2012年3月17日土曜日

リサンダ ギャリー

相変わらず霞がかかったような写真ばかりだが、今日はギャリー周りを見てみる。

15年経過しても新品のように輝くシンク。

まな板の下はオライゴの非圧式アルコール・コンロ。




使用回数は限られているようだ。











その下の引き出し類はスタンダード。










上は深い引き出し、下はドアだけの収納(奥=アウトボード側はハルの形に沿って円くなっている)。

右側の棚は自作。

スルーハルは2個。右上はシンク排水用、左下は荒洗い用の海水取水口。下にはそのフット・ポンプ。


興しろいのはアイスボックスの蓋。プル・リングの形こそ違うが80年代半ばまでの1枚式に戻っている。




左上、シェルフのストレイクはファクトリー製より幅が広い。自分で付けたのだろう。

アイスボックスの中。












クリアー・プラスチックが2枚に分かれているのはスタンダードだが、ティークのセパレイターは90年代艇のアップ・グレイドか。

ファクトリー・アップグレイドにしろ、自作にしろ、自分に有用なアイデアを取り入れて工夫を重ねていくのもオーナーの楽しみのひとつだろう。

***

 この艇は昨日までハル番号不詳と記していたが430番艇であること、および当シリーズ写真撮影時の場所は五大湖地方のウィスコンシン州、マディソンであることが判った。新オーナーの現在地は不明。尚、エンジン・アワーは撮影時で僅か336時間という。

(写真はPSC製434艇中430番、1996年製の Lisanda です。)
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2012年3月16日金曜日

リサンダ Vバースとセッティー

本日の写真もピンボケのものが多いが、我慢。

キャビン・スーパーストラクチャー(デッキから上の部分)の壁はティークではなく白い化粧板。





収納右舷側のクロノメーター。

陸電のコンセントは両舷にある。(通常120Vまでの電圧なら問題ない)。



ドアを開けた収納スペース内部。

正面チェイン・ロッカーへのアクセス口には閂で着脱可能な板が仕込んである。



両舷ともその手前に [棚が造り込まれた艇] もあるが、この艇では自分で緑のバンジー・コードを付けたようだ。

両舷のクッションも長い一枚式ではなくセパレート式にすれば取り扱い易くなるかも知れない。





右舷の長いクッションを外したところ。

最前方の蓋の下は燃料(軽油)タンク。





手前二つはいずれも収納。

真ん中の収納は左舷側とも繋がったひとつのスペースになっている。つまりどちらの舷の開口部からもアクセスできる。



手前はVバースの切り込み部分によってセパレートされた各舷独立のスペース。







通常PSCフリッカではこの両舷の独立スペースだけがファイバーグラスのイナー・モールドの一部で、内部も周りのファイバーグラス同様、表面がジェル・コートのため滑らかで光沢がある。しかしこの艇ではその上に自分で布の内張りを施したらしい。

こちらは右舷側セッティー(長椅子)のクッションの下。








蓋を開けると...

ハル内側に何やらピックアップ・トラックの荷台に張るプラスティックの内張りらしきものが見える。





この内張りは80年代フリッカでは未だ見られない。90年代フリッカではスタンダードなのだろうか。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
フリッカ・ホームページで今売りに出されているフリッカ一覧

2012年3月15日木曜日

リサンダ クォーター・バース

PSC製フリッカはポート(左舷)クォーターは必ずバースになっている。

スタンダードのクッションは長く大きい一枚式。しかしこの艇では2枚のセパレート式で着脱などの取り扱いが簡単。



手前のクッションを外すと清水タンクの注水口がある。

その隣りはガラスの覗き窓。





覗き窓は84年製のセレニティーには付いていない。またタンクのカバー自体も80年代の艇ではマリン合板製だがこの艇ではプラスティック製になっている。

クォーター・バースの長さは約7フィート。

以前書いた様に出入りにはちょっとしたコツを要する。




奥の装着物は一見DCACインヴァーター、またはACDCコンヴァーターに見える。しかし場所から言って先日見た [ガーミン製GPS] の本体かも知れない。

隣りはエンジン・ルーム。

防音材の無い部分も目立つがこれでも遮音効果はあるのだろうか。




(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年3月14日水曜日

リサンダ エンジン 2

96年製のリサンダではエンジン・ルーム内の燃料供給ラインが例えば [84年製のセレニティー (リンク先11~13枚目)] と比べて整理整頓されているようだ。

軽油中の水分を除去するフィルター(中央白)を通過した燃料は上のラインを通って左のポンプ(灰色)へ。




ポンプを通過した燃料はすぐUターン。下のラインを通り、エンジンのフォア側を横切って右舷側へ。ポンプの型式も新しくなっている。


セレニティーでは上記リンクに見える通り、ラインはポンプを出るとスターン方向に走り、艇の後部で右舷側へ横切り、その後フォアに走ってエンジンに接続されている。

リサンダに見られる新配管ルートはリサンダ特有という訳ではなく、他のフリッカでも見たことがある。90年代の艇ではスタンダードだったようだ。

尚、この艇のエンジン・ルーム内壁にはエンジン・ノイズが外に洩れないよう可能な限り [防音用インシュレーション] が張られている。ビニールのコアを耐火ポリエステルの遮音材で挟み、さらに表面を銀色の気密材でカバーした積層材だ。ちなみにサノマジックの末四郎氏出身の佐野造船所では表面の黒い [ヤンマー製防音材] (リンク先ページの写真下2列)を使っているという。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年3月13日火曜日

