2009年12月2日水曜日

ラダー・チーク装着ボルトの寸詰め

万力にボルトをセットして先端5/16インチを金切りノコでカット。(厚い板を使ったため、スタンダードの4インチ長のボルトより3/16インチ長いボルトが必要となり、4.5インチ長のボルトを寸詰めする。)

ベンチ上2本のボルト中、右側はすでに詰めたもの。

ヤスリとの間に並んでいるツブツブはすでに切り落とした6本分の先端部。

マーク、切断、エッジのヤスリがけ、ナットはめのテスト、全てを含んで、1本10-12分。全9本、2時間弱。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
⇒USヤフー!フリッカ・グループ

2009年12月1日火曜日

ラダー・チークのセトール塗り

ドライ・フィット後、Cetol を塗る。ティーク材なので保護剤塗布は無用だが、セレニティではレールなど他のティーク部・木部にもセトールを塗っているので、統一する。





























(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
⇒ フリッカ・ホームページ

2009年11月30日月曜日

ラダー・チークのドライ・フィット

べディング・コンパウンドなしで新しいチーク2枚をラダーにフィットさせてみる。

道具は使わずボルト・ナットを手でゆるく締めるだけ。








オリジナル・ボルトのサイズは直径3/8インチ、長さ4インチ。オリジナルより厚い板を使用したので、オリジナルの次に長い規格の4.5インチ・ボルトを差して様子を見る。

ボルト全9本を通し終わるまで各ナットは極力ゆるくしてある。それでもブロンズ・キャップを載せて留めようとすると、写真一番上のキャップ固定用の2本中、1本が通らなかった。どのようにかぶせても片方を通せばもう片方が通らない。横から孔を覗いて見るとどうしてもどちらか一方の孔にキャップの孔と約1.5mmのズレが生じることが分かった。





キャップのラインと両舷の板のラインを細かく観察した結果、両舷指差している部分を少しだけ均せば良いだろうと判断。




注意深くサンディング。電動ツールよりヤスリを使った手作業の方がやり易かったかも知れない。






無事貫通。ティラーも付けてナットを全9本とも手で締め付け、ボルトの余長分を測定。5/16インチカットすれば良いことが判明。













ドライ・フィットは終わった。(ピントルとピントルをラダーに取り付けているボルト・ナットをカバーする部分は何の問題もなくフィットした。)

この後、チークにセトールを塗って乾燥させ、ボルト9本をちょうどの寸法にカットし、ベディング・コンパウンドを使って本装着をする。






(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ホームページ、売りに出ているフリッカの一覧

2009年11月29日日曜日

アイランド・メイドゥン - 内観

昨日見た艇のインテリア。 ポートサイドにバルクヘッド、スターボードにポストがあるのを確認できたフリッカはこれが3艇めだ。( [ドリーム・キャッチャーとメイプル] も然り。実際にはまだ数艇はいるかも知れない。)

マストからの荷重を心配した(神経質な)オーナーにも対応できるファクトリー・オプションだったと思われる。




この艇はヘッド(トイレ)がVバース入り口、台形クッションの下にあるタイプだから、カーテンで仕切って臨時個室にしやすい利点もある。

スターボード側、コンパニオンウェイ横に個室ヘッドがないので、セッティーにも無理なく横になれそうだ。





このようにレバーの付いた清水ポンプはオプションで選べたようだ。ドリンク・ホールダーは出来合いのティーク製品があるので後付けだろう。


下部に見える折りたたみ式テーブルはスタンダードの白ではなく、周辺にストッパーのトリムの付いた昔流。レンジとクォーター・バースの境のトリムが2段になっているのは何か理由があってのことだろうか。

(写真はいずれもPSC製434艇中番数不明、1982年製 Island Maiden です。)
⇒フリッカ・ホームページのフリッカ・スペック

2009年11月28日土曜日

アイランド・メイドゥン(島の娘)

アメリカ・ワシントン州シアトルの近く、ポート・タウンゼントで売りに出た1982年PSC製フリッカ。US$17,500 という値段のせいか、1週間もせずに購入希望者が現れた。

このフリッカも良く観るとなかなか個性がある。









マストは当時のファクトリー・スペックだったキニヨン社製のアルミ・マストではない。色からしてスプルース材のようだ。また、ブームが長い。そのブーム中央上にはハルヤード用のブロックが見える。これらの点からガーフ・リグだと分かる。しかしシュラウドは各舷3本のマルコーニ型。ガーフ・リグのマストは低く、スプレッダーがないので3本ともマスト上の同じ場所から引いているのだろう。

セイルを揚げていない時にブームを支えるブーム・ギャローズはガーフ・リグでは必須だ。この艇の物は柱2本を逆V字に立てる単純な仕掛け。スターン・プルピットのパイプ上にどのように装着してあるか知りたいところ。

アミッドシップ、チェインプレイトの間にはレール上にクリートが2本連続で装着してあるのが見える。通常はチェインプレイトよりも船尾側、船幅の一番広いところに1本つけてあるのが普通。この2本の使い勝手はどうなのだろう。

