2011年3月14日月曜日

ブロンズ・ファスナー装着

ラダー・チーク・ファスナーをブロンズ製に換装した。

ブロンズの表面は酸化により全て1~2週間でこのティラー用大盤ウォッシャーのような色に落ち着いてくる。














その後は時間をかけてトップのブロンズ・キャップや、ラダーをトランサムに付けているピントル&ガジョン、トランサム下部に装着されているエンジンからの排煙排水用スルーハル・フィティングのようなパティナ(緑青)の保護膜が完成する。








(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ

2011年3月13日日曜日

ラダー・チークのファスナー交換

早いものでラダー・チーク(頬板)を新作して [付け替え] てから既に1年3ヶ月。

ラダー・トップのブロンズ製キャップにしてもラダー・チークを留めているファスナー(ボルト、ナット類)にしても、ラダー・カバーを被せていても冬場は結露のため結構濡れるものだ。

ラダーSTB側。

これらファスナーもラダー・チーク換装時すべて新品の亜鉛メッキのものと交換したが、なんとナットが5個ほど派手に赤錆を出している。

交換時まで25年使っていた以前のものには見られなかった程の赤錆。不良品だろうか。





各ボルト・エンドは自分でボルトを短くするために切り詰めたのでその部分に当然亜鉛メッキは無く、錆が出るのはしようがない。しかし、ナットに出たのは驚き。

ポート側。

こちらに赤錆は見られないがボルト・ヘッドは所謂塩吹きが激しい。

このまましばらく様子をみようかとも思ったが、気になり始めると気になるもので、それなら善は急げと、マリン環境にはこれ以上のものは無いブロンズ(シリコン・ブロンズ)製ファスナーに取り替えることにした。



うまい具合に一社でまとめ買いできると良かったのだが、ティラーを留めるボルト用の大盤ウォッシャーのみ別業者に注文しなければならなかった。

写真に出ているボルト、ナット、ウォッシャー、ロック・ナット、全部で約74ドル(送料込み)。





ボルトはボディー部分全体がネジ切りされているのが難点と言えば難点だが、まあ良しとする。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー・フリッカ・グループ

2011年3月12日土曜日

大地震・大津波

被災された皆様。

心からお悔やみ、お見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

頓首。

配管: 清水供給ライン

本日は昨日の写真も交え、クォーター・バース下の清水タンクからギャリー・シンクまでの供給ラインを見てみる。

セレニティーにはフット・ポンプは付いておらず、手動ポンプひとつだけなので配管もシンプル。





シンク下の裏側。

この銅管はポンプの一部。








それにしても両側の円は何だろう。開けてあった孔を塞いだような形跡。恐らく清水用、海水用と二つの供給ラインを持っているフリッカではそれぞれこの孔のところが定位置なのだろう。

銅管の下はホース。

















斜めに降りたホースは収納の下へ。


収納は横から見るとハルの形に合わせて一角を大きく切り取ってあるため長方形ではなく、五角形。










収納の斜め下部分をギャリーの側壁に開けた孔に向かう。








収納底部に出て、壁向こうの清水タンクへ。










壁のタンク側。部分的に見える孔が清水供給ホース用。

ホースは直ぐにタンクの前面に開いた孔に繋がっている。



(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2011年3月11日金曜日

配管: ギャリー・シンク排水ライン + アイスボックス排水ライン

写真が大袈裟な枚数になってしまったが、シンクもアイスボックスも極めてシンプルな配管になっている。

ギャリー・シンクの下。

シンクからの排水ホースは直下の専用スルーハル・コックに接続されている。無論シンクを使わない時はコックは閉じておく。

ちなみに上の2連クランプの下あたりが喫水線。








尚、以前書いたように [1980年代後半以降の艇] ではスルーハルの位置が少しアウトボード側に移動し、コック・ハンドルの方向もロンジテューディナル(フォア・アフト方向)ではなく、アスワートシップ(右舷左舷方向)になっている。