リサンダ エンジン

リサンダのエンジンは1GM10。仮に15年間で300日しか出航していないとすれば稼動はせいぜい450~500時間だろう。

恐らく再塗装だが、錆一つ無い。黒い塗装のエンジン・マウントも然り。マウントの磨耗も殆ど無いだろう。




下の写真はコックピット・ソール(床)のハッチを外して上から見たところ。

画面右下、ミキシング・エルボーと排水ホースの繋ぎ口に注目。








エルボーの出口側にホースの直径に合わせるための金属管が嵌めてある(溶接かもしれない)。そもそも1GM10 のエルボーの径とプラスティック製ウォーター・ロック・マフラーの入り口の管の径は異なる(前者が後者より大きい)。前者に合わせると後者にクランプで留める時に余計締め込まなければならない。ホースは僅かだが変形する。

この艇ではエルボー側に径を小さくするための接続管を付け、ウォーター・ロックの管径に合ったホースを使用できるようにしているらしい。

ウォーター・ロック(肌色の物)は一見80年代のフリッカに搭載のものと同品。







しかし [84年製のセレニティーの品] と比べると少しコンパクトな新型になっている。






シャフトにはパッキング・グランドではなく、ドリップレス・シャフト・シールを装着。

(尚、ウォーター・ロック・マフラーは名前の通り海の水が艇外への排出口からエンジンに逆行しないようにロックする機能を持ったマフラー。)

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
フリッカのリグ

2012年3月12日月曜日

セレニティー シーズン開幕準備完了

3月10日土曜日、ハルとデッキを洗い [ニューグラス2] を塗布した。

2007年購入のボトル1本が、1年1回の塗布で足掛け6年、トータル6回の塗布に使えたことになる。

フリッカは20フィートの小型艇なので作業も短時間(2~3時間)で済み、材料も長持ち、という訳だ。(ニューグラス2はキャップだけでなく、固く締められる内栓も付いてくるので6年保管でも質の劣化は皆無。)




小型艇故に塗布もドックで行える。ベターハーフが反対舷のレイルに座ってくれたおかげで喫水まで楽々手が届いた。



船体の向き入れ替えも二人の手押しで無理なく5~6分も掛からない。

***

しかし1ボトルで6年もつと書いたがさすがに6回目となると残量がボトルの底から1.5cm程しかなかったので、今回はハル・デッキ全面をカバーできるようになるべく薄く引き伸ばすように塗布した。(ニューグラス2は水溶性。)

殆ど重ね塗りしていないので、今年は新しいボトルを購入してシーズン途中でもう1回塗るかも知れない。




とにかく長かったオフ・シーズンのメイジャーなメンテ作業は全て完了した。







She's all dressed up and ready to go. いよいよ来たる第2土曜日がセレニティーの個人的なシーズン開幕日。(昨年は2月初頭にシーズンをオープンしたので今年は約1ヶ月半遅い。ちなみにSF湾のヨット・クラブ等の本年の公式セイリング・シーズン開幕は4月最終週末となっている。)

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2012年3月11日日曜日

リサンダ コンパニオンウェイ下

1枚目の写真はピンボケだが、コンパニオンウェイ・ラダーを内側から見たところ。ステップにはほぼ一面にノン・スキッドが貼られている。

画面左、個室ヘッドのドア下部に開口部が見える。もしかしたら消化器用のコンパートメントかも知れない。




画面右、クォーター・バース側にあるバッテリー・セレクターは [Cole Hersee 製]






ちなみに80年代の多くの艇では [Parco 製]

コンパニオンウェイの基盤、およびエンジン・ルームとの仕切り板を外したところ。






例によってスルーハルが3個。向かって左上がエンジン冷却水とヘッド洗浄水の取水口。手前の大きいスルーハル2個はコックピットの排水用。

画面右(左舷側)にあるコックピット排水用スルーハルのクロースアップ。







手前に透明のホースをボルトで塞いだものが見えるがこれはスルーハルとは無関係。ホースの位置と大きさからして恐らくギャリーのアイスボックスからビルジへの排水管だと思われる。必要な時だけボルト(栓)を抜いてコップ等に水を流し込むのではと想像する。しかしそこまでしてビルジを完全にドライに保ちたいのだろうか。無論シャフトにはPSSドリップレス・シャフト・シールが付いているに違いない。

画面左(右舷側)のクロースアップ。緑青も殆ど見られずブロンズが生の新品に見える。リークは皆無。




やはり年に20日程しかセイルせず、いつもトレイラーに乗せているのだろう。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