2015年7月11日土曜日

アメリカに帰って来たダルシニア 外観 STBサイド

昨日のポストで2015年4月にティーク・デッキをメンテしたばかりと書いたが、デッキだけでなくイクステリア・ティーク全てを手入れしたようだ。

ティーク専用クリーナーで塗られていたオイルを落とし、さらにコッパー・ウール(細い繊維状の銅を綿の様に形成したもの)で擦って汚れやオイルの残滓を除去し、水で洗い流した模様。

先端のバウスプリット、プルピット・プラットフォームから始まり、艇全体が明るくなった。






フォアデッキ、サイドデッキ、トウ・キャップ・レイル、フリーボードのラビング・ストレイクなど全てが明るい。




フォアハッチ、シーフッド・トップ、メインハッチ横のレイル、グラッブ・レイル(手摺り)、コーミング・トップのティークも同様。


コーミング・ボックス、コックピット・ソウル(床)のグレイティング(スノコ)も然り。






コンパニオンウェイ周り、さらに差し板までまっさらのティークになった。







自分のアイ・ボールで見れば目に染みるくらい清々しいに違いない。

(写真はPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年7月10日金曜日

アメリカに帰って来たダルシニア

元々サンフランシスコ湾に居たフリッカ。オーナーのランディが2006年秋バハ・ハハ・ラリー(サンディエゴ~カボ・サン・ルーカス: 本年度のサイトは [こちら] )に参加、続いてコルテズ海のクルーズを楽しんだ後現地で売りに出し、2011年頃他のオーナーの手に渡っていたダルシニア。

[2012年] 再び現地で売りに出ていたが、それから3年半近く新オーナーが現れた様子は無かった。ところが今月になり突然ロサンジェルスの港町サン・ペドロに現れた。アメリカに持ち帰った方が需要が高く売りやすいという判断ではないだろうか。

このティーク・デッキも今年2015年4月に板と板の間のコーキングをやり直し、ティーク・バング(板を留めているファスナーの上に詰めるティークのカバー)も詰め直したそうだ。


バハ(カリフォルニア半島)を南から北に向かうのは殆ど全路真上りの難儀なコースで、バハ・バッシ(Baja Bash) と呼ばれる。この1GM10 も大活躍したことだろう。

2011年2月、ランディがコルテズ海東岸のサン・カルロスで上架し売りに出していた時は [約$29,000] だったが今回は$36,900 。





2012年コルテズ海西岸(半島側)のラ・パーズで大幅なメンテを行い、2015年にもデッキを補修、この艇の充実した艤装・装備も考え合わせると決しておかしくない値段の様だが、果たしてロサンジェルスまで遠距離回航して来た努力は報われるだろうか。

(写真はPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
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2015年7月9日木曜日

セレニティー 7月4日土曜日の風 3 (Videos)

もう風が無くなることはない海域。



SF湾サウス・ベイは干潮からフラッド・タイドになるとこの様に海の色が薄茶色に変わる。海岸から1.5マイル以内の海域では岸に近い程水深が浅くなるので茶色の度合いも増す様だ。



この日はこのまま針路30度を保って湾の中央部にある本船用の海路マーカー1、2番のところまで行く。マリーナにあるヨット・クラブがシーズン中毎火曜夕方に行っている缶ビール・レースのコース。



復路。ジャイブ後真っ直ぐマリーナに向かう。針路210度。このコースはこの日は北西風だから往復ともリーチで楽々だが、南西風でのレースとなると復路のタックを何回何処で行うかで順位が決まると言っても良い。風12~13ノット、艇速4.1~4.2ノット。

マリーナまで0.7 マイル地点まで来るとまた風が落ちた。しかし、帰港後4:30PM 頃になるとマリーナ内でも25+ノットのガストが吹き始めた。どうやらこれから夏らしくなって行きそうだ。今年は何時まで待っても風が無いので早く来て早く帰ることを続けて来たが、ひょっとしたら来週あたりから風がビルドアップする2:00PM 位に出航する普通の夏に戻れるかも知れない。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年7月8日水曜日

セレニティー 7月4日土曜日の風 2 (Videos)

程なく東風が消えて殆ど無風状態。風の変わり目に到達したのだ。この機にセイルをタックしてポート・タックに。



ところでセイルを揚げていない状態でも横風が当たるとフリッカはバウを風下に押される。それはデッキが前に行く程競り上がって高くなっているからだ。同様にメインスルなしでヘッスルだけ揚げている場合、この様に微風だと目に見えてバウが風下に押される。このビデオはちょうどそういう状態。

元々セイルボートは自分の目標とする方向より幾分風下に流されること、つまり Leeway(リーウェイ)というものを避けられないが、これはそのリーウェイが極端に大きい状態と言えるだろう。バウを押されて針路60度以上となったが、いっそ風を少しでも多く取り込んでみようとさらに120度(東南)とした。フラッド・タイド(入り潮・上げ潮)が始まった頃なので潮も押している。

しかしポートサイド前方の海面が30フィート程先からザワつき始めた。本格的な風の吹き始めだ。



トップのビデオから僅か10秒後、5~6ノットの風が北北西から吹き始めた。これ程の風になるとヘッスルのみの場合でもバウを風下に押す力よりも艇が前進する力の方が間違いなく大きくなり、艇の舵が良く効く。針路を再び30度に取る。と思う間もなく風はラル(強弱の周期の中弱い方、つまりパフの逆)になり、また60度になる。