これはフォア(画面右側)のアイスボックス底部の孔に接続された排水ホース。

冷蔵用の氷が溶けて流れる。


セレニティーでは普段アイスボックスに氷は入れず、単にボトル入りの水や食料などの保管庫として使っている。2晩泊まり以上のクルージングでは氷が役に立つだろう。

ホースは一番低い部分をスターン方向へ走る。
















先はギャリーの側壁。右の白っぽいホースは壁向こうのタンクからの清水供給ライン。

上の板は収納の底板。



収納は2段。上は引き出し。下は単なる収納スペースのドアで、手前に水平に開く。

ホースは底板の下を通っている。


上の写真左下端はコンパニオンウェイ。梯子と底部の板を外すとビルジにアクセスできる。下の写真は梯子と底部の板を外してそこから覗き込んだポート側。

壁の孔を通って延びてきたホースはコーナーを回って右下のインボード側へ。







尚、左側はクォーター・バース下のファイバーグラス製清水タンク(タンクがファイバーグラスのクロースとレジンでハルに留めてある様子が良く分かる)。部分的に見える左方の孔は清水供給ライン用。

コーナーを回った後はそのままビルジ方向に降りているだけ。

交差しているのは燃料の供給ラインとリターン・ライン。











右下隅の短いホースがアイスボックス排水ライン。

ホース・エンドから出た水はビルジに流れ込む。



(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア (8頁版)

2011年3月10日木曜日

クラブ付きジブ (Video)

クラブ付きジブはメイン同様セルフ・テンディングなので条件が良ければ手をかけなくても艇はタックするが、一度ジブ・シートを解放してヘッドの風を逃がしてから引き戻してやる(シートはポート側に引いた1本のみ)と、このような微風でもスムーズにタックする。



(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2011年3月9日水曜日

ノウマッドのブーム・ブレーキ(試作)

MdR(マリーナ・デル・レイ)のフリッカ、ノウマッドはロング・クルーズに備えて艤装も色々試しており、1年前にはメイン・ブームの [プリヴェンター] のセットアップを自分で考えて使っていたが、今は安く入手できる材料でブーム・ブレーキを考案し、テストを繰り返している。

ブーム・ブレーキは不意のジャイブを防ぐプリヴェンターではなく、ブームをゆっくりジャイブさせるための装置。




ブームにあるフォアのベイル(U字型金具)に付けたのは登山やロック・クライミングで特に下山時のスピードをコントロールするために使う Black Diamond ブランドのアルミ製 [フィギュア8ディヴァイス]

Wichard のブーム・ブレーキ [ジャイブ・イージー] を参考にしたそうだ。ディヴァイスの値段はWichard 製の約1/20という。もっともフリッカのような小型艇でなければフィギュア8のような小型ディヴァイスは使えないだろう。

フォアのロウアー・シュラウド底部トグルに付けた D クランプにHarkenの1/4"(" = インチ)マイクロ・ブロックを装着。




フィギュア8ディヴァイスからのラインはそれを通ってコックピットへ走る。尚、使ったラインは径3/16"の3ツ縒りナイロン・ライン30フィート。40フィートの方が使い勝手が良いだろうと感じたそうだ。

ウィンチに巻いてラインの張りを調整。エンドはクリートにヒッチ。








緩み過ぎると役に立たず、締め過ぎるとプリヴェンターになってジャイブできない()。何度もジャイブを試してちょうど良い締め具合を割り出したという。

さて、USフリッカ・グループではこのセットアップに関して色々議論が出ている。ノウマッドのオーナー、ビル自身はリガーとして定評のある [ブライアン・トス] のサイトのフォーラムに投稿して意見を仰いだ。ブライアンの意見は概要次の通りだったそうだ。

***

(1) ブームのベイルにフィギュア8、フィギュア8にブームヴァング、と二つの違った役割の物を一つのベイルに装着している。ベイルが駄目になると二つ共駄目になる。

(2) ブーム・ブレーキに懸かる荷重の計算は出来ているのか。ブロックに懸かる荷重はラインに懸かる加重の2倍。マイクロ・ブロックはそれに見合う物を使っているのか。

(3) チェインプレイトにかなりのトルク荷重がかかる。

(4) ナイロン・ラインはダクロン・ラインよりはるかに擦り切れ易い。

(5) ラインの張りを調整していたとしても状況によってはブームがロックして危険な場合があるはず。

まだまだフィールド・テストで分析を重ね、安全性を確かめる必要があるだろう。

***

: ノウマッド・オーナーのビルはまさにこの理由のため、このセットアップをゆっくりジャイブさせるためのブーム・ブレーキとしても、またジャイブを防ぐためのプリヴェンターとしても使う積もりだそうだ。

後日註: オーナーのビルはUSヤフー・フリッカ・グループでラインの径は3/16"ではなく1/4"だったと記録を訂正している。

(写真はPSC製434艇中054番 Nomad です。)
⇒ ノウマッドの スローモーション・ビデオ (2011年3月)