2010年11月7日日曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 13

造作は大部分完了した。とにかく雨の降るシーズンに入ったので雨が降っても漏れたり浸み込んだりすることだけは避けなければならない。(というのが下の作業の理由らしい。エポキシでファイバーグラスを積層してあるので漏れはないと思うのだが。)

まずはコックピット全体をサンディング。









続いて塗り始めたのがこれ。プライマー(下塗り剤)のようだ。







どのようなプライマーなのか詳細は不明。









この後の写真がないが、とにかくプライマーだけでも塗っておけば紫外線も防げるし、安心ということなのだろうか。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]。そこで見られない場合 [こちらでチェック] (写真は未整理で種々混載。他艇の作業写真もあるのでフリッカと混同されないようご注意。)

2010年11月6日土曜日

メキシコのダルシ二ア - インテリア

キャビン内は一見典型的な1990年代のPSC製フリッカ。

しかしVバース・キャビネット・ドア両脇の時計と気圧計はオプションか後付け。















ギャリーもさりげなくカスタマイズ。











2口コンロはアルコールではなくプロパン。水は電気ポンプによる圧力式で、水道と同じようにひねるだけで出る。

Navステーション。












見ての通り、クォーター・バースはNavステーションと物置に特化し、スペースを大きくするためクッションは取り払ってある。

エレクトロニクスは満載。レイダーは Raytheon の24マイル(半径12マイル)型。VHFはIcom IC-M56、GPSはFuruno Navigator CA-220、左端はEPIRB。

写真には写っていないが風向・風速計、およびノット・メーター(対水スピード・メーター)はDatamarine Corinthian II。無論デプス・サウンダー(水深計)も付いている。外洋向けに付け足したいものはAISとSSB兼HAM通信機位か。

尚、自動操舵装置は昨日書いたようにスターンにウィンドヴェイン(ウィンドパイロット製パシフィック・ライト)を装着しているが、オート・パイロット(Raymarine ST-4000)も備えている。

STBサイドの個室ヘッド。

ここは普通。(しかしハウス側壁がどういう訳かこの部屋だけティーク張りではない。)












18年前の1GM10。

まだまだ活躍してくれそうだ。








黒い太いホースはD2ヒーターからの暖かい空気を室内に送り込む [キャビン暖房用(上から2枚目参照)]

ダルシ二アのバッテリーはハウス用2個、エンジン始動用1個の計3個。航海中はエンジンの発電機とスターンのタワー・ブリッジに付けた100Wのソーラー・パネルで充電している。

アウトフィットの充実したフリッカだ。尚、船籍はまだカリフォルニア。Latitude 38の広告では [US$30,000] に値引きされている。

(写真はいずれもPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
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2010年11月5日金曜日

メキシコのダルシ二ア

今バハ・カリフォルニアは 『バハ・ハハ』 の真っ最中。サンディエゴからバハ・カリフォルニアの南端、カボ・サン・ルーカスまで約800マイルを集団で南下する毎年恒例のセイルボート・ラリーだが、このフリッカは2006年版に参加した 「ダルシ二ア」。

同年6月、SF湾でのフリッカ・ランデブーの後、サンフランシスコからサンディエゴまで南下、バハ・ハハでは全航路を帆走のみで完走したことで知られる。

ダルシ二アのデッキはティーク張り。

真ん中の板(キング・プランク)に向かって魚の骨の様にきれいな曲線が並ぶ [ハーリングボーン式レイアウト] ではないが、それに遜色ないほど良くまとまっている。

高価なオプションだったため、ティーク・デッキのフリッカはあまり多くないが、やはり美しい。



スターボード側のサイドデッキ。

シー・フッドの上もティーク張り。フォアワード・ハッチもティーク製。












ポート側。

















無論コックピット・コーミングの上もティーク張り。

コーミング・ボックスも、コックピット・グレイティング(すのこ)もティーク。


最高級のオプションをくまなく駆使したフリッカだ。

クォーター・バースのコックピット側壁にはブロンズ製の開閉式ポートライトまで付いている。画面左端に見えるのは容量2ガロンのプロパン・ボンベ。

バハ・ハハの後、コルテズ海を北上、今は [サン・カルロス] に陸置きされ、売りに出されている。


US$35,000。特価と言える。(写真は同所で係留中の時のもの。)