2本目のビデオからさらに10秒後、風が再び吹き始める。今度は前方の海面一帯に小波が立っていると思う間もなく、頬を心地良い風が撫で始める。西寄りの北西の風。針路30度。対地艇速はまだ2ノットだがようやく本格的な帆走に入って行く。マリーナから北東0.72マイル地点。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2015年7月7日火曜日

セレニティー 7月4日土曜日の風 (Videos)

独立記念日、7月4日の土曜日。この日の予報は8~12ノット。しかし今年はそういう予報でも殆ど裏切られているので、この日もドリフターを仕込んで出航。ところが驚いたことにマリーナ出口に近づくと15~17+ノットも吹いているではないか。メインスルはカバーすら外していない。ヘッスルはジブの上にドリフターを乗せているのでジブを揚げるとなると手間がかかる。やっかいだな、と思いつつとにかく外へ出た。



南風が12ノット程に落ち着いた0.2マイル地点でヘッドアップして(バウを風上に向けて)ドリフターを揚げる。北~北東1マイル沖の艇たちを見ると殆どヒールもしていないのでドリフターでちょうど良いだろうと判断。2:30PM を過ぎてから仮に15~17ノット吹いてもこのドリフターは20+ノットの風も体験したことがあるし、大丈夫だろうという判断。ところが揚げて間もなく風はどんどん弱くなり、0.3マイル地点ではご覧の通り殆ど無風状態。風向もあっちへこっちへと変わり目まぐるしい。



5~6分待って状況に変化がないのでエンジンをかけ機帆走で北東に向かう。先刻北東1マイル沖に居た艇たちが結構な足で帆走して行くのが見えたからだ。



0.5マイル地点でデッド・スポットを抜けた。風はまだ3.7~4.5ノットだが風向がおよそ東からに安定して来たのでエンジンを切って帆走。針路30度。

ここで北東方向前方にいる艇たちがポート・タックで走っているのが見える。もう少し行くと風は北西に変わる様だ。夏のSF湾は北西~南西(特に西~南西)風が定番だ。希望が持てる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2015年7月6日月曜日

ハワイのエルリーライ

ハワイのフリッカだが、艇名の Elilai はパラオ等に見られる花の名前に由来している。Elilai は日本語ではローマ字読みにしてカタカナでエリライと書かれる例が多い様だが、そう書くとどうしても関東のアクセントで最初のエが強く読まれてしまうだろう。パラオ語や英語では真ん中のリーを強く読む。とこの様な説明無しにカタカナ表記する場合、エルリーライと書いた方が日本(関東)の人々が読む場合、原音に近い発音になるだろう。

前置きが長くなったが、この艇は米西海岸から1990年代に太平洋を渡って来たのだそうだ。

長くて頑丈そうなカスタムのバウスプリット。

ティークのメイン・ハッチも実に良く手入れされている。


センター部分がH字型になった特徴的な初期PSC艇のスターン・プルピット・レイルには細長いソーラー・パネルが装着されている。

船外機はヤマハ8馬力。








左舷ハインド・クォーターに書かれた艇名。







実はこのスペルは人名にのみ使われるスペルで、花の名の場合 Chelilai と綴るのだそうだ。頭の Ch は発音せずサイレント、従って読みは同じくエルリーライとなる。

今一つ映りが悪いが室内写真2枚。

コンパニオンウェイからのショット。






この艇もヘッドがVバースにあるオープン・レイアウト型。未だコンプレッション・ポスト(柱)が付いて来なかった頃の艇なのでその分広々としている。

Vバースから後方を望む。

個室ヘッドが無い分セッティー(座るところ)が長い。





個室ヘッドの無い艇ではこの様に配電盤を初めとするエレクトロニクス類は右舷側。一方左舷側バルクヘッドにはコンパスが見えるがもう一つは何だろう。

(写真はPSC製434艇中083番目 Elilai です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年7月5日日曜日

ワシントン州の1978年製フリッカ

どうもアンカーをバウからではなくSTBサイド中腹から下ろして錨泊中の様に見える。ポートライトは真円形。

右舷側バウ・チョっク辺りに大型クリートを設置してあるのが目を引く。

恐らくポートサイドにも同じ物を仕込んでいるのだろう。





フォアデッキには日本のアキレスの品と思われる少し古い型のインフレイタブル・ディンギー。長さ約8フィートだがフォアデッキに膨らませたディンギーを載せているフリッカは初めて見た。載せようと思えば出来るものなのだなと感心。揚げ下げにはステイスル・ハルヤードを利用するのだろうか。

バウスプットは昨年スプルース材で新作。スタンディング・リギングも換装用に新品のセットを用意しているそうだが換装自体は未だ。また個室ヘッド・スペースはあるもののヘッド自体は無いそうだ。エンジンは1GM10。

この艇は2週間程前、craigslist シアトル版に載っていた。過去1年この若者がリブ・アボードして来たと言う。今回売れなかったらこの艇で外洋航海をするつもり、との事だったがどうやら売れてしまった様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共不詳、1978年製のフリッカです。)
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