2011年1月17日月曜日

セトール

夫婦でティークにセトールを塗る。この週末は春のように暖かく塗るには絶好の日和だった。今年のセイリング・シーズンは例年より早く来るかも知れない。

古くなった表面を軽くサンディングした後に2度塗り。








バウスプリットも軽くサンディングして白いペイント(ヨット・エナメル)でリフレッシュ。















セトールはなかなか良い。毎年のサンディングや塗りが簡単だ。















しかし新木場のサノマジック、ニュー・イングランドのスカウトのオーナーなど、プロはエピファンを好む。















セレニティーもいつかはまたティークを裸に戻し、カビで黒ずんだ箇所も漂白剤で滅菌してきれいにした上で塗り直さなければならない。















その時はエピファンを試してみるかも知れない。しかしサンディングをはさんでグロースを9度塗り、その上にクリアーを2度塗るという手間はかかる。

ともあれもう1回2度塗りができる位セトールが残ったので来年もまたセトールだ。






この冬のメンテはあと3週末で終了させる予定。2月からシーズンが始まっても間に合う。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ

2011年1月16日日曜日

ウェザー・クロース

コックピットの周りを囲うウェザー・クロース。 カーテン (サイド・カーテン+スターン・カーテン)と呼ぶ人もいる。

シアトルのトゥーカンのクロースはプロが作ったもので、一連のターン・ボタンで装着する。




サイド・クロースは両舷ともスターン部から外せるようになっているが、この艇ではライフラインを短縮してペリカン・フックをコックピット脇のスタンションに掛けるようにし、コックピット横の部分はサイド・クロースを掛けられるようにスターン・プルピット・レイルと同じSSバイプを仕込んである。












ちなみにターン・ボタンなどキャンヴァス用ファスナーは通販ではサイトによって値段に信じられない程大きなバラツキがある。また一箱いくらで大量に買うと単価が極めて安くなる場合もあるので検討に値する。

一方ボタンではなく、[ラインで留める] 人たちもいる。

いずれの方式にしろ、手作りする場合 [The Big Book of Boat Canvas] が参考になりそうだ(95ページ参照)。

この本はウェザー・クロースだけでなく、例えばセイル・カバーからレイン・キャッチャー(飲み水として使う降雨時の雨水収集用ロート)の事まで、キャンヴァスに関することなら何でも書いてある。図を見るだけでも楽しい。

(写真はPSC製434艇中340番 Toucan です。)
Toucan ホームページ 左のメニューの Blog をクリック。

2011年1月15日土曜日

改修中の写真

PSC製#366スカウトは2年程前、大掛かりな改修を行った。

ティークのトウ・レイルも外して、ハルとデッキのジョイントを点検・補修、ティーク・レイル自体も裏表両面を補修した。



ここにティーク・レイルの写真はないが、[エピファン] の Wood Finish Gloss を9回塗布し(その度にサンディング)、その上に同 Gloss Clear Varnish を2度塗りして仕上げたという。

こうして仕上げたティークは毎年 [スコッチ・ブライト] で表面を擦った後、Gloss Clear Varnish を1回塗ればいつまでも良い状態に保てるそうだ。

バウスプリット、プルピット・レイル、ティーク製プラットフォームも補修のために取り外した。





この艇のオーナーはセイルボートやパワーボートのメンテの仕事をしているので自分の気が済むまで徹底してやったようだ。

それにしてもなるほど、フリッカはバウスプリットがないと確かに20フィート艇に見える。

(写真はいずれもPSC製434艇中366番目 Scout です。)
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2011年1月14日金曜日

ライフライン 3

今日は既に手元に在る [クイック・アタッチ・システム一式] 中、試しに1個だけターンバックルをライフラインに付けてみる。

ライフラインは注文したトータル38フィートが1本のロールで届いたが、無論それをポート、スターボード用各1本に切り分ける必要がある。精確な長さにカットするのは後にして、とりあえずカットの練習にラインの一端を1.5cmほど切り落としてみた。

高価なワイヤー・カッターがないので手元に在った金切り鋸で径の半分、残りは金切りバサミ(エイヴィエイション・スニップス)で切断した。

向かって右が業者のワイヤー・カッターによる切断面、左側が自宅作業。







あまり苦労せずカットできることが分かったので、一安心。

***

さて、組み立ては基本的には説明書どおりにやれば良いのだが、説明書にはビニール・カバーを何cm剥がせば良いのかについては記載がない。

説明書のステップ4には先端部を3/16"(5mm)出すようにとの指示がある。そこでその分も計算に入れて部品の長さを計測すると、カバーを1+3/16" ~ 1+1/4"(約30mm)切り落とせば良いことが分かった。















カバー先端から30mmの周囲をナイフでグルリと切った後、魚の腹を割く様に30mmを真っ直ぐカット。




ところでライフライン右端下の部分は金切り鋸、上半分は金切りバサミを使って切った跡。ハサミの場合(ワイヤー・カッターも然り)どうしても幾分斜めにカットされたり、切断面が凸凹になる。