尚、ダルシ二アには [ウィンドヴェイン] や軽油を燃やす [D2ヒーター] も付いている。

(写真はいずれもPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト (ダルシ二アは本日現在リストの上から3番目。)

2010年11月4日木曜日

STB タック (Video)

10月25日のセイリング、つづき。

ハンターズ・ポイント・ビル群の影に入って西風が5ノットに落ちたのでタックしてUターンした。



ビル群をクリアーして風がまたビルドアップして行く様子。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。

2010年11月3日水曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 12

コックピット下の様子。

左舷クォーターから見たところ。

奥に見える二つの孔はトランサムに開けた排水口。

以前のキャビン・ソールはそのまま残っているようだ。工事中のため木屑や埃が堆積している。










コックピット・ソールの排水口とトランサムの排水口。

後者はもちろん喫水線より上にある。





SFベイ・エリアは雨の降る季節に入った。










野天で工事中のため、取り合えず漏斗とビニール・ホースで雨水を艇外に流す仕掛けを作った。本番は左下に見える位のホースで繋ぐ。

***

コックピット後方の孔とトランサムの孔を繋ぐ方法は排水管も最短で済み、一番簡単な排水法だ。初期のPSCフリッカやオライオン27などで使われていた。しかし、オライオン27でメキシコを長期クルーズした男によると、追い波の時トランサムから海水が逆流してコックピットに入って来るので、そういう時はトランサムの孔に外から木のプラグを打ち込んだそうだ。

フリッカではその後、排水口をコックピット前方に移し、ホースをコンパニオンウェイ下で交差させ、下のハルに開けた排水口から水中に排出するよう設計変更された。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]

2010年11月2日火曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 11

前回、コックピット排水口の孔はコックピット前方、即ち [ブリッジデッキのすぐ下という理解] で書いていたが、実は孔の位置はコックピット後方である事が判った。

孔周辺部にさらにファイバーグラスを積層している。

興しろいことに、画面左の孔に見えるストレイナーは仮のものだったようで、コックピット・シート上にあるものが本装着用。










本装着用ストレイナーの拡大。

逆様に置いてある。これだけ段があるとフィットが大変そうだが、径の一番大きい部分はフランジとしてコックピット・ソール(床)上に残り、二段目から先が孔に入るようだ。

後方にあるのは [ホール・ソウ] で切り取ったソール。




ストレイナーをエポキシで接着固定。
















木のブロックで上から圧力をかけ密着させている。

どうやらこの時点ではストレイナーの円盤がソールより僅かに高いのでできる芸当のようだ。











これがコックピットの前方。孔は開いていない。








写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
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2010年11月1日月曜日

オープニング・ポートライトのレンズ交換 5

完成した大小各1個のポートライトの装着。

いずれも左舷側の元のポート(一等前と後ろ)に戻すのではなく、この日(10月30日土曜)新たに外した対舷のポート(一等前と後ろ)に装着した。

今回はポートライトを外した後、合板のパネルを嵌め込んでパテで隙間を塞ぎ、さらに外からポートのフレーム全体にビニールを掛けてテープで留める作業は無用と言う訳だ。

右舷一等前に装着したポートライト(小)。










防水キャメラが5日前のセイリングのスプレイで濡れ、レンズに水滴が付いたままだった。ずっとスイッチを切ってレンズが自動的にカバーされたままだったので複数の小さな水滴がそのまま中に閉じ込められていたようだ。気を付けねば。と言う訳でそれが画面に出てしまっている。悪しからず。

同、外から。

小雨でポートの外が少し濡れている。







右舷、個室ヘッドの中の大きいポート。










同、外から。












(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真