2012年11月22日木曜日

レベッカ オン・ザ・ハード 1

一見して分かるのはフル・キールのフリッカに対し、兄弟艇アリグラは3/4のカッタウェイ・キール風だという事。つまりキール先端部が少し削除されている形。

これでコース維持性能などフル・キールの良さをキープしつつ、タックもしやすくなる。




尚、フル・キールやカッタウェイ・キールのような前後に長いキールの艇はドラフト(喫水)が浅くキールもハルに統合されているので、喫水の深いフィン・キール艇などが入れない浅い海域でも航行可能で、仮に座礁したとしてもキールの付け根が損傷して浸水などという事は無い。クルージングに向いている理由のひとつだ。

外付けラダーもクルージングに向いている。









万が一この部分が座礁してもラダーが上にポンと上がって外れるだけで損傷はない。アクセスが良く、必要な場合外せるのでメンテも簡単。

キールとラダーのバランスも良い。(ちなみにラダーの喫水下の面積は艇の用途やハルの形状等、艇の特性に対応して [計算] する。)

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ フリッカのリグ

2012年11月21日水曜日

セレニティー アルミ製テーブル・サポート装着

装着はテーブル側から始めた。

ロード・ポイント(負荷を受ける軸の部分)が木の脚を立てた場合のおよそ中心に来るように装着した。




壁側の装着位置は上の横木と金具の天辺の間が3インチ弱。

ここまで上げないと畳む時サポートが折り曲がり切れない。








尚、 [メーカーのカタログ] (435ページ)では装着はこの写真と上下が逆、装着金具の向きも外向きではなく内向きになっている。セレニティーでシリンダーの向き、装着金具の向きをこのようにしたのは (1) テーブルを降ろす時の使い勝手、(2) テーブルは厚いのでネジ2本でしっかり固定できるが、ギャリー側の壁は大変薄く、ネジ4点支持の方が安心、(3) テーブルを広げてセットしてある時の負荷のベクトル(方向)から言って金具は外向きの方が強く対応できるはず、との理由から。

テーブルを畳む時はサポート基部側に指をかけておいてテーブル右端を少し持ち上げる。






つっかえが外れた状態でテーブルを降ろすとサポートが収縮開始。








テーブルを降ろし続ける。











同上。













サポートが完全に収縮した状態で基部が折れ曲がり続ける。








そのままテーブルは降り続ける。

このまま壁と平行になるまで降りる。

尚、テーブル側の装着がもっと内側だったり、壁側の装着がもっと下だったりするとある角度で止まってしまい垂直にならない。







テーブルをセットする際はテーブル右端を持ち上げるだけ。テーブルが水平になるとカチッと音がしてつっかえがセットされる。

上から2枚目の写真で分かるようにこの種のサポートとして最適の45度からは程遠い。この状態でカタログ値の55kgを支えるのは無理ではなかろうか。テーブル以外の荷重(テーブルの上に置く物の重量)はせいぜい最大10kg、安全圏はその半分程と心得た方が良さそうな気がする。今まで何ともなかった思わず手を突いて立ち上がるなどの行為も避けようと思う。しかし食事をしたり、ノートブックを使ったり等の軽作業には充分使える。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのスペック

2012年11月20日火曜日

セレニティー アルミ製テーブル・サポート装着準備

これまで活躍してくれた木製の脚用受け板をテーブル下面から外す。

ファクトリー製の脚を差し込んでテーブルをセットしてあるところ。

反対側のキャビン・ソール(床)にはブロンズ製金具で囲われた小さな穴が開いていて、脚下端部の小さな突起を差し込む。

太い脚が垂直に立っているので仮に100kg の荷物をX個テーブルに載せたとしてもビクともしない程強い。



尚、受け板に付いている黒い物はテーブルを降ろした時壁に留めるための [ベルクロ] 。 これも外して代わりに後日キャビネット用キャッチを付ける。

受け板自体が厚いので1インチ木ネジで留めてあった。









受け板を外した跡。

















この脚と受け板はまた将来使うことが無いとも限らない。

このまま家のガレージに眠ってもらう。



(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、今月編集者が以前の人物に戻り、復活することになった。復活版第1号はこのリンク先にも高画質のファイルがアップロードされる予定だが、現在画質を落としたものがアメリカ・ヤフー・グループの 『ファイル』 に入れられている。)