カバーを剥がした後は手順どおりラインにジョー・ハウジングと呼ばれる金具、3 ピースから成るジョーズの順に入れる。



この3 ピースのジョーズはゴム輪で留めて組んであるだけなので注意していても形が崩れやすい。一度崩れると元に戻すのに手間がかかる。一連の作業の中で一番手こずった。

(註: このジョーズはワイヤーに食らいつくアゴ、架締め、楔、だが、ライフライン交換時にはクイック・アタッチ・システム中このジョーズ一式とジョーズの外に入れる真鍮製プレッシャー・リングだけは [新品と交換] しなければならない。他の部品は繰り返し使用できる。)

真鍮製プレッシャー・リングを入れ、アンチ・シーズ(アンチ・フリーズ)用のコンパウンドをたっぷり塗ったところ。




続いてハウジングを端の方へグイと引いてジョーズの上に被せる。








このコンパウンドには潤滑剤としてステンレススティール同士の固着を防ぐだけではなく、防錆剤としての働きもある。

同コンパウンドをさらにネジの部分にもたっぷり入れる。









(この灰色のコンパウンドが爪に入るとワイプで拭いてもなかなか除去できない。ゴム手袋をして作業すべきだった。)

ハウジングのネジ(ナット)部にターンバックル部に付いているヘッドと呼ばれるネジ(ボルト)をねじ込んでレンチで固く締め込む。


左のハウジングは手前に、右のヘッドは奥へ回す。二つのレンチ間に見えるナットはこの作業の後ハウジングが緩まないように締めるロック・ナット。

ヘッドのハウジングへの締め込み完了。この後ロック・ナットを締める。







(左からハウジングのナット部、ハウジング用ロック・ナット、ヘッド、ターンバックル用ロック・ナット。)

ハウジングとハウジング用ロック・ナットにそれぞれレンチを噛ませ、ロック・ナットを固く締めこんで作業を終わった。



ターンバックルの両端に付いているロック・ナットは無論ライフラインを艇に装着する時に締めるのでとりあえず程々に留めてあるだけだ。

ともあれこれでやり方は分かった。先が楽しみだ。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト

2011年1月13日木曜日

トゥーカンのウィンドラス

錨泊頻度の高いシアトルのフリッカ 『トゥーカン』 には揚錨作業を楽にするウィンドラスが付いている。

クリックして拡大すると分かるが、その設定位置と方法がユニークだ。




フォアデッキ右舷側のハウザー・パイプ(アンカー・ロードをチェイン・ロッカーにしまうための孔)の真上にSS製プラットフォームを設置し、その上に装着してある。これならチェインやラインが自然に無理なく出入り出来そうだ。

プラットフォームのインボード側はバウスプリットを固定するためのスルーデッキ・ボルト用SSプレイトと一体化されている。

フォアピークにあるチェイン・ロッカー。

ロードはチェイン+3ツ撚りのナイロン・ライン。





繰り出すロードは通常50フィートというから錨泊地の水深はいつもおよそ5~10フィート位なのだろう。

ちなみにこちらは同海域の [NOAA オンライン・チャート] (チャートをクリック、または下の+-をクリックしてズーム出来る)。

(写真はPSC製434艇中340番 Toucan です。)
Toucan ホームページ 左のメニューの Blog をクリック。

2011年1月12日水曜日

スカウトのダッシュボード

フリッカではディーゼル船内機を停めるためのストッパーのノブがコックピット・ロッカー中に設置されている。(ストッパーのノブを引くと燃料供給がカット・オフされてエンジンが停まる。)

ニュー・イングランドの 『スカウト』 のオーナーはヤンマーの計器盤を取り外し、PSCから仕入れた白いパネル(PSCの中~大型艇用のものらしい)に計器を装着・配線し直した時、ストッパーのノブも計器盤の中に組み込んだ。

右下の長い物がストッパー・ノブ。

その隣にはオート・パイロット用のプラグ差込口も付いている。

(この艇は後ろに見えるようにモニター・ブランドのウィンドヴェイン自動操舵装置も装着済み。外洋長距離航海もこの二つがあれば安心だ。)





さて興しろいのは、ダッシュボードにスターター・ボタンはあるが、電源を入れるためのキーの差込口が無いこと。

実は電源を入れるキーの差込口はキャビン内の配電盤を新作した時にそこに移した。

ここなら濡れないし、誰かに悪戯をされることもないからということらしい。










尚、エンジンを停める度にシートから立ち上がらなければならないのは面倒とストッパーのノブをロッカーから出したオーナーは他にも何人か居る。イギリスの 『キャラウェイ』 のオーナー、アンガスもその一人([キャラウェイのダッシュボード] )。これなどオフ・シーズンに行う改善プロジェクトにピッタリかも知れない。

(写真はいずれもPSC製434艇中366番目 Scout です。)
フリッカ・データベースにある同艇の紹介

2011年1月11日火曜日

レイニアー山

シアトルの南にあるマウント・レイニアーを望んで錨泊中のトゥーカン。















この写真では4合目あたりまで雪化粧した富士山のようにも見えるが、実際は富士山よりも616m高いながらもっと [ズングリした山] だ。

トゥーカンのホームページには綺麗な錨泊風景が数多く出てくる。実際トゥーカンは出航も錨泊も数多いフリッカだ。

これはホームページ下部にある、年毎の出航日数、マイレージ、錨泊数(夜の数)をまとめた集計表。




サンフランシスコ湾近辺ならまだしも、夏は多雨、冬は至って寒いシアトル近辺でこれ程の数字を出していることに感心してしまった。

(写真はPSC製434艇中340番 Toucan です。)
Toucan ホームページ