2014年1月13日月曜日

セレニティー エンジン・ダッシボード・カバー

[1月6日] のポストで書いたポート・ヴァイザーを製作販売している会社で [ヤンマーのダッシボード・カバー]  (パネル・ヴァイザー)も扱っている。今回のエンジン・ダッシボード取付口補修・改修に合わせて購入した。

キーの差込口やスターター・ボタンの部分は四角いオープニングになっている。

材料は強固なレキサン。



長いネジとナット、ウォッシャーも付いて来た。しかし問題はこれが壁を貫通させた孔にネジを差し込み、裏側からナットで留めるマシーン・スクリューだという事。艇にはナットを押さえるため簡単に壁の後ろに手を差し込めるスペースは無い。

そのため現在のネジは木ネジ。その木ネジで装着を試した上で、どうしてもカバーの厚み分(材料+空間=1/4インチ)不足する様だったら、それだけ長い木ネジを購入するしかない。

尚、ダッシボードは [ネジ6本で留める] が、このカバーは下辺真ん中の孔が無く、計5本で留める。




下辺部は浮いていてエアーが出入りする。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
フリッカのスペック

2014年1月12日日曜日

スペインのダイモニオン コックピット

一見何の変哲もないコックピットだが、良く乗られている艇であることは分かる。ソール(床)にはティークのグレイト(スノコ)。

プルピット・レイル左舷側には大掛かりな特製ホウルダーに乗った救命用具。






その横にはアンテナ設置用の厚板、右舷側にはロッド・ホウルダーが付けられている。右舷に耳の様に突き出たメタル製造作物は用途不詳。エンジン・ダッシボード前に吊るした袋らしきものは直射日光を遮るカバーらしい。

気になるのはストレイトなティラーをホールドするラダー・チーク上部に装着されたメタル製の何か。その下には通常のブロンズ製キャップが見えるのでキャップの代替品ではない様だ。一体何の為に付けてあるのだろう。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、スペインのフリッカです。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2014年1月11日土曜日

スペインのダイモニオン バウスプリット先端


バウスプリット先端にはマーリン(カジキ)をあしらったバハマの1966年50セント硬貨。





コインをマストの根元に置いたり、海に関するコインを [ティラーに付けたり] 、ラッキー・コインと言われるアイリッシ・ペニーを [艇名にしたり] 、コインと艇とは親密な関係。イルカをあしらったり形にしたコインも昔から [種々ある] ので誰かが何処かに付けてはいないだろうか。日本なら龍や亀のコインも良いかも知れない。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、スペインのフリッカです。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2014年1月10日金曜日

スペインのダイモニオン Portサイド

外から見る限りファーリング・ジェノアを除いてメンテ状態は良好の様だ。

一等前のスタンションとブルピット・レイルを利用して折畳み式ラダー(梯子)とウィスカー・ポールを固定。



バウローラーは両舷にある。

右舷側に重量のCQR、左舷側にはランチ・フックに使うのか軽量のグラップネル・アンカーを搭載。




ボブステイにはアンカー・チェインが当たって音を出したり擦れたりするのを防ぐため、PVCパイプを被せてある。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、スペインのフリッカです。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2014年1月9日木曜日

スペインのダイモニオン STBサイド

ヨーロッパのフリッカはイギリスのPSC製1艇(キャラウェイ)、フランスの1994年製自作艇1艇の計2艇かと思っていたが、スペインのアンダルシア地方にもPSC艇が居ることが分かった。

フロリダ在住のCom-Pac 23セイラーのドイツ語ブログに掲載されていた。2007年のスペイン旅行中に [El Puerto de Santa María] のマリーナで撮影したもの。

船籍番号のCAはカリフォルニアではなくCádiz県の印。








大西洋を航海して来たのだろう。

航海灯がステム上部に在り、プルピット・レイルはバウ、スターン共に2段、ポートライトは長方形。




1980年代末~90年代初頭の艇の様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名いずれも不詳、スペインのフリッカです。)
フリッカ・データベース

2014年1月8日水曜日

セレニティー エンジン・ダッシボード取付口補修・改修 2

庇の方は装着を待つだけになったので [壁断面部] の補修作業を行う。

ダッシボードのネジ6本を外し、さらに配線のプラグ2本も外し、ダッシボードを完全に取り外す。(艇側のプラグの付いた配線の束は下に落ちない様、細紐で排気・排水ホースに結わえ付けてある。)

