2009年4月7日火曜日

木製スパーのフリッカ

マストやブームを総称してSpar と呼ぶ。このフリッカのスパーはスプルース材。

ギャーフ・リグのメインスルにはブームが上下計2本ある。これは下のブーム。

この艇ベン・メイン・ジュニアはフリッカ・フレンズの前エディターがクルーとして乗っていた(今でも乗っている)ので、フリッカ・フレンズにメンテのことや各地のクルーズを話題に何回も登場している。⇒ [例] 。








2本のブームの中、上のものをギャーフ(Gaff)と呼ぶ。ギャーフ・リグの名前の由来だ。



Gaff Rig で検索するといろいろ図解の載ったサイトなど出て来るが、[このサイト] にはギャーフ・リグのセイルボート(ギャーファー)の写真コレクションがある。

(写真はPSC製434艇中315番目 Ben Main, Jr. です。)
⇒フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年4月6日月曜日

ギャーフ・リグ、カター仕立てのフリッカ

ギャーフ・リグと言えばセイルの色は圧倒的にタンバークが多い。セイル素材は化学繊維に変わっても伝統のラインには伝統の色が似合う。ヘッスル2枚のカターではなおさらだ。

この艇は1982年製。スティーブ・グリサンティというアメリカのクラシック・カーのリストアで比較的良く知られた男が、自分のフリッカを徹底的にリストアしたもの。名前は 『ハーモニー』。 2、3年前に売られてしまったのでその後名前が変わったかも知れない。

風は5~6ノットくらいか。





パワーボートのフライ・ブリッジ(とアメリカでもそう呼ぶ人が多いが正式名称は「フライング・ブリッジ」)から撮ったのだろう。


レイルはティークではなくアルミニューム。ギャーフ・リグながらこの艇はマストもギャーフもブームも全てアルミ製だ。

マストが低く、スプレッダーが無く、シュラウドが各舷2本づつしかない、ギャーフ・リグ特有のプロファイル。



しかしノー’スター製ギャーフ・リグに比べるとブームが短い。

尚、木製のバウスプリットは特に雨の多い地方では年を重ねるとだんだん腐ってくる。そこでこの男は車のリストアを業とするだけあって、自分の溶接工を使い、アルミ製のバウスプリットを造って取り付けた。その詳細がフリッカ・フレンズで [紹介されている] (4~7ページ)。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1982年製 Harmony です。)
⇒ USヤフー!フリッカ・グループ

2009年4月5日日曜日

続・鳥払い

数日前、CDをぶら下げた鳥払いの話を載せた。その翌日、[ビデオ] をもっと分かりやすいものに入れ替えておいた。

このCDをぶら下げてから2年半、効果は抜群。しかし、書き忘れたが、セイル・カバーの上はもうひとつ工夫が要る。セレニティでは鳥がカバーの上に止まらないように、メインスルのカバーの上もジブのカバーの上にも、両端にラニヤード(細紐)を結んだテグスを張ってある。

カバーの上に止まろうとした比較的小さい鳥はこのテグスが見えないのか、テグスに触れてびっくりして飛び去る。


びっくりしたらもう近づかない。ということで、これも効果あり。

もうひとつ。鳥は足場のグラグラするところには長く止まれないのでそういうところは避ける。




ヨットのライフラインはピンと張った状態にしておくと格好の止まり木になってしまう。なので、緩めた状態にしておくと効果はてきめん。セレニティでは以前ドック側のライフラインだけ良く止まっていたのでそれだけ緩めてある。

尚、テグスはピンと張っていてもブームの長さ分もあると、比較的大きな鳥が止まってしまうと下に沈む。沈み込んでカバーに密着するようでは張っている意味がないので、カバーの上5~7cmくらいの所に張っている。これでテグスに止まろうとした鳥にとっても居心地が悪くなっているようだ。

このCD+テグス+ライフラインの緩め、で鳥のフンの被害は99.5%以上なくなった。

(写真はPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
⇒フリッカ・ホームページ

2009年4月4日土曜日

帰路 (Videos)

SF市街を背に、WNWからの風で南へ向かう。まずはウェザー(風上)サイド。



このオリンパスのバカチョンは防水なのは良いが、画質は見てのとおり。縦のピンクの線はこのカメラに特有のものではない。キラキラ光るものがあると出る。下はリー(風下)サイドの様子。



(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
⇒Flicka20_Japan

2009年4月3日金曜日

続々・シーズン近づくSF湾 (Videos)

メインもジブも今年25年目のオリジナルのセイル。今年もこのセイルたちに頑張ってもらう。市街地へ向かって北上中。



下のビデオはキャビントップからの眺め。メインはシングル・リーフ。フルの時と比べるとスピードやヒール角がかなりゆるくなっている。



(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
⇒Flicka20_Japan

2009年4月2日木曜日

クランズ・アイアン

バウスプリット先端にあるクランズ・アイアン。アイアンと言ってもフリッカの場合、錆び付かないようにブロンズ製。

四角のバウスプリットも先端だけがクランズ・アイアンを受け入れるために円くしてある。そこに指輪のようにはまる。




クランズ・アイアンは上下左右に分厚いヒレがついていて、下にはボブステイ、左右にはそれぞれウィスカー・ステイ、上にはフォアステイが取り付けられている。ということは以前にも書いた。

上のヒレには孔が二つあり、通常後ろの孔にフォアステイを装着、前の孔は [アシメトリカル・スピネイカー] のタックをペンダント・ラインで取り付ける。

この艇はパシフィック・ノースウエスト、ワシントン州シアトルのフリッカ。スピネイカーは使わないのだろう。クランズ・アイアンの前の孔にフォアステイを付けてある。(別艇別アングルの写真は[こちら])。

スピネイカーのハルヤードを通すアイはマストヘッドの前面、フォアステイより前方(外側)に溶接で装着してある。従ってスピネイカーのタックはクランズ・アイアンの前の孔を使わないと、艇をタックさせる時、スピネイカーを舷から反対側の舷にスムーズに回せない。

***

尚、バウ・プルピットのプラットフォームの色が違うのは、ポート側には既にセトールが塗ってあり、スターボード側は生地は洗浄して準備してあるものの、まだ塗布前の状態だからだ。これはその比較のために撮った写真。

(写真はPSC製434艇中340番目 Toucan です。)
⇒Toucanホームページ

2009年4月1日水曜日

続・シーズン近づくSF湾 (Videos)

バウ・ウェイブも元気が良い。



この日は長いオフ・シーズンの終わりらしく、目に触れただけでも30艇ほどがセイリングに出ていた。シーズン中でもこれだけ多く出る週末は珍しい。



(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
⇒Flicka20_Japan