかしにしていた。(普通の箱に入ったものは空気に触れさせるため箱の上部など一片を切り取らなければならず、セイリングには向いていない。)
しかし1年も経って効果の無くなったものはとにかく交換しなければならない。
ということでベター・ハーフがコストコで13.5ポンド入りの袋を購入。小箱の古いパウダーを捨て、空にした箱の中へ新しいパウダーを各々1ポンド小分けすることにした。
箱の上部を剥がしてパウダーを入れ替え、また蓋をする。輪ゴムやテープで蓋を留め、適当に配置して行く。
例えば個室ヘッドにはセイル・バッグや係留用のリグなど色々なものを置いているので通常2個配置。
シーラントその他のサプライやエンジンのパーツ等、メンテに必要な品物を収納しているスターボード・セッティー下には計3個。
(右上角に少し見えるが、ここにはタンクからエンジンへの燃料供給ライン、およびエンジンからタンクへの未使用燃料リターン・ラインも走っている。)
Vバース各舷の棚やチェイン・ロッカーに続く収納スペース等にも配置。
艇内に配置した小箱は計10個。これでマリーナに着いてコンパニオンウェイを開けた時のキャビン内の空気が相当ちがう。
ちなみに小箱1個1~1.5ドル。大袋は約6ドルだから箱の再利用で経費を約半分節約できた計算。
***
尚、SFベイエリアの冬は日本の梅雨のような長雨のシーズン(いや、梅雨はひと月で終わるがこの長雨は数ヶ月続く)。クッション等も湿っぽくなる。室内を少しでも乾燥させるために週末にはこの様に陸電で温風機を回している。陸電は便利だ。Vバース上の収納内、ベイキング・ソーダの箱が乗っているのは陸電で使う電子レンジ。
注意:言うまでも無く、消臭剤として使用済みのベイキング・ソーダは料理、または歯磨きなど、人の口に入る事には使用不可。吸い込んだディーゼルなどの臭いが充満している。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真
箱には3ヶ月毎に取り替えるように書いてあるが、いつもズボラをして半年に一度取り替えていた。しかしこの1年何処へ行っても消臭用の箱に入ったものが入手できなかったこともあり、放ったらかしにしていた。(普通の箱に入ったものは空気に触れさせるため箱の上部など一片を切り取らなければならず、セイリングには向いていない。)
ということでベター・ハーフがコストコで13.5ポンド入りの袋を購入。小箱の古いパウダーを捨て、空にした箱の中へ新しいパウダーを各々1ポンド小分けすることにした。
箱の上部を剥がしてパウダーを入れ替え、また蓋をする。輪ゴムやテープで蓋を留め、適当に配置して行く。
(右上角に少し見えるが、ここにはタンクからエンジンへの燃料供給ライン、およびエンジンからタンクへの未使用燃料リターン・ラインも走っている。)
Vバース各舷の棚やチェイン・ロッカーに続く収納スペース等にも配置。
ちなみに小箱1個1~1.5ドル。大袋は約6ドルだから箱の再利用で経費を約半分節約できた計算。
***
尚、SFベイエリアの冬は日本の梅雨のような長雨のシーズン(いや、梅雨はひと月で終わるがこの長雨は数ヶ月続く)。クッション等も湿っぽくなる。室内を少しでも乾燥させるために週末にはこの様に陸電で温風機を回している。陸電は便利だ。Vバース上の収納内、ベイキング・ソーダの箱が乗っているのは陸電で使う電子レンジ。
注意:言うまでも無く、消臭剤として使用済みのベイキング・ソーダは料理、または歯磨きなど、人の口に入る事には使用不可。吸い込んだディーゼルなどの臭いが充満している。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真
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