取付口の周りに付着していたシーラントの残留物もきれいに除去。








これから合板断面露出部に3種類のものを塗布する。

先ずその名もウッド・ハードナーという木の固化剤。









筆に含ませたウッド・ハードナーをコア合板にたっぷり浸み込ませるように連続して何回も何回も塗布する。




これにより木のファイバー(繊維)がレジン(樹脂)で固められ強化されると共に、上に塗るウッド・フィラーが固着しやすくなる。

木にたっぷり吸わせたハードナーが乾燥して固まった後、木の欠落した空洞部分に画面右側のフィラーを埋め込む。



ウッド・フィラーはエポキシ樹脂と言いたいところだが、ポリエステル樹脂に他ならない。テューブと缶に入った2種類の材料を混ぜると数分で固化する。(今回の作業に使った材料は全て昨年家の6つの窓のベースの修理に使用したものの残り。家の窓の下の木の腐食などの場合、腐食でカスカスになった部分は全て金属のツールなどで大胆に穿り出し、残りの未だ硬い木の部分にハードナーを浸み込ませた後、抉り出しで空いてしまった部分にフィラーを詰め込み、全体を整形・固化、サンディングしてペイントする。 [こちら] は窓のシャッターの腐食部分を同じ方法で修復している例。最初のコマーシャルをスキップした後、本編の00:25位から参照。)

木の欠損した部分にフィラーを詰め込み、ついでに合板断面全面をフィラーで薄くカバー。






(あまり厚く塗るとダッシボードが入らなくなる恐れがあるので薄く塗っただけ。) 固化した後軽くサンディングした。ポリエステルなので水は通さない。

さらに仕上げとして白いヨット・ペイント(バウスプリットに塗っている塗料)を塗って手当てを完了。





2時間程待ったが翌週末まで乾燥させることにし、外にカバーを掛けて帰る。







尚、下から2番目の写真で分かる様に、ネジ穴6ケの中、上の真ん中の穴はネジがバカになって利かなくなっていたので、フィラーで埋めた。ダッシボード取付時に改めてこの上にガイド・ホールを掘ってネジを入れる。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2014年1月7日火曜日

セレニティー エンジン・ダッシボード取付口補修・改修

昨12月20日に書いた様に、ダッシボード取付口の [壁断面部] (壁は合板の両面にファイバーグラスを積層したもの)の合板が中に入った水分(雨や清掃の際の水道水)のために傷んで来ている。

これは1980年代中期位までのフリッカではエンジン・ダッシボードがスターンの壁に開けた孔に直接嵌め込んであるせいだろう。


見ての通り、セレニティーのダッシボード・パネルの上辺は真ん中辺りが若干反り返り、壁との間に隙間が出来てそこから水が中に入る。購入した8年前(艇齢22歳)から既に反り返りがあった。そこを毎年の様にシーラントで埋めて水が漏れない様にして来た。

***

(1990年代産などの後期艇ではダッシボードにフレームが付いていて、フレームは壁より一段高く、ダッシボード本体は逆に一段窪んで [低くなった部分に嵌め込まれている] 。このフレームは確かPSC以外のセイルボートでも見た記憶がある。80年代末~90年頃になってヤンマーまたはアフター・マーケットの業者が作り始めた品をヤンマー・ディーラーが扱っていたのではないだろうか。これをベースにフレーム部分に [ティークの造作を施した] ものもあるが、これもPSCオリジナルか否か定かではない。いずれにしてもパネル前面に無色透明のプレキシグラス製カバーも付いており、雨やホースからの水対策が進展して来たことが伺える。)

***

さて、セレニティーでは壁断面の合板の補修に加え、今後のためにパネルの上を庇(ひさし)でカバーして水を弾く様にしたい。


家にあった在り合わせのスクラップを使って庇を工作。

両端の木片はゴリラ・グルー(ボンド)で接着。最初はこの様にクランプで押さえていたが、これは失敗。




クランプの両端がいずれも曲面を押さえる形になるので木と木の接着面の中、下側(雑誌側)がどうしても少し浮いて来る。結局クランプは使わず、手で2~3分しっかり押さえて接着する方法で凌いだ。

庇の下には細板(中央の白い棒)を付け足し、水が庇から下に落ちやすい様に細工。






庇本体はオークらしき出来合いのハードウッド、両端はソフトで軽く極めて工作しやすいレッドウッド。庇の下に付けた棒状の板は合板から切り出したもの。

3種類の木を接着完了。











これにサンディング(ヤスリがけ)を施した後、ステインを3層程少しずつ塗り重ね、全体の色合いを適当に整えた後、艇に持ち込んでドライ・フィットした。

ドライ・フィットがうまく行った後、セトールを2回塗りしたところ。








装着は1週間後、セトールが充分乾燥してから行う。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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