2011年2月10日木曜日

オリオール オン・トレイラー

以前 『ニーナ』 と呼ばれていた424番艇が新(5代目)オーナーの手に渡り 『オリオール』 という鳥の名になった。

シアトルの 『トゥーカン』 も鳥の名だが、[オリオール][トゥーカン] 、どちらもフリッカのイメージに似ていないこともない。

ニーナ時代同様チェサピーク湾がベースだが、新しい母港はボルティモア対岸の [ロック・ホール] 。 新オーナーが大リーグ・ボルティモア・オリオールズのファンなのかも知れない。 (ちなみに [こちら] は鳥のボルティモア・オリオール。)















このフリッカはカター・リグだが、 [室内] は特にティーク張りの面が多く、[ヘッド] はエアーヘッドに改造、など歴代オーナーが丹精を込めて来た。

今年の夏は新オーナーにとって忘れられない格別の夏になるだろう。

(写真はPSC製434艇中424番、1994年製の Oriole a.k.a. Nina, MoonShadow です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2011年2月9日水曜日

プロファイル

三浦半島Sマリーナ、ウィンドチャイムのプロファイル。














水平。きれいなプロファイル写真だ。船底塗料もハル・カラーと同じ。

メインにレイジー・ジャック、ヘッスルはファーリング・ジェノア、ハルヤードやリーフィング・ラインはコックピット前のキャビン・トップまで引っ張られている。もともとフリッカはシングルハンドも楽だが、これなら言うこと無い。

陸置きにはフジツボやスライムが付着しない、ブリスターの心配がないなどの利点もある。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1984~1988年頃造船の Wind Chime です。)
りりあんと3号ホームページ。 ウィンドチャイムの僚艇 Haber660。毎週良く記録され相模湾東部の海の様子やオーナーのヨットライフが手に取るように分かる。
小網代日記。 Sマリーナ、小網代辺りの様子が活写されている。りりあんと3号オーナー夫人のブログ。

2011年2月8日火曜日

パワーボート (Video)

北上中、追い抜きをかけるパワーボート。

通過直後、ヘッドアップしてウェイク(曳き波)を斜めにカット。フェリーやタグボートなら迫力があるが、小さいボートだったので何と言う事は無い。

ヘルムを握っているベター・ハーフはこれまでも数知れず大小のウェイクを横切って来たベテラン。



のんびりとキャンドル・スティック・ポイントを通過し、ハンターズ・ポイントへ。

メインは2箇所(2本のリーフ・ポイント)でセイルをピンチしてしまっている。あと約1~2インチづつリーフィング・ラインを緩めるべき。オフ・シーズンからの起動日でまだボケている。



いつもながらこの辺りは風が落ちる。エッブ・タイド(引き潮)が強くなって来る時間でもあるし、今日はそろそろ反転した方が良さそうだ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・スペックのページ

2011年2月7日月曜日

2011年シーズンを私的にオープン (Videos)

2月5日土曜日、オフィシャルには5月末がシーズンの幕開けだが、気温が20℃以上、晴天ともなれば、そんなことは言っていられない。サウス・ベイだけでもセレ二ティーの他多数のセイルボートが各マリーナから出航。マリーナ自体もボートの準備をするオーナーたちで賑わい、夏の様だった。

2:40pmにマリーナの外に出る。風は今ひとつ。北北西の風6.5~7.3ノットで北東(約50度)に向かう。艇速4.3~4.5ノット。しかしすぐに北西の風4.9~5.2ノットに落ちて艇速3.4~3.6ノット。



風はその後西北西に廻り、5.4ノットを超す。針路をいつもの真北に変更。3時位に太平洋からの風になるのは夏型。2月初めでこの様子だと、今年は毎日15~25+ノットの西風が吹く夏の到来も早いのではないか、と期待が持てる。(日本では冬に良い風が吹き、夏はダウンするが、SF湾はその反対。)



とにかくまだ冬なのに帆走ができた事に大満足。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2011年2月6日日曜日

クリート

『ノウマッド』 のキャビン・トップ・クリート。クリートしたハルヤードの上に輪にしたバンジー・コードが掛けてある。

しかし誰かクリートしたラインが勝手に解けた話を聞いたことがあるだろうか。







クリートした残りのハルヤード(レイジー・エンド)をコイルしてそのコイルが解けないようにするための工夫かも知れない。しかしセイルが畳んである間はバンジー・コードなどに頼らず、[コイルをラップ] しておけば済むことだから、帆走中にハルヤードをまとめておくことだけに使うのかも知れない。