2012年11月19日月曜日

レベッカ 個室ヘッドと暖房機

今までの室内写真で分かるようにこの艇には左舷側個室ヘッド(トイレ)入り口ドアのアフト側にForce10ストーブ(ヒーター)が付いている。

オレゴンのフリッカに装着のものと [全く同じ] 。
















一番フォアにあるポートライトの位置も個室ヘッドの位置と絶妙にマッチ。(右舷側の棚とそこにあるポートも然り。)

無論、この1個をマッチさせるだけでなく、艇のポートライト全ての位置や大きさのバランスをハウス全体に対して考えなければならない。このように苦労したあとさえ感じさせずに外観と内観をうまくマッチさせるのはデザイン上、結構技術的センスを要する。




特に広いヘッドではないが、充分なスペースを確保している。







(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2012年11月18日日曜日

レベッカ Vバース


奥のVバース手前左舷側に個室ヘッド、右舷側に引き出し付きキャビネット。






つまりマストからの荷重を支える [マスト下のアーチ] を両舷ともバルクヘッドでサポートするうまい造作。

右舷アフト側バルクヘッドに貼られた造船所の銘板。








造船所はノー’スター (Nor'Star) 製フリッカのデッキ及びインテリアの造作を担当していたロサンジェルス近郊のウェスタリー (Westerly) だ。艇種は無論アリグラ。製造年1984年。艇名とオーナー名の各欄は空白。この艇はオーダーが入ってから造船されたものではなく、とにかく1艇造ろうということで日の目を見たデモ艇だった可能性もある。

Vバースのフィラー・クッションは外してあるが、フィラーの部分がフリッカより一段高い。

アリグラのヘッド・ルーム(キャビンの高さ・深さ)は6フィート6~7インチはありそうだ。









Vバース両舷はティーク張りだが、棚の無いシンプルな造り。








正面はチェイン・ロッカー。










(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。

2012年11月17日土曜日

レベッカ ポート・サイド

この艇のポートサイド・セッティーはちょうど個室ヘッドの付いたフリッカのセッティーの2倍程の長さ。そのままバースになる。

コックピット・シート下(ブリッジ・デッキ下)のスペースにはここからアクセスできるようだ。




そのアクセス口の横にあるシンプルな配電盤にはバッテリー切り替えスイッチも見える。画面右はVHF。



背もたれにはやはり蝶番が付いている。こちらも引き上げてもうひとつバースを作れるのかも知れない。

その上のポートライト。

キャビン・ルーフと側壁の継ぎ目から水がリークして走った跡が二筋。




フォア側のポートライト。

こちらはポートの下に幾筋ものリーク跡が見える。




オイル・ランプの付いた壁の向こうは個室ヘッドだ。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2012年11月16日金曜日

レベッカ スターボード・サイド

ギャリーに続くセッティー部分。

ポートライトはフリッカのものとは形が多少違うがやはり変楕円形。

全てフリッカの一等アフト側にある大型ポートに匹敵するサイズ。







両ポートとも周りに激しいリーク(水漏れ)跡が見える。リベッド(一度取り外して装着し直し)すべきだろう。

セッティーをバース(ベッド)にする時はフォア側の壁板を取り外して延長し、足先を収納できる。




背もたれには蝶番が付いており、上に引き上げて子供用バースになる。






バルクヘッド面の昔のカセット・デッキ+ラジオはともかく、ハル裏側のチェインプレイト装着用スルーボルト・ナットの列に注目。

これならチェインプレイトのメンテもやり易いだろう。








(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Rebecca です。)
⇒ フリッカ・データベース