2009年3月31日火曜日

3枚羽根のフォールディング・プロペラ

1980年代フリッカの標準装備プロペラは固定式2枚羽根だ。(90年代でもそうだったかも知れない。) 3枚式固定羽根はオプションだった。

帆走中、少しでも水の抵抗を少なくするために稼動していない時は羽根を折り畳んでいるフォールディング( )プロペラ。これにも2枚式、3枚式とあるが、今日は3枚式の話。

3枚式の利点は2枚式に比べて推進力が強く、特にバックの時にパワーがあること。





この写真はこの3枚式の利点と、水の抵抗を少なくするフォールディング( )プロペラという利点を兼ね備えた、イギリスのダーグロー社製JFプロペラ(設計はスウェーデンらしい)。詳しくは [こちら]**)。問題は値段。1個$1500位だが3個以上まとまると20%割引してくれるらしい。

* 後日註 1: このダーグロー社製品は羽根を折り畳むフォールディング式ではなく、抵抗を少なくするために羽根の向きを変えるフェザリング式の様だ。
** 後日註 2: 2014年5月にチェックしたところダーグロー社サイトからJFプロペラというブランドは消えてしまっている。同型はリンク先から Propellers > FeatherStream をクリック。JF から FeatherStream になって、羽根部分がブロンズではなくSS製になった様だ。

(写真はPSC製434艇中423番目 Caraway です。)
キャラウェイ・ホームページ

2009年3月30日月曜日

鳥払い (Video)

取り払い、じゃない、鳥払い (バード・スケアー Bird Scare) は言ってみれば、カカシ。マリーナに係留中、数々の水鳥に加え、カラスや鳩など、ボートに糞を落とす生物を近づけないためのもの。



CDを2枚張り合わせ、両面とも光るようにし、ラニヤードをつけ、ライフラインなどから吊るしておく。鳥はこの光って動く物体が自分よりも大きい鳥の目に見えて近づかないらしい。 付けてから2シーズン、フンの被害は99%無くなった。最低でも半年に1回はCDを交換し、輝きを保つ必要がある。雨の多い地域では交換頻度がもっと高いかも知れない。セレニティでは12-13箇所に設置してある。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
Flicka20_Japan

2009年3月29日日曜日

シーズン近づくSF湾 (Videos)

3月28日、今月最後の土曜日のセイリング。まだ本格的ではないが、午後には夏パターンの西風となり、充分デイ・セイリングを楽しめた。



10-12ノットの風を受け、フル・メイン、フル・ジブで帆走中。艇速4.7ノット。



(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
Flicka20_Japan

2009年3月28日土曜日

Nor'Star - Westerly フリッカ

今日のフリッカも昨日の艇と同様、ノー’スター+ウェスタリー製。

ウッドのキャビンの造りは全く同じ。この艇が1975年製だから昨日の艇もその頃か。




キャビン内のニーとバルクヘッドがマストの荷重を支えている。(PSCは1977、78年頃に生産開始。)

ノー’スター+ウェスタリー製フリッカの特徴あるコックピット。コンパニオンウェイ前のブリッジ・デッキとスターンデッキの幅が際立っている。

この造りとコックピットの大きさそのものが当時の30フィート級のクルージング艇(例えばアメリカで最初にファイバーグラス艇を造り始めた、オレゴン州ポートランドにあった 『キャスケイド』 製ヨット)に大変似ている。

スターン横のスクロールワークはバウのものと同じ。

この写真で興しろいのはセイルを降ろしている時やリーフを入れる時にマストを載せる特製(?)のブーム・ギャローズ。横木の色が暗くてこの写真では見づらいが、通常アーチ型のギャローズが水平の角型。しかも前後のサポートのないパイプ・レールの上に立っている。

上からの荷重だけなら大丈夫だろうが、前後からのあらぬ衝撃には耐えられないのではないかと心配だ。

タンバーク色のセイル、ギャーフ・リグ。マストとブームはスプルース(マツ科トウヒ属)製。







第二次大戦中、ハワード・ヒューズが 『スプルース・グース』 という747よりも大きなプロペラ機を造ったのも同じ材木だった。

(写真はいずれもノー’スター製20艇中、番数未確認、1975年製 Oemai です。)
フリッカ・ホームページ

2009年3月27日金曜日

リブ・アボードのフリッカ

特に長期クルーズに出ていなくてもマリーナでヨットに住み着いている人たちがいる。艇に住むことや住んでいる人のことを Live-aboard というが、フリッカは20フィートでも結構リブ・アボードしているオーナーは多い。

このフリッカはPSC製ではなく、それに先立つノー’スター製。








ノー’スター製は20艇しか造られなかったが、まだ殆どが残っているのだろう、あちこちに良く登場する。ノー’スター製のフリッカといっても、ノー’スターはハルを造っただけで、後はやはり南カリフォルニアにあったウェスタリーという会社に任せていた。

ウェスタリーの作ったキャビンはすべてウッドだ。ウッドならではで、ボート・フックも天井に取り付けるように収納してある。セッティーの背もたれの裏にあるスペースを利用した収納へのアクセスとして整然と並んだ楕円形の開口部が良い雰囲気を醸し出している。

暑いフロリダのこと、セッティーには生活の臭いのする冷蔵庫や扇風機が置いてある。



ギャリーには電子レンジ、それにとてもセイルボートの中とは思えないランプ・シェイドもあったりして、コージーな棲家という感じがする。


フリッカは天井が高く(180センチ位)キャビン内の居住性が高いので、小型艇でもリブ・アボードには向いていると言える。これも長期クルーズで乗員を疲れさせないフリッカの特長のひとつだ。

(写真はいずれもノー’スター製20艇中、番数未確認 Bully です。)
フリッカ・ホームページ

2009年3月26日木曜日

土曜日のウォーム・アップ・セイリング(Videos)

先週末のセイリングの続き。



頭上を通るSF空港からのジェット機がちとうるさい。海上10cm位に置いた手持ちのキャメラで撮影。潮を被っても防水なので気楽。



艇のずっと後方に見えるのがサンフランシスコ市街。湾を南東へ向かっている。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。) ⇒Flicka20_Japan

2009年3月25日水曜日

地中海のキャラウェイ

この艇はこれまでも度々登場したフリッカ・ホームページ管理人アンガスのフリッカ 『キャラウェイ』 。

ファクトリー製より30cmほど長い特製バウスプリットをつけているので、ヘッスル(これはジェノア)も大きくできる。



メインスルとポール出ししたジェノアのウィング&ウィングで追い風を目一杯受けて、快調にランしている。

こちらはジェノアを巻き、代わりにステイスルを揚げ、クロース・ホルドで風上に向かう同艇。このステイスルはイナー・ステイにハンクするのではなく、セイルのラフ(先端の辺)にステンレススティールのワイヤが入った、いわゆる『ワイヤー・ラフ』のステイスル。

通常このタイプのステイスルはハルヤードをキチッと引っ張っても、ハルヤードの伸びのため今ひとつ張りが足りず、パフォーマンスに影響する。



そこでアンガスはこのセイルのため [ダイニーマ(Dyneema)] のハルヤードを購入した。これで思い切り張り上げることができるようになり、上り角も稼げるようになった、という。バルクヘッドにある風向計(アパレント・ウィンド=見かけの風の角度)を参照 = 写真はクリックすると拡大。

(写真はいずれもPSC製434艇中423番目 Caraway です。)
フリッカ・ホームページ