それにしてもこの艇、もうラニング・リギングの交換時期ではないか。新調のラインはブロックやシーブも流れるように通過する。セイルをホイストする時もこんなに軽かったのかと驚くはずだ。

(写真はPSC製434艇中054番 Nomad です。)
『ノウマッド』 オーナーのビル・ホウガンのタンブラー・ブログ 写真だけ楽しんで英語の書き込みは無視してください。

2011年2月5日土曜日

タラッサ - オン・ザ・ハード

PSC(Pacific Seacraft) が南カリフォルニアのコスタ・メサでフリッカの生産を始めたのは1977年。

それ以前はサンタ・バーバラに在ったノー’スター (Nor'Star) が、ブルース・ビンガム(フリッカ設計者)とケイティー・バークのカップルが造ったモールドを購入してファイバーグラスのハルを生産、同じ南カリフォルニアのウェスタリー社にデッキ造作を任せていた。

タラッサはその同じモールドを使ってPSCが生産した第2号(ハル#002)だ。





まだデッキ・モールドは無かったのでデッキやスーパー・ストラクチャー(ハウスを含むデッキ上の造作物)はファクトリーでのワン・オフか、艇のオーナーの自作。 おそらく後者、またはオーナーがプロにオーダーして造ってもらったものだろう。

(PSCは譲り受けたモールドによるフリッカ生産開始に平行し、独自のハル・モールド、デッキ・モールドの開発・製作をスタートさせた。)

バウスプリット先端のクランズ・アイアンに装着のフォアステイ(ヘッドステイ)、スプリット根元に装着したイナー・ヘッドステイ。完全なカター・リグ。

デッキはティーク製とのことだが、後年上にキャンバスを張り、ノン・スキッドなどの塗装を施したようだ。



昔の木造船では良く見かけた処方。フォアデッキにはブロンズ・クリートではなく木のサムソン・ポストが座り、チェインプレイトにも木が使われている。趣のあるフリッカだ。

サムソン・ポストやバウスプリット、それにハウスの壁はティーク同様に腐り難いアラスカン・イエロー・シーダーのようだ。タラッサ初代オーナーの地元、ワシントン州では入手しやすい木材だ。

タラッサというのはギリシャ神話で海の女神。長生きして欲しい。

同艇についての詳細は [こちら] を参照され度。

(写真はいずれもPSC製434艇中002番目、1977年製の Thalassa です。)
フリッカ・データベース

2011年2月4日金曜日

工夫

MdRのフリッカ 『ノウマッド』 のオーナー、ウィリアム(ビル)・ホウガンは口八丁手八丁のなかなかユニークな人間だ。昨年から長期クルーズに向け、艇と自分の準備に余念がない。

針路北西のポート・タックでサンタモニカ湾を北上中。









コックピット・コーミング横のクラム・クリートに噛ませたラインは [独自のプリヴェンター] 用。

ティークのトウ・レイルの下に見える長方形の孔はサイド・デッキからの排水用スカッパー(スタンダード)だが、画面手前に見える円形の排水口(後付け)は何のために付けたのか分からない。

フォール・アウェイしてブロード・リーチ。










ビルのアイデアか、前オーナーが付けたのかは不明だが、キャビントップにはティーク製のゲイト(門)が装着されている。ストッパー・ノットを結んでおけばハルヤードが不意にキャビントップからズリ落ちることはないが、それだけのために付けたのだろうか。

ヘッド・アップ。 だんだんマリブに近づいて来た。









シー・フッド後端には高いティークのトリムを付け足してある。メイン・ハッチを開けている時多少のスプレイ避けにはなるかも知れないが、これはファクトリー・オプション?

とにかくこの艇には以前にも見たようにあちこち他のフリッカにはないものが付いている。

***

さて、ビルが真骨頂を発揮しているのはこのビデオ。バットマンのベルトにヒントを得たというPFD(救命浮体)ショーツ。既製品のPFDと転落防止用テザー装着のためのハーネスをパンツ型に一体化したもの。

[YouTube Video]

ハーネスはマストに登る時のボースンズ・チェアにもなり、海上からデッキへの引き揚げにもそのまま使用できる。

上体がフリーなのでデッキ上の作業もしやすく、シャツやジャケット脱着の際も邪魔にならないばかりか、PFDは常時腰に巻かれているので安心。パンツにはベルクロ付きのポケットが付いているのでVHFやPLB等小物ディヴァイスも肌身離さず持っていることができる。

コンペにも提出したらしい。その結果がどうなろうと、なかなか実用的な工夫だ。

(写真はいずれもPSC製434艇中054番 Nomad です。)
USヤフー・フリッカ・グループ