尚、ハッチはフォア、メインともファクトリー・オプションのティーク製。

フォア・デッキ中央にはスタンダードのブロンズ製クリートではなく、いわゆる十字型のサムソン・ポストを設置。




両舷のもやい用チョック外側にはティーク・レール保護のためラビング・プレートを仕込んである。

スターン中央のティーク板やエンジン・コントロール計器盤のカバーは手造りなのだろうか。





右舷側、エンジン・ストッパーのノブはラザレット内ではなく、コックピットから操作できるように外に出してある。

この写真右上、かろうじてプルピット・パイプ上にステップさせたブーム・ギャローズが見える。半円形の切り込みでパイプを挟んで立っている。

ブーム側がどうなっているのか不明だが、ブームの重さで立っているように思える。航行時は取り外すのだろう。

Island Maiden の木製ネーム・プレートはフリッカには珍しい。木製銘板を付けたフリッカにはトランサムの殆どをカバーする大きさの [日本のフリッカ] や、ピカチューという名の銘板を [スターン・プルピットに装着したアメリカの艇] がある。

(写真はいずれもPSC製434艇中番数不明、1982年製 Island Maiden です。)
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2009年11月27日金曜日

ラダー・チークの角取り

ラダー・チーク製作も角をサンディングして丸くする作業だけとなった。

左は既に丸みをつけたポートサイド(左舷)の板。右はこれから作業するスターボード(右舷)の板。





スターボードの板の作業を開始したところ。この後丸みが出始めたら、目の前に置いた古い板の丸みを手で触りながら比較して作業を進めた。

表面は丸みをつけるが、裏面はほんの少しだけ角をなくしてスムーズにするという感じ。

この人指し指と親指の間にはブロンズ製キャップがかぶる。








オリジナルの古い板の場合、キャップのかぶる部分は角が立ったままにしてある。 ⇒ [11月22日の写真を参照]

しかし、実は新しい板は古い板より1/8インチ(3mm強)厚い。このキャップがかぶる部分も角を落とした方が良いかなと、下の写真のように外側1/8インチだけ丸みを付けてみた。

(註:アメリカでは通常合板を除く木材の幅と厚みの表示・売買は実際のサイズ、つまり「アクチュアル・サイズ」よりも1/4インチ寸足らずの「ノミナル・サイズ」というサイズで行う。製材できちんと鉋をかけたものはその寸法になってしまうということから来たらしい。つまり、例えば厚さ1インチと書いてあっても実物は3/4インチしかないのが普通。2インチと書いてあれば1+3/4インチしかない。ただし長さだけは実寸表示。48インチと書いてあれば実物も48インチ。この板はeBayで購入したが、セラーが幅も厚みも現物を物差しで計ったサイズを表示していた。

ファクトリーものより1/8インチ厚いと言っても、当方にとって都合は悪くない。何と言ってもそれだけ頑丈だ。という訳で薄くせずにそのまま使った。ただ装着時に両舷で合計1/4インチ厚くなるため、ボルトもその分長いものを用意した。1本1ドル弱。)

これで自宅での作業は終わり。後はマリーナでの作業となる。

古い板、この写真では裏面の腐食の補修箇所は見えないが、画像をクリック拡大すると、表面にも亀裂が走っているのが見える。









(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
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2009年11月26日木曜日

ラダー・チークのホゾ穴堀り

ラダー・チーク作りの中でホゾ穴堀りは特に気を使う。見てのとおり、ラダーを船体本体に取り付けるためのブロンズ製金具、ピントル部分をカバーするのが長方形部分。中の長円状の部分はピントルをラダーに取り付けているボルトやナットの部分をカバーするため一段と深く掘ってある。

実はピントルの幅はこの長方形部分の約半分。ボルト・ヘッドやナットの径も長円の幅よりかなり小さい。





両方とも装着時に苦労しないように随分余裕をもたせてある。そのためか、良く測ると長方形の幅は奥の部分の方が入り口部分より1/16インチほど広かったり、長円は形が雲形になったり、随分おおらかに作ってある。

しかし、深さだけはどこを計っても1段目5/16インチ、2段目3/16インチ、計1/2インチと正確だ。

小さい目盛の定規で計測しながら新しい板に鉛筆で墨入れ。(雲型は大きさと深さが重要で、細部の形にはあまりこだわる必要は無い。)

ドリルを使って2段目部分から掘り始める。ドリルには1/2インチ弱のところにマジックで目印をつけ、深堀りしないように注意した。



(効率をあげるため2枚目の時はもっと径の大きいドリルを使った。)

ドリルで穴を開けた後は、大小2本のノミやファイン・ツールで掘り進め、鉄のヤスリで地ならしと仕上げをした。




深堀りしないように頻繁に定規で深さを計測した。鉄のヤスリでゴシゴシ擦ると面がきちっと出て形が明確になるので大変重宝した。(尚、定規の十字架の短い棒はスライドする。それを木の表面に置き、頭の部分を穴に入れて深さを測る。スライドをセットした値で止めておき、頭を突っ込むと手っ取り早く深浅が分かる。)

細かい仕上げは1段目も掘った後に行う。

電動円ノコの深さを5/16インチにセットして、長方形の両側部分に切り込みを入れる。






深切りしないよう注意しながら、ファイン・ツールの半円形カット・ツールでこのように切り込みを入れる。なるべく浅めに切り込む。



入り口部分は外から深さが良く分かるので浅めにカットした線を手引きノコでちょうどの深さまでカット。その部分からノミを入れ始める。

(註:半円形カット・ツール = ファイン・ツールは回転ではなく、細かい振動でカットするツールなので円ノコのように円形でなくとも切れる。)

切り込みを入れてあるので、いかに硬いティークでもノミを軽く当てて行くだけで、まるでチーズでもカットしているように切れる。



ホゾ穴を掘るのに使った道具類。ここには写っていないが、前述のように電動円ノコ、ファイン・ツールの半円形カット・ツールも使用。


穴は2段とも、最後の仕上げは細いノミと鉄のヤスリで行った。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
⇒日本のヤフー!フリッカ・グループ