2011年6月7日火曜日

セレニティー進水(1984年) 2

リフト・オフ。昨日の2枚目の写真と時間が前後するが、出荷用船台から吊り上げたところ。船台のサポートが当たっていた場所にまだ船底塗料が塗られず白いまま。

クレーンのストラップはこれから塗らなければならないその部分を避けて、かつできるだけそこに近い場所にセットしている。


言うまでもなく出荷用船台は造船中にも使われていたもので、艇の重量をバランス良く支える最良の位置にサポートがある。吊る時も同じ位置にストラップを掛ける。

サンフランシスコ・ボートワークスのワーカーたちが [トラヴェリフト] を使って上架した際のストラップの掛け位置を確認してみたらサポート・ポイント(フック・ポイント)はぴったり的を得ている。さすがにプロだ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・スペックのページ

2011年6月6日月曜日

セレニティー進水(1984年)

今年4月、セレニティーの初代オーナーと連絡が取れた。その人物が35mmフィルムのカラー写真に収めた進水の様子を送ってくれた。経年劣化で変色/退色している点は請うご容赦。

当時パシフィック・シークラフトは南カリフォルニアのサンタ・アナにあった。

これはそこで完成した艇を南隣りのニューポート・ハーバーに運んでまさにクレーンで吊り上げようとしているところ。



艇名、ホームポート、ストライプ、スクロールワークの色がブルーではなく、ピカピカのブロンズに合わせてゴールドなのが興しろい。後年ブロンズがパティナを発生して緑青色になってからパティナ・ブルーに塗り直したのだ。

出荷用船台のサポートで隠されていた部分に船底塗料を塗っている。






(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2011年6月5日日曜日

揚錨して帰途につく

ベイブリッジのイースタン・スパンの下(週日は架け替え工事のため通行禁止)を北から南にくぐって帰る。8時過ぎには出航した。タイミング良くフラッド・タイド(満ち潮)に乗って帰るためだ。

3.5ノット程の潮流で瞬く間にSF湾サウス・ベイに入る。









手前が現在の橋。向こう側が新しい橋。新橋はもう少しで繋がる。








ちなみにこの架け替えは地震対策のため。










ヤーバ・ブエナ・アイランドの南側。黒い船が停泊しているところはコースト・ガード・ステーション。





ウエスタン・スパンの方はゴールデン・ゲイト・ブリッジと同じような吊り橋。こちらの架け替えは無い。吊り橋は長持ちするらしい。


この朝は視界が極めて良く、肉眼ではベイ・ブリッジの下に赤いゴールデン・ゲイト・ブリッジがはっきり見えた。




写真では確認しにくい。残念。

尚、クリッパー・コウヴでの錨泊は水深約20フィート、スコープ(水深対アンカー・ロードの長さの比)は約1:5とした。

出したのはチェイン45フィート、ライン(ロープ)50フィート。このため [スナッバー][ブライドル] は使わず、ラインを直接フォア・クリートにヒッチした。






(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ

2011年6月4日土曜日

爽快な朝

朝6時頃目覚めても寒くなかった。コンパニオンウェイを開けても信じられない暖かさ。

ベイブリッジから昇る朝日。











昨日とは打って変わって快晴。

早朝ながらデッキはカラカラに乾いている。朝露がない。




天国に居るような心地良い海上の朝だった。










朝食はいつものフルーツ・サラダやナッツ。ミルクを暖めたり、ドリップ・コーヒー用のお湯を沸かすにはこの火力の強いプロパンが役立った。












(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー・フリッカ・グループ

2011年6月3日金曜日

アンカー・ライト

目下のところセレニティーのマストヘッド・ライトは壊れている。アンカー・ライトは単三電池3個の全周LEDライトを掲げた。

幾分暗くなり始めた頃、バージーやコータジー・フラッグ、信号旗などを揚げるラインに吊るして掲揚。














LEDの真っ白なライトは視認性抜群だということに気付いた。他艇の通常のライトはLEDに比べるとぼやけて目を引かない。(中には点灯しない艇も居るが、我が身の安全のために点けるべき。)

無論LEDは省電力でもある。今回は翌朝6時くらいまで9時間半ほど点灯していたが、光は全く弱くなった様子がなく、乾電池も消耗は見られずまだ新品同様。


マストヘッド・ライトを修理する時(そこまでの配線も27年物なので換装の要あり)はLED以外は考えられない。

しかし、室内は別。LEDは寒々しくて寛げない。やはりランプの暖かい光に包まれる方が良い。





灯油ではなくパラフィン・オイル(言わば液体の蝋燭)を燃やしている。殆ど無臭で、煤も出ない。これを点けるとランプの上は熱くて手を翳せないほどで、キャビンも暖まる。プロパン暖房機は無用だった(サンフランシスコの夜や朝は夏でも寒い)。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2011年6月2日木曜日

時の移ろい

夕方の光は刻一刻と様子を変えていく。この日は雲行きのせいもあり変化が増幅されたようで、観ていて飽きることがなかった。

5月の緑の島から70~80フィートと離れていない。静かで落ち着いた時間が流れて行く。





ところでいくら島に近くてもバウ・アンカー1本で停めた艇はこの写真のセレニティーのように風に振れて向きを変える。



しかし水深5フィートの所に停まっているこの2杯のセイルボートは例外。スターン・アンカーを打っている様子もないが釘を打ったようにびくともしない。キールが海底に付いているのだろうか。

マニエリスムか、バロック的な空。









反対側の東南東方向にも明るい色が見えてきた。








と思う間もなく雲の流れに合わせてブリッジ架け替え工事中の部分だけに水平線に近い太陽の光が当たる。



程なく8時20分位に沈む夕日。あと3週間で夜9時半近くまで明るい、一年で一番夜の短い日が来る。




(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2011年6月1日水曜日

コウヴ、10分後に雨上がる

クリッパー・コウヴと言う名前が付いたのは昔その名を世界に轟かせたパン・アメリカン航空が、ここに [クリッパー] と呼ばれる飛行艇を駐機させ(トレジャー・アイランド側にターミナルがあった)、サンフランシスコとホノルル等を結んでいたからだ。ここはまさに水上空港だった訳だ。

小雨が上がろうというところ。











ここはサンフランシスコ湾では一番穏やかな錨泊地として知られる。1泊なら届出不要で無料。週末2泊なら向かいにある小さいマリーナ近くの市TIDA事務所に電話、またはウェブサイトから届ける。3泊以上は事務所に足を運んで許可証をもらう必要がある。このシステムは今年3月頃施行され、近年置き晒しの長期不法係留の30艇程に占領されていたコウヴがまた普通に使えるようになった。

バウスプリットが伸びている方向は北西。夜の風は大抵この方向から吹く。







サンフランシスコ・ダウンタウンはちょうどセレニティーのフォア左舷方向(西)。

北方向。手前は錨泊艇、奥は小さなトレジャー・アイランド・マリーナ。







トレジャー・アイランドは1942年以降数年前まで米海軍基地だったが基地が閉鎖になり、土地はサンフランシスコ市に返却された。

これらの建物は海軍基地当時の格納庫など。建物の背景にある遠方の岸(北東)はバークリー辺り。




東側、コウヴの入り口。











ベイ・ブリッジ、イースタン・スパンを渡るとオークランド。









曇っているので暗く感じるが、この時まだ4:30PM頃。そろそろディナーの時間かな。